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ドラマ「こちらブルームーン探偵社」に学ぶケンカの時の英会話 @ [英語学習系独自まとめ]


ドラマ「こちらブルームーン探偵社」に学ぶケンカの時の英会話 @ [英語学習系独自まとめ]
管理人@博士ちゃんねる
あ、イカン、また映画の記事が2回続いてしまった…。しかしこちらは英語学習用の記事ですので、どうぞお間違えのないように…。

…と白々しい言い訳しながらお送りする、映画翻訳記事。
今回は映画ではなくてドラマなのですが、80年代の大人気ドラマ「こちらブルームーン探偵社」より。
もうそろそろ、このドラマ知ってるひと自体が少なくなってきたかもしれない…。
あらすじ&ドラマについて
マディは元人気モデルで巨万の富を築くが、会計士の裏切りにあって、全財産を失う。手元には、屋敷と税金対策のためによく見ずに買った赤字の探偵社しか残らなかった。
屋敷を維持するため、なんとしても経営を軌道に乗せようと張り切ってやってきた探偵社には、ちゃらんぽらんな重役のデイヴィッドと、やる気のない従業員ばかり。
頭の痛いマディをよそに、いつもバカやってるデイヴィッドであった…。
Title theme & opening, Moonlighting「こちらブルームーン探偵社」は85年~89年までにアメリカで放送された人気コメディドラマ。原題は「Moonlighting」で、アル・ジャロウの歌う同名の曲で始まるオープニング・クレジットが懐かしいですね。
このドラマは探偵ものとしての要素はすごく薄くて、サスペンスもミステリーもほとんどありません。
マディとデイヴィッドの、超早口のマシンガントークによるセリフ回しが最大の魅力なのですが、ふたりとも同時に喋るからもーわけがわからない。翻訳ではその魅力を伝えるのが難しいドラマです。

2ndシーズンの冒頭、収録が短すぎたから…という理由で、ふたりの挨拶を入れてみたり(やはり口論になる)、シーズン最後には、車で去っていくふたりの後ろで、スタッフがセットを解体してみせたり、メタ的な要素もふんだんに取り入れてて、おもしろかった。当時はまだ斬新な演出でしたからね。

当時はもうひとりの主役であるシビル・シェパードの方が大物俳優でしたが、ブルース・ウィリスはこのドラマで大人気を博し、見事「ダイ・ハード」で主役を獲得。これまた大ヒットを飛ばしました。
3rdシーズン以降は、メインキャラも増えたのですが、どうもブルース・ウィリスはドラマの方に興味を失いつつあり、またドラマの脚本や演出もまずくなって、以後はあんまり人気が出ず、ダレてしまった当シリーズ。ふたりとも、最初からあまり仲が良くなかったそうですけどね。

今回取り上げるのは、2ndシーズン第5話「身代金のトリック(My Fair David)」より。冒頭の悪漢を演じてるのはビリー・ドラゴですね、超豪華…。
これはもちろん、オードリー・ヘプバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」にかけてあるので、この日本語タイトルは全然アカンやろ!と思うのですが、このドラマは、タイトルやストーリに、有名映画へのこういったオマージュも随所に盛り込まれています。
そういう映画ファンをニヤリとさせるオシャレな演出も、このドラマの魅力のひとつかなー。
主な登場人物
デイヴィッドデイヴィッド・アディスン
万年赤字経営の「ブルームーン探偵社」の重役。探偵としての腕は悪くないが、いい加減でお調子者な性格のせいで、いつもマディと大ゲンカ。美人のマディに密かに惚れているのだが、ついついからかってしまう。演じるのはまだ髪の毛がフサフサのブルース・ウィリス。
マディマデリーン(マディ)・ヘイズ
「ブルームーン探偵社」のオーナー。元モデルで美人だが、お固いガールスカウト的性格でデイヴィッドとまったく反りが合わない。目下のところ、赤字の探偵社を軌道に乗せるのが急務なのだが、いい加減なデイヴィッドと夫婦漫才を繰り広げる不毛な日々を過ごしている。演じるのはホントに元モデルのシビル・シェパード。
Moonlighting s02e05 - My Fair David管理人より:それではスタート。4:55あたりからのシーンを扱います。
探偵社のオフィスにて
こちらブルームーン探偵社こちらブルームーン探偵社
How low can he go?
どれだけ低くくぐれるかな?
今日も歯医者から早めに帰ってくると、デイヴィッドが真っ先に音頭を取って、全員でリンボーダンスをやっている始末。マディは怒ってオフィスに閉じこもってしまう。 こちらブルームーン探偵社こちらブルームーン探偵社
Hang loose, kids, she got a hair appointment on Thursday.
元気出せよお前ら。木曜には美容室の予約があるぞ。
鼻歌混じりでマディのオフィスへと向かうデイヴィッドであった…。
デイヴィッド
デイヴィッド
Yoo, Hoo!
ヤッホー!
こちらブルームーン探偵社ハァーッ!と向こうを向いてため息。
デイヴィッド
デイヴィッド
Woo! The steam rising off that chair! There must be somebody pretty hot sitting there.
フューッ!椅子から蒸気が立ってるぜ!誰かすげえ怒ってるヤツがいるんだろうなあ。
デイヴィッド
デイヴィッド
What could have gotten that somebody so hot? Couldn't have been that they walked in on a moment of fun and frolic here, Moonlight investigation.
なんでそんなに怒ってんのかな。この「ブルームーン探偵社」で、みんなが楽しく戯れてる時に、ウッカリ入って来ちゃったからってわけでもないだろうしな。
デイヴィッド
デイヴィッド
No! Nobody could be that self-involved that humorless, have that big a stick.
まさかな!誰しも楽しみがなくては生きてはいけないんだぜ、それって大事なことなのさ。
big stick…「脅威」「大きな力」意訳してます。
マディ
マディ
"Fun and frolic"? Is that what you call this?
「楽しく戯れて」ですって?これをそう呼ぶつもり?
デイヴィッド
デイヴィッド
Magic and mirth? Thrills and spills? Love and laughter?
じゃあ「魔法と歓喜」か?「スリルとお漏らし」か?「愛と笑い」か?
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
You think this is funny?
おもしろいとでも思ってるわけ?
デイヴィッド
デイヴィッド
I sure am trying.
努力はしてるんだが。
マディ
マディ
What if I was a client? What if I had been a potential client and saw employees doing like zombies, revival of Zulu.
わたしが依頼人だったら?依頼しようとやって来て、従業員が蘇ったズールー族みたいなゾンビの真似してたらどう思う?
What ifは仮定法で使われる表現なので、動詞が「was」と過去形になっていることに注意。
デイヴィッド
デイヴィッド
What would I have thought? "Why is that man having sex with himself?"
どう思うかだって?「なんで男って自慰をするのかしら」って…
マディ
マディ
This is not a joke.
これはジョークじゃないのよ。
デイヴィッド
デイヴィッド
This is. A man goes to a sperm bank...
ジョークさ。ある男が精子銀行に行って…。
マディ
マディ
STOP IT! STOP IT! STOP IT!
やめて!やめて!やめて!
こちらブルームーン探偵社※マディはシモネタが大嫌いです。
マディ
マディ
You know what hurts the most?
なにが一番傷つくかわかる?
デイヴィッド
デイヴィッド
Sure! You get a pimple inside your nose, then you gotta blow...
もちろんさ!君の鼻に吹き出物ができたとして、その横っ面を…
マディ
マディ
That's not I mean!
そういう意味じゃないわよ!
デイヴィッド
デイヴィッド
...And people say we're not alike.
だからおれたちは合わないってんだよなあ。
こちらブルームーン探偵社まるで他人事のデイヴィッド。
マディ
マディ
What hurts most is that you are the same person you were when I walked in here seven months ago.
なにが傷つくかって、7ヶ月前にわたしがここに来てから、あなたはちっとも変わらないってことなのよ。
デイヴィッド
デイヴィッド
That's why these clothes still fit.
だから、今でも服はピッタリさ。
マディ
マディ
I have made an effort to loosen up, to relax. To let my hair down.
わたしは努力したわ、ダラシなくしようと、リラックスしようと。髪までおろして…。
デイヴィッド
デイヴィッド
Me too.
おれもさ。
マディ
マディ
When you work with someone, you have to accept their style hope that they'll accept yours. Find some middle ground.
誰かと一緒に働いて、あなたのスタイルを受けて入れて欲しいなら、相手のそれも受け入れないとダメよ。妥協しないと。
こちらブルームーン探偵社
デイヴィッド
デイヴィッド
Sounds reasonable.
聞き分けがいいな。
reasonable…日本では主に「価格の安い」という意味で使われる「リーズナブル」ですが、実際の意味合いは「道理のわきまえた」とか「筋の通った」とかそういう意味です。注意!
マディ
マディ
What hurts most is that I have done all the changing, all the accepting!
一番傷つくのは、わたしはすべてを変え、受け入れてきたのにってことなのよ!
デイヴィッド
デイヴィッド
Really?
マジで?
マディ
マディ
I think you'd find it hard to refute that I've become more easygoing, more jovial, more devil-may-care.
わたしがもっと気楽に、陽気に、無頓着になったってことは、あなただって反論できないはずよ。
refute…「論駁する」「やり込める」
デイヴィッド
デイヴィッド
You're a regular Jan Murray.
ああ、君はいつも、まるでジャン・マーレイだよ。
ジャン・マーレイは20世紀初頭に活躍した、有名なスタンダップ・コメディアンです。
マディ
マディ
But you have not made such an effort.
でもあなたはちっとも努力してくんないじゃない。
マディ
マディ
Addison, come back here! I'm not through haranguing yet.
アディスン!戻りなさい!まだ話は終わってないわ!
こちらブルームーン探偵社なぜかデイヴィッドは怒ってオフィスを出て行ってしまう。
haranguing…演説
7.18追記:アメリカとイギリスで、throughの意味は少し違い、アメリカでは「終えている」、イギリスでは「(電話などが)通じている」という使い方をすることも。なので昔の国際電話でオペレーターとの会話「Are you through?(繋がってますか?)」を、アメリカ人は「もうお済みですか?」と取り違えることも多かったとか。豆知識。
マディ
マディ
ADDISOOOON!!
アディスーン!
こちらブルームーン探偵社怒鳴りながら追っかけていくも、彼は自分のオフィスにこもってしまう。 こちらブルームーン探偵社こちらブルームーン探偵社ふと見回すと、それをボケーっと見てる従業員たち。
マディ
マディ
Don't you people have anything better to do?
他になんかやることないの!?
こちらブルームーン探偵社な~んにもないです…と首を振る。 こちらブルームーン探偵社怒りが有頂天のマディ、デイヴィッドのオフィスを襲撃!
マディ
マディ
You walked out of my office. I was in the middle of talking and YOU WALKED OUT MY OFFICE!
勝手にオフィスから出てったわね!わたしがまだ話してる途中だってのに、勝手に出てったわね!
こちらブルームーン探偵社
デイヴィッド
デイヴィッド
You got it, Sherlock. I'd appreciate it if you returned the favor.
お説のとおりさ、ホームズ。こんな仕打ちを受けることに感謝しなきゃな。
マディ
マディ
You're angry? Is that what this is about? You're angry?!
怒ったの?この件であなたが?怒ったっていうの!?
マディ
マディ
Let's get one thing straight, bub. If anybody has the right to be angry here, it's me.
ストレートに言わせてもらうわよ、坊や。今ここで怒る権利を持ってるのは、このわたしよ!
こちらブルームーン探偵社
bub…「そこの若ぇの」みたいな小馬鹿にした感じの言葉。
デイヴィッド
デイヴィッド
Oh, really?
ああ、そうかい?
マディ
マディ
Yes, really. Those people are supposed to be working out there not limboing. You just encouraged them.
そうですとも。みんなリンボー以外にやることないみたいじゃない。あなたはその音頭を取って遊んでるだけよ。
encourage…「励ます」「奨励する」
デイヴィッド
デイヴィッド
Encouraged them!? Is that what you think I'm doing? I have a much higher purpose.
遊んでるだけだと!?おれが何をしてたと思ってるんだ?もっと崇高な目的があるってのに!
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
Higher purpose?
崇高な目的ですって?
デイヴィッド
デイヴィッド
Yes, higher purpose. Here is an information. I was trying to raise spirits.
そうさ崇高な目的だ。説明させてくれ、士気高揚を試みてたんだよ。
マディ
マディ
Raise spirits?
士気高揚??
デイヴィッド
デイヴィッド
That's right, Raise spirits. And you know why?
そうとも、士気高揚だ。なぜだかわかるか?
マディ
マディ
I can't barely stand the suspense.
謎解きはごめんだわ。
ここでのstandは、「耐える」という意味です。「not barely」は完全否定の意味合い。直訳すれば「サスペンスには耐えられないわ」。
デイヴィッド
デイヴィッド
You have unhappy employees, Ms. Hayse.
君は不幸な従業員を抱えてるんだよ、ミス・ヘイズ。
マディ
マディ
Working them too hard, am I?
そんなにたくさん働かせてるかしら、このわたしが?
デイヴィッド
デイヴィッド
This is no longer a fun place to work.
ここはもう働いてて楽しい場所じゃないんだ。
マディ
マディ
Oh my goodness! How will I sleep?
なんてことでしょ!夜眠れなくなっちゃうわ!
こちらブルームーン探偵社
Oh my goodnessは「Oh my god」の変化系。他にも「Oh my gosh」など。神様の名前をみだりにとなえるのは良くないというアレで、Holy shit→Holy smokeなど、いろいろある。
デイヴィッド
デイヴィッド
Maddie, They were gonna leave, walk out, resign.
マディ、みんな離れてしまうよ、ここから出て、辞めてくんだ。
マディ
マディ
And you stopped them?
だから止めてたとでも?
デイヴィッド
デイヴィッド
They're still here, aren't they?
みんなまだいるだろ、な?
こちらブルームーン探偵社ドヤァ。すっかり彼のペースに。
マディ
マディ
Addison, I can't work this way!
アディスン!こんなふうに働けないわよ!
こちらブルームーン探偵社
デイヴィッド
デイヴィッド
Why don't you try working standing up. I read an article that said - if your vertebrae...
立ったまま働いてごらん。以前読んだんだが、もし君の脊椎が…。
vertebrae…「脊椎」
マディ
マディ
THAT'S NOT WHAT I MEAN!
そういう意味じゃないわよ!!
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
Oh, David! David! David! David!
ああ、デイヴィッド!デイヴィッド!デイヴィッド!
デイヴィッド
デイヴィッド
Maddie, Maddie, Maddie.
マディ、マディ、マディ…。
マディ
マディ
David, I need a business partner who's a mature adult.
デイヴィッド、わたしにはビジネス・パートナーが必要なの、成熟した大人の。
デイヴィッド
デイヴィッド
Yeah, and?
ああ、それで?
マディ
マディ
And you're not.
あなたは違うわ。
デイヴィッド
デイヴィッド
I'm not what?
おれがなんだと?
マディ
マディ
A mature adult.
成熟した大人。
デイヴィッド
デイヴィッド
Let me show you something.
いいか、見せてやる。
こちらブルームーン探偵社胸毛をブチィッ!
デイヴィッド
デイヴィッド
You see that? That's body hair, baby. Ask any gym teacher in America, that is the first sign of maturity. And I got lots of it, all over.
分かるか?胸毛だよベイビー。アメリカ中のジム・トレーナーにたずねてみろ、これが大人の第一の兆候だって言うぜ。そしておれはたくさん持ってる。以上だ!
マディ
マディ
Never mind! You don't care about the business, about me, about anything!
どうでもいいわよ!あなたはビジネスも、わたしのことも、全部がどうだっていいのね!
デイヴィッド
デイヴィッド
Okay, all right. Chill for a second, will you? God dammit! You are so serious. You want me to apologize, I apologize.
オーケー、わかったよ。ちょっと落ち着けよ。マジになりすぎなんだ、チキショウ。謝ってほしいなら謝るよ。
こちらブルームーン探偵社出ていこうとするマディを慌てて止めにかかる。
マディ
マディ
No, I don't want you to apologize. I want you to change.
いいえ謝って欲しいんじゃない、わたしはあなたに変わって欲しいの。
デイヴィッド
デイヴィッド
Change?
変わる?
マディ
マディ
Yes, change. Don't you see? You encourage those people out there. You set an example.
そうよ、変わるの。なによこんなふうに一緒になって遊んでばっかで!あなたが音頭取ってるじゃない!
こちらブルームーン探偵社首からぶら下げたままの花輪をババババと揺さぶるマディ。
マディ
マディ
Nothing matters! Life's a carnival! Work's a party! That is not an adult attitude.
関係ないぜ!人生はお祭りだ!仕事はパーティだ!…こんなの大人の態度とはいえないわ。
attitude…「態度」
デイヴィッド
デイヴィッド
Well, I'm an adult and that is my attitude.
あのな、おれは大人だし、それがおれの態度だぜ。
マディ
マディ
Never mind, I was dreaming. You can't do what I want you to do.
いいわよ、ただの夢だし。わたしの望むことはあなたには無理よ。
マディ
マディ
You are who you are and I am who I am. And the only solution is dissolution.
あなたはあなた、わたしはわたし、たったひとつの解決方法は、決裂するしかないってわけよ。
solutiondissolutionもどちらも「融解」という意味がありますが、ここでは↑の意味。
the only solution is dissolutionって、なんかオシャレな言い回しだと思う管理人。
デイヴィッド
デイヴィッド
Wait a second, wait a second, wait a second. "Dissolution", what is that, Brooklyn for "dissolution"?
おい、待て待て待て。「決裂」ってなんだ、ブルックリン訛りか「決裂」って?
Wait a secondは、このドラマに限らず、ブルース・ウィリスの口癖ですね。
マディ
マディ
No, that's Maddie for "I can't go on this way."
いいえ、マディ訛りで「もうやってけないわ」って意味よ。
デイヴィッド
デイヴィッド
What do you want?
いったいどうしてほしいんだよ?
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
I don't care about it. I don't think you can do it.
もういいわ。あなたには無理だもん。
デイヴィッド
デイヴィッド
I can do anything.
なんだってやってやるさ。
マディ
マディ
Really? You can act like an adult?
ホントに?大人のように振る舞える?
デイヴィッド
デイヴィッド
What kind of question is that?
なんて質問だよ!
マディ
マディ
I'm willing to bet that you can't be a mature adult for one week.
あなたは一週間だって成熟した大人になれないって方に、喜んで賭けるわよ。
こちらブルームーン探偵社デイヴィッドの操縦方法がだんだん分かってきたマディ。形勢逆転。
デイヴィッド
デイヴィッド
You're kidding... What kind of bet?
(クックック)冗談だろ?…どんな賭けにするんだ?
マディ
マディ
Just what I said, that you can't be adult for one week.
言ったとおりよ、あなたは一週間だって大人としては振る舞えない。
デイヴィッド
デイヴィッド
How much?
いくらだ?
マディ
マディ
How much what?
いくらってなにがよ?
デイヴィッド
デイヴィッド
How much do I get if I win?
おれが勝ったらいくらくれるんだよ?
マディ
マディ
Don't worry, you couldn't win.
心配しないで、そんなのありえないから。
デイヴィッド
デイヴィッド
On the outside chance that I get lucky, how much?
おれはいつだって大穴狙いなんだ。いくらだ?
マディ
マディ
How about three thousand dollars?
3000ドルでどう?
デイヴィッド
デイヴィッド
Three grand?
3000だって!?
こちらブルームーン探偵社
当時1ドル=200円くらいの頃。3000ドルは約60万円内外です。
マディ
マディ
Three thousand dollars to watch the impossible? I think that's a bargain. Is it a wager or not?
3000ドルで不可能が見られると思う?これじゃまるでバーゲンね。伸るか反るか、よ?
wager…「賭け」betとほぼ同じ。a wager or notは賭けを始める時の決まり文句です。
デイヴィッド
デイヴィッド
A wager? Oh, baby, this is gonna be grand larceny.
伸るかだって、ああベイビー、こんなの泥棒と変わりゃしないぜ。
larceny…「窃盗」
デイヴィッド
デイヴィッド
If it's maturity you want, maturity you will get. I'm gonna be a regular Lawrence Welk. Tie my shoes, wear long pants.I may even take up the accordion.
君が成熟を求めるなら、そいつはもう手に入れたも同然だ。おれはローレンス・ウェルクみたいになるよ。靴の紐をちゃんと結び、長いズボンをはいて。なんならアコーディオンでも持とうか?
こちらブルームーン探偵社花輪を放り投げ、スーツを羽織るキレイなデイヴィッド。
ローレンス・ウェルクは、20世紀を通して活躍したアコーディオン奏者。
マディ
マディ
No, no, Mr. Addison. That is not what I meant by mature.
いいえ違うわ、ミスター・アディスン、それは成熟とは言いません。
デイヴィッド
デイヴィッド
And what, pray tell, do you mean by "mature," Ms. Hayes?
それでは教えていただこう、「成熟」とはなんですかな、ミス・ヘイズ?
マディ
マディ
When we go out on a case, we conduct ourselves as though at the end of fourth grade we got promoted.
事件で出かけてる時には、小学校を卒業する時みたいにお行儀よくするのよ。
conduct…「品行」「道徳的行為」
このへん分かり良いように意訳してますが、4年生最後の進級テストで、なにがあるのか管理人はよく知らないです。アメリカとイギリスの学年の呼称についてはコチラを。北米では、小中高→6-2-4年(または5-3-4年)となる場合が多いみたいですね。
デイヴィッド
デイヴィッド
What does that mean?
どういう意味だい?
マディ
マディ
No fast-talking jive. None of that hip-hop slop you call English. I don't care if "bears bear" or "bees bee".
早口のヨタ話はやめてよね。あなたが「英語」だと呼んでる汚いヒップホップもよ。「ベアーズ・ベアー」とか「ビーズ・ビー」とか興味ないのよ。
jive…「スウィングジャズ」を指しますがここでは「いいかげんな話」
bears bear云々は、ヒップホップの「ライム」をマディが盛大に勘違いしてるものと思います。
デイヴィッド
デイヴィッド
Is that all?
それだけかい?
マディ
マディ
No. That is not all. We haven't scratched the surface yet. I don't want any more of your rude sexist remarks.
いいえ、まだあるわよ。こんなの氷山の一角でしかないんですからね。あなたの無礼な女性蔑視の言葉も一切聞きたくないわ。
デイヴィッド
デイヴィッド
About you or your whole gender?
君に対してだけか?それとも女性全部か?
マディ
マディ
You don't have a chance.
あなたには無理ね。
デイヴィッド
デイヴィッド
What else?
他には?
マディ
マディ
You set an example for the employees.
従業員のお手本になってちょうだい。
デイヴィッド
デイヴィッド
Again with the employees? Maddie, they love me.
従業員になんだって?マディ、みんなおれを好きでいるさ。
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
Off course they love you! They're underworked, overpaid and have Murray the K for a boss.
決まってるでしょ!仕事してないのにお給料はくれる、ボスはまるで「マーレイ・ザ・K」だってね。
Murray the K…70年代くらいに活躍したマーレイ・カウフマンという有名ディスクジョッキーのアダ名。
マディ
マディ
Which reminds me, no more singing.
それで思い出した。歌を歌うのもダメよ。
こちらブルームーン探偵社ここぞと日頃の不満をぶつけるマディ。楽しそう。
デイヴィッド
デイヴィッド
Say what?
なんだと!?
マディ
マディ
You heard me. One doo-wop and you lose.
聞いたでしょ、ひとことでも歌ってみなさい、あなたの負けよ。
doo-wop…ドゥーワップ、黒人音楽のひとつ。
デイヴィッド
デイヴィッド
Oh, hold the phone! Hold the phone! We're cutting a bit deep here. We're going beyond the parameters of the bet, into the essence of my personality.
おい、待ってくれ、待ってくれよ!それはちょっとやりすぎだろ。賭けの範囲を超えてるじゃないか!それはおれの個性のエッセンスだよ!
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
It's not personality, it's an affliction.
個性じゃない、悩みの種よ。
デイヴィッド
デイヴィッド
No! No way!
カンベンしてくれよ!
マディ
マディ
I knew you couldn't do it.
やっぱりね、あなたには無理なのよ。
デイヴィッド
デイヴィッド
Okay, all right... I'm in.
オーケー、わかったよ、それでいいよ。
デイヴィッド
デイヴィッド
But if I can't sing, we have to raise the stakes.
…だが、歌えないんじゃ、賭けに上乗せしなきゃな。
マディ
マディ
More money?
もっとお金を?
デイヴィッド
デイヴィッド
No, not money. Something that really matters.
いや金じゃない、…もっと特別なものだ。
こちらブルームーン探偵社ニヤニヤ。
マディ
マディ
Keep dreaming, Addison.
…夢のまた夢ね、アディスン。
こちらブルームーン探偵社そゆのは慣れっこのマディ。しかし…。
デイヴィッド
デイヴィッド
Oh, how childish and immature, Ms. Hayes. Everything to you is sex, sex, sex. I'm after something that really matters.
ああ、ミス・ヘイズ、君は子供っぽくて成熟してるとは言えないな。頭の中はセックス・セックスかい。もっと特別なものだよ。
マディ
マディ
Like what?
つまり?
デイヴィッド
デイヴィッド
Your dignity.
威厳だよ。
マディ
マディ
Excuse me?
なんですって?
デイヴィッド
デイヴィッド
Limbo, Maddie. Come on, how low can you go?
リンボーさ、マディ!「さあ、どれだけ低くくぐれるかな?」
こちらブルームーン探偵社
マディ
マディ
What are you talking about?
なに言ってんのよ!
デイヴィッド
デイヴィッド
You know what I'm talking about. You, in front of God and everybody.
なんのことか分かるはずだぞ。君が!神様とみんなの前でやるんだ!
マディ
マディ
And what do I get?
で、わたしは?
デイヴィッド
デイヴィッド
What do you mean?
どういう意味だ?
マディ
マディ
When you lose, what do I get?
あなたが負けたらわたしにはなにをくれるの?
デイヴィッド
デイヴィッド
Moi.
おれを!
こちらブルームーン探偵社
moi…フランス語で自分自身を指す言葉。強勢形人称代名詞と言い、単独で名詞として使えます。カタカナで書くと「モワ」という感じ。
マディ
マディ
The whole thing or just your head on a platter?
大皿に乗ったあなたの頭か全身料理でもくれるっていうの?
マディ
マディ
Fine, three thousand dollars and I limbo. But when you lose, you will lay off every unnecessary employee.
いいわ、3000ドルとリンボーね。でも、あなたが負けたら、不要な社員を解雇するのよ。
デイヴィッド
デイヴィッド
Oh, no!
おい、いやだよ!
マディ
マディ
We'll give them severance pay, good recommendations but you have to fire them.
退職金も払うし、推薦文も書いてあげる。でも、クビにするのはあなた。
デイヴィッド
デイヴィッド
Why don't you get up on the wrong side of the tracks at this morning?
君は貧民街を見たことはないのかい?
wrong side of the tracks…道をはさんで貧民街と富裕エリアにわかれてる、ということがままあるんですが、「wrong side」はその貧しい方、という意味です。意訳してます。
マディ
マディ
We have a bet?
賭けは成立ね?
デイヴィッド
デイヴィッド
Yeah, you bet we do.
ああ、いいよ。
マディ
マディ
Shake.
握手しましょ
こちらブルームーン探偵社シェイクダンスを始めるデイヴィッド。
デイヴィッド
デイヴィッド
Sorry, just had to get that last one out of my system. When do we start?
ごめんよ、ついクセでね、最後の一発キメたかったんだ。いつ始める?
マディ
マディ
Now.
今からよ。
こちらブルームーン探偵社
その後のあらすじ
というわけで、世にもくだらない賭けをするふたりですが、そこへ依頼人登場。事件が始まります。 こちらブルームーン探偵社こちらブルームーン探偵社早速ダンディボイスで、紳士として振る舞うデイヴィッドに対して、ご満悦のマディ。 こちらブルームーン探偵社
Mark my words. Maturity is its own reward.
みんな覚えといて、成熟するということは、それ自体が報酬なのよ!
その後ろではゾンビの歩き真似で、あくまでふざけ倒すデイヴィッド。 こちらブルームーン探偵社しかし、そんな付け焼き刃が長続きするはずもなく、徐々に元気をなくしていく…。 こちらブルームーン探偵社従業員には「脱デイヴ(De-Daved)しちゃった」と批難されるマディ。みんなを楽しませようと、ジョークまで言うんだけど、みんなシラ~ッ!

賭けの行方はどうなるのか!なんだかギクシャクしちゃったふたりは無事に事件を解決できるのか!
気になる方は本編を!

このエピソードは、シリーズ全編を通して屈指の出来栄えですので、ホントは全編翻訳してご紹介したいくらいですけど、長くなるので冒頭のみ。ホンワカしたラストもステキでした。

最近の映画のブルース・ウィリスしか見てない方には、このドラマのおちゃらけた彼の姿が、とても新鮮に映るのではないかと思います。
いつも眉間にシワ寄せて、シリアスな表情してる彼に比べて、なんと生き生きしてることか。ホントはコメディ向きの俳優だと思うんですよね。歌もすごくうまいし。
とにかくブルース・ウィリスは、二日酔いの演技させたら右に出るものはいないと思っている管理人なのですが、このドラマではそういう彼がたっぷり見られます。

80年代のアメリカはすごく元気があったし、そういうめちゃくちゃタフなアメリカもめいいっぱい詰まっていて、今見ても良いドラマだなと思います。
マディが爽やかに出勤してきて、バカやってるデイヴィッドとケンカ…というのが、いつもの冒頭シーン。
お互いに惹かれ合ってるんですが、なかなかその仲は進展しない…と、こういうパターンの恋愛コメディは、当時すごく多くて、ほとんどテンプレなんですが、このドラマは一味違う良さがありました。

もう今ではこんなドラマはやれないだろうと思うので、現在のドラマに飽きちゃった方には、かえって新鮮でいいかも…と思う管理人です。
7.18追記:当記事を「朝目新聞」様でご紹介いただきました!
今見ても楽しいモノクロ作品ってたくさんありそうだなー。「ペーパームーン」が挙がってて良かった。でも「市民ケーン」はいまだに良さがわからない…。
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    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.7.11 3:12
    なつかしいので最後まで読んでしまった。

    でも、ブルース・ウィリスとシビル・シェパードって実生活で付き合ってなかったっけ?
    それで、ドラマ内の二人が実生活で付き合うと、ドラマまでその影響が出てしまう・・・。
    と、後の『負のモデルケース』になったような・・・?

    その後、映画化を何度か打診されてもブルースが頑なに拒否しているけれど、シビル・シェパードは結構乗り気だと読んだ気がする。
    • ご存知の方がいらして良かったですよ…、そこだけ心配でした。

      >実生活で付き合ってなかったっけ?
      初期の頃はそうだったんかもしれないですね。
      ダイ・ハードでブルースとシビルの俳優としての立ち位置が逆転して、だいぶこじれたそうですよ。
      映画化のハナシも何回もあるみたいだけど、シビルは年のわりにはまだキレイだとはいえ、もう年齢的に厳しいかなー!
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