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象徴主義とラファエル前派を語ろう @ [美術鑑賞板]


象徴主義とラファエル前派を語ろう @ [美術鑑賞板]
1: べっくりん ◆gredJl.zZc02/10/30 23:32
19世紀末の退廃芸術?前衛芸術?
語ってくらはーい。
3: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 00:15
絵に詳しい友人からはクソミソにけなされるけど好きだ>ラファエロ前派
特にワッツの「希望」。
希望(ジョージ・フレデリック・ワッツ)
管理人より:スレで言及されてる画家、ないしは作品はできるだけ差し込んでいきますよ!
ちなみにイギリスのワッツはラファエル前派ではなく、象徴主義の画家。
4: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 00:21
わたしはアルマ・タデマが好きです。
↓ご参考まで

ローレンス・アルマ・タデマ

ワッツさんてはじめて聞きますが画像ありますか?
5: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 00:29
>>4
Illusions Gallery Fine Art Prints on Canvas
左上が「希望」。
デルヴィルって、このスレでいいんでしょうか?
7: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 00:36
>>5
デルヴィルって、
OK、OK ぴったしじゃないですか?
管理人より:まとめて。
もうなにも尋ねないで(ローレンス・アルマ=タデマ)
これはテニソンの叙事詩「王女(The princess)」より「もう何も尋ねないで」が主題になっています。
もう何も尋ねないで。あなたとわたしの運命は決まったのだから。
流れに逆らおうとしたけれど、すべては無駄でした。
今は大きな河の流れがわたしを大海原へと運んでくれますように。
どうかもうよして、愛しい人よ。ちょっと触れただけでも挫けそうになるから。
ロマンチックですね。
死せるオルフェウス(ジャン・デルヴィル)
ベルギー象徴主義の画家。オルフェウスはギリシャ神話に出てくる竪琴の名手。悲運の死を遂げます。
8: べっくりん ◆gredJl.zZc02/10/31 00:41
じゃあ、皆はん とりあえず好きなのかたっぱしから、上げてってくらはい。賛否は後ほどゆっくりと・・・・
くり?
あ、そうそうオレはとーぜん クリムト です。
接吻(グスタフ・クリムト)
管理人より:クリムトは象徴主義?とは言わないですよね。「ウィーン分離派」と通常は言われます。絵画の主題は象徴的ではあるにしても。
9: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 00:42
http://homepage2.nifty.com/mujinkan/library/delville.htm(URLサルベージできず)
んじゃ、デルヴィル。

ラファエロ前派とか象徴主義の人って、夢の世界に行ってしまっている人と、理性が邪魔して行けない人と二種類に分かれてるような気がする。
デルヴィルはオカルトな人ですね。
10: (*^_^*) PON02/10/31 00:51
今の映画やゲームや、コミック、アニメなんかにすごい影響与えてるよね。
「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリポタ」の世界観なんかもろ!
11: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/10/31 04:28
正確に言えば、ラファエル前派は、皆合わせて10人前後しかゐません。
一番最初にロセッティとミレイとハントの三人。
それから、ロセッティの弟であるウィリアム・マイケル・ロセッティ William Michael Rossetti (書記、批評家等の文筆業)、トマス・ウルナー Thomas Woolner (彫刻家)、フレデリク・ジョージ・スティーブンズ Frederick George Stephens (画家、後に批評家)、ジェイムズ・コリンソン James Collinson(画家)。この七名が(第一期)ラファエル前派です。


Thomas Woolner
Frederick George Stephens
James Collinson

オリジナルのメンバーがそれぞれ違う道を行き始めた後、ロセッティの下に集まった藝術家たちは第二期、或いは後期ラファエル前派と呼ばれてゐます。
具体的には、ウィリアム・モリス、バーン=ジョーンズ、あとシミアン・サロモン Simeon Solomonあたりも含めるやうですね。


Simeon Solomon
13: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 09:17
>>11:goatsong ◆wMZJLQCE9E
あーたくわしいねぇ!
じゃ聞くけどさ、「ラファエル前派」のラファエルさんて誰なの?
14: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 09:55
ラファエロ・サンティ>>13
それはラファエロだったはず。
ダビンチ、ミケランジェロと並ぶあの人。
15: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 10:31
へぇー、で、なぜ前派なの?
管理人より:あとの方にちょっと出てるけど、「ラファエル前派」というのは、ルネサンス期のラファエロよりも前の時代の絵画に見られる、神話や古典の主題に立ち帰ろう…という温故知新的な秘密結社的絵画グループ。せっかくなので全員分1個づつ。
ローマの寡婦(ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ)
オフィーリア(ジョン・エヴァレット・ミレー)
雇われ羊飼い(ウィリアム・ホルマン・ハント)
キリストの磔刑(トマス・ウルナー)
母と子(フレデリック・ジョージ・スティーブンス)
故郷再び(ジェームズ・コリンソン)
聖杯の幻視(ウィリアム・モリス)
プシケの婚礼(エドワード・バーン=ジョーンズ)
サッフォーとイリーナ(シミアン・サロモン)
最後の「サッフォー」というのは古代ギリシャの女性詩人。女性への愛を綴る詩を多く残しており、イリーナは彼女の友達のひとりでやはり詩人。
16: 江戸川乱歩02/10/31 13:10
象徴主義ってのは、科学と機械万能の時代がいやだった文学者や芸術家たちが、人間の運命に対する悩みや神の尊さ神秘さへの欲求から、物の考え方や精神の状態、夢の世界などを表現しようとした運動だと言われてるのよ。
イギリスに現れたラファエル前派は、最初の象徴主義の運動の一つだね。


1848年に、ロセッティ、ミレイ、ハントなどのクソマジメなお兄さん達が結成した「ラファエル前派兄弟団」(爆は、かの有名なラファエロ以後の印象派などの西洋絵画を、不まじめでゲージツじゃねぇ!! と否定し、それ以前のイタリアやフランドルの古典的芸術の持つ、清く正しく美しく精神的な在り方こそ理想なんだゾ!!みんなあのころに戻ろーよって主張したんだな。

ちょっと神がかり&カルト教団ライクなゲージツ運動だよなぁー・・・。
みなさん、どお?
17: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/10/31 18:28
大体、江戸川乱歩さんの仰る通りですが、幾つか誤解を招きかねないところがあるので補足しておきます。

>ラファエロ以後の印象派などの西洋絵画を不まじめでゲージツじゃねぇ!! と否定し、それ以前のイタリアやフランドルの古典的芸術の持つ
1848年当時、印象派はまだ出てきていません(一つの指標として、第1回印象派展が1874年)から、彼等の攻撃対象からは外れてをります。
彼等の批判したものは、Pre-Raphaelite つまりラッファエッロを含む、彼以後の藝術伝統でした。

ラッファエッロによって完成したところの古典主義と、それを範とする連綿としたアカデミズム、さういったものを攻撃対象としてゐたのです。

そして彼等自身は、中世ないしは初期ルネサンス藝術を範と仰いだわけですが、しかしながら実際には、彼等の芸術は、見事にラッファエッロ以後の藝術です。
写実性、身体性、陰影法、短縮法、遠近法、色彩、筆致、自然主義の程度等等、すべて紛れもなくラッファエッロを通じ、バロック経て得た造形そのものなのです。


この傾向は、時代を降るにつれて、いよいよ顕著になります(といふか、アカデミー側に行っちゃう人もいるわけですが)。
恐らく最も反古典的造形を維持したのは、バーン=ジョーンズでせうね。

信条の徹底度においてはナザレ派に劣り、造形の上でも、やはりナザレ派の方が徹底的なところがありますね。
例へば、これはナザレ派の中心人物である、オーファーベックといふ人の絵ですが、こちらの方が遥かに前近代的に見えるのではないでせうか(ただし、彼はラッファエッロを否定してはいない)。
CGFA- Friedrich Johann Overbeck: Joseph Being Sold by his Brothers
ナザレ派については、ここ23-24をどうぞ。(24のルンゲに関する書き込みは私の浅学なので、無視してください)

http://piza2.2ch.net/gallery/kako/975/975443890.html(人大杉で詳細わからず)
18: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/10/31 18:29
と、まあ、批判的なことばかり書いてしまいましたが、ラファエル前派の評価されてゐるところも多多あります。
例へば、絵画における平面性の問題ですね。
これはマネに遥か先んじて(そして、時に遥かラディカルに)、意識し実行していたところです。

例へば、
見よ、主の御業を!(ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ)
CGFA- D. G. Rossetti: Ecce Ancilla Domini!

イザベラ(ジョン・エヴァレット・ミレー)
CGFA- Millais: Isabella

騎士の告別(エドワード・バーン=ジョーンズ)
CGFA- Edward Burne-Jones: The Knight's Farewell
(これは非常にラディカルな作品に、個人的には思へます)

それと日本美術史でも、ラファエル前派は一大問題です。彼等の藝術は日本にも紹介され、非常に影響を与えてゐますから、日本近代美術史を構築する上では、避けては通れぬものになっております。(一例に留めておきますが、例へば下村観山は、英国に留学した時、ミレイの作品を模写してをりますし、帰国後の彼の作品には、ラファエル前派を始めとした西欧の象徴主義の影響が深く浸透してをります)

なほ、象徴主義の藝術は、此処で色色探せますヨ。
ARTMAGICK

範疇化の問題に関しては、いささか煩瑣なところがあります。
例へば、ウォーターハウスはアカデミー側の人間ですが、ぎりぎり象徴主義であると言えます。
同じくアカデミー側の、それもトップに立ったアルマ=タデマなどは、著しく造形上の影響を受けてゐながらも、本質的には象徴主義者ではなく、かかる存在は「ヴィクトリア朝絵画」としてカテゴライズされるのが普通です。
管理人より:なげーのでまだ出てないウォーターハウスだけ比較として。
シャルロットの乙女(ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス)
アーサー王伝説より。
19: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 20:27
なんか凄い良く知ってらっしゃるけど、じゃデカダン派って何?
22: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/10/31 22:27
>>19
「デカダン派」といふのは、主に文学史で使われる言葉でして、不幸にして私は文学に暗く、とても説明出来ません。
一つ言えるのは、「ラファエル前派」や「ナザレ派」のやうな、信条を一にするスクールではなく、世紀末の芸術運動の一傾向を括った用語であるといふことです。
澁澤龍彦の「悪魔のいる文学史」(中公文庫)などをお読みになったらよろしいかと。

美術では、
モローやビアズリーやフェリシアン・ロップス Felicien Rops、フランツ・フォン・シュトゥック Franz von Stuck、ギュスターヴ・アドルフ・モサGustave Adolphe Mossa のやうな、頽廃的且つデモーニシュな傾向を持つ作家に対して、使われることが多いやうです

Franz von StuckFelicien RopsGustave Adolphe Mossa
20: 江戸川乱歩02/10/31 22:17
また>>goatsong ◆wMZJLQCE9E のあんちゃんに指摘されっかなぁ?

「デカダン派」つーのはね、当時象徴派の詩人たちの中でもエログロ大好きな連中によって自称されたもので、1,886年から1,899年までアナト-ル・バジュ(ル・デカダン)ちゅう機関誌が発行されたんよ。
本来は、ローマ帝国末期の文学や文学者のことを言うんだけど、こいつらがまた悪趣味なんだなー。ほとんどホラーかサイコの世界。

そうそう、デカダン派の代表的詩人にはロベール・ド・モンテスキューがいるにゃ。

バルベー・ドールヴィイという十九世紀フランスの小説家なんかは、おどろおどろしい小説ばっかり書いとったデカダン派の大立者だ。
狂信的なカトリック教徒のくせに、流血と残虐なエロスに骨の髄まで憑かれていたチョーやばげなおっさん。

この小説家が頭蓋骨の形で人間の諸能力を判断する人相学や骨相学を本気で信じとったんよ!。
ま、これは十九世紀ではけっして珍しいことじゃなく、たとえば、かの文豪バルザックもそんな感じの学問を信奉していたらしいね。
当時、最先端のインテリジェンスだったちゅーこっちゃな。
21: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 22:26
刑事の旦那? デカダンナ・・・

じゃ映画「ハンニバル」や、ゲーム「バイオハザード」「鬼武者」なんかもデカダンだな。
30: 仕入れ02/10/31 23:19
エゴン・シーレも入れて!
32: わたしはダリ?名無しさん?02/10/31 23:42
そーだよな!あげるゾ。
ミュシャはどーなんだ?イラストっぽいの人気みたいだが、フル油絵の「スラブ叙事詩」がすごい。
ヴァリーの肖像(エゴン・シーレ)
管理人より:エゴン・シーレは過去に「オーストリア美術館」でやったので。
スラヴ叙事詩/スラヴ賛歌(アルフォンス・ミュシャ)
ミュシャの「スラヴ叙事詩」もついこないだ、「プラハ国立美術館」でやったので。
38: わたしはダリ?名無しさん?02/11/01 11:56
ジョン・エヴァレット・ミレイの技法が載ってる
美の巨人たち/ミレイ「オフィーリア」
49: わたしはダリ?名無しさん?02/11/01 23:46
ところで、ラファエル前派とか象徴主義ってなんとなくイロモノ扱い受けてるような気がするのだが。気のせい?
哲学っぽい視点からしか評価されてないような・・
50: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 00:04
そういう傾向はあるね。
51: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 00:07
少女マンガの元ネタとか言われてるな
52: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 00:15
コミック同人オタの連中のサイトに逝ったら、ホントに象徴派のコピーみたいな絵ばっかだ。
日本人てこう言うムード好きだよなー。
53: (*^_^*) PON02/11/02 00:16
クリムトとかシーレなんかは、ちょっとモダンな感じで、ガイシュツのお堅い画家さんたちとは違うよね。
彼らも象徴主義の画家なんでしょうか?
54: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 00:32
正確にはウイーン分離派じゃないですか?

昨年府中市美術館でもあったけど、今年2月に「Bunkamuraザ・ミュージアム」で行われた「ウィーン分離派1898-1918」展は良かったです。
クリムトの作品が多く、ついでシーレの作品。
マッキントッシュの椅子ってそんなに有名だったの?
それと。ゼガンティーニの牛の絵は印象的でした。
55: 江戸川乱歩02/11/02 00:42
19世紀と20世紀の移り目に活躍した芸術家集団がウイーン分離派だす。
1897年、クリムト、シーレを中心にコロマン・モーザー、ヨーゼフ・ホフマンとか、12人の若くて感性豊かな芸術家が、ウィーン造形芸術家組合から独立して結成したんよ。

アカデミックで正統的な芸術はつまらーんと、決起した様々な分野のアーティスト達が、多彩な芸術的自由を指向し活動したんだな。

だいたいウイーン分離派のアーティストの作品には、装飾的様式を重視する共通の作風があるね。
クリムトの渦巻きや唐草模様みたいなやつ。

それと分離派に出品した作家の中には、意外な人も含まれてるのよ。
モネ、マネ、シャヴァンヌとか。君たちフランスだろー、と言いたくなるところだけど、同時代、革新的な手法で描いていた人であることに変わりはないし、なるほどねぇ、って感じだにゃ。

分離派自体は、現在でも続いているそうで、一昨年死去したフンデルトワッサーなどは、その流れを汲む作家だそう。
管理人より:しょーがないのでクリムトとエゴン・シーレもうちょい貼っとく。
ユディトI(グスタフ・クリムト)
座る女(エゴン・シーレ)
57: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 00:59
ウィンスロップ・コレクション、ここの人は誰も行かないの?
61: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 01:56
>>57
ウィンスロップ行ったよ。結構混んでいた。
誰だったかな、鉛筆画で少女漫画でも見ないくらい耽美系の絵があって、思わず笑いそうになった。タイトルまで耽美だった
62: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 02:15
>>61
最後の方にあった絵じゃない?
エドワード・バーン=ジョーンズの。違うかな。
ていうか、どれもこれも耽美なんだよね。
管理人より:ウィンスロップコレクションのどれかよくわからなかったので、「いばら姫」の連作よりお耽美な2枚。
宮殿の庭(エドワード・バーン=ジョーンズ)
バスコット荘園(エドワード・バーン=ジョーンズ)
65: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 03:25
ラファエル前派ってどこがすごいの?
なんか画期的なことしたの?
68: 江戸川乱歩02/11/02 08:17
>>65
ま、そんな「すごい」ってもんではないです。
66: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 04:00
ロセッティの女はすごいだろ、いろんな意味で。
プロセルピナ(ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ)
管理人より:「ロセッティの女」てw
69: (*^_^*) PON02/11/02 09:28
みなさん、ここで言ってる「耽美」って、どおいう意味なんですか。
70: わたしはダリ?名無しさん?02/11/02 10:13
>>69
ここに挙げてある絵とかウィンスロップを見る限りでは、男性が「耽美」だと思うごく一般的な耽美から、同人女も賛成する耽美までイロイロかと。
(っても、一昔前の耽美だな。JUNE系。)

しかし、象徴主義やラファエル前派の絵を見てると女性ばっかり描いてるにも関わらず、「あなたはひょっとして男性の方が好きなのでは?」と画家に尋ねたくなるような絵が目立つような気がする。
上にも出てるけど、ロセッティはニューハーフのようだし。モローは言うに及ばず。
73: (*^_^*) PON02/11/02 20:42
>「やおい」ってなんですか?ますます意味不明・・・
ところで、ロセッティの描く女性像は何となくオカマっぽい気がするのですが・・・
モデルは、象徴派の画家ジョンエヴァレット・ミレイの「オフィーリア」を演じたエリザベス・シダルという女性でしたね。
ロセッティとは恋人同志でしたが、後にロセッティの裏切りで彼女は自殺しちゃいます。
けっこうひどいやつですが、晩年は不遇だった見たい。
管理人より:ロセッティとエリザベス・シダルの恋については以前「テイト・ギャラリー」でやったときに書いておいたので、コチラをどうぞ。
74: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/11/02 20:59
>>73
19世紀は、両性具有だとか「宿命の女 Femme Fatale」のイメージが盛んに持て囃されましたから、それと関係があるかと思ふのですが。
前者の場合、概して男の女性化が多く、女の男性化はあまり見ません。
後者の場合、女は男を滅ぼす存在ですからね、実に女らしい肉体をしてゐながらも、男のやうな逞しさを内側から発してゐます。
前掲のフランツ・フォン・シュトゥックは、「宿命の女」を十八番とした画家なので、参照してみてください。


両性具有のイメージについては、澁澤の「アンドロギュヌスについて」「天使について」(いづれも「夢の宇宙誌」(河出文庫)に所収)などをお読みください。
「やおい」については・・・・・(笑ひ
76: goatsong ◆wMZJLQCE9E02/11/02 23:20
あっ、補足。

>>74
>概して男の女性化が多く、女の男性化はあまり見ません。
あくまでも描かれた身体に関してです。
男性化の傾向は、モローに顕著かしらん。モローの場合、胸が小さくなり、腰のくびれがなくなる傾向がありますね。

精神的な男性化といふのは、多くの画家に見られます。
非常に豊満な肉体を持ち、その意味では女性的なのですが、自信に満ち、野生的でデモーニッシュなエロスに溢れ、男性に対して支配的に描かれますね。


芸術(フェルナン・クノップフ)
painting detail: Art
あまり良い例ではありませんが、クノップの「藝術」。スフィンクスは「宿命の女」の典型ですネ。
81: わたしはダリ?名無しさん?02/11/04 18:20
ロセッティの描く女性がお釜っぽいって読んでから、画集を見たらそう言われればそう見えるね~、綺麗なニューハーフっぽい。
愛撫(フェルナン・クノップフ)
管理人より:リンク先の画像が表示されてなくてよくわからんですが、スフィンクスがどうのこうのは、「愛撫」という作品で、元サイトが混同してるのではないかと思います。
春(フランツ・フォン・シュトゥック)
ついでに途中で出てきたシュトゥックの作品も。なんだか悪女っぽいペルセフォネー。冥王ハデス様もイチコロです。モローについては巻末に。
86: わたしはダリ?名無しさん?02/11/05 11:16
アダムを創造するエロイム(ウィリアム・ブレイク)
ウイリアム・ブレイクの絵って好きなんだけど。
もしかしてこのひとちょっと電波系?
87:  02/11/05 16:37
>>86
ちょっとじゃなくてかなりの電波系
88: わたしはダリ?名無しさん?02/11/05 23:11
やっこさん、幻視者とかいって凡人には見えないものがみえたらしい。
しかも餓鬼の時分からだから、丹波哲郎みたいなもんだな。

丹波哲郎w
ブレイクの絵は実物見ると案外小さいですよね。

というわけで、日本ではあまり認知度が高くなさそうな、象徴主義・ラファエル前派のスレ。
まぁ言われてみればロセッティの描く美女は、どことなくごっつくてオカマぽいというのは非常によくわかります。

若ジョセフのテキーラ娘
ジョジョ第2部の「お前みたいなデカくて筋肉質な女がいるか!このスカタン!」と散々な言われようだった、例の若ジョセフの「テキーラ娘」を見たとき、「ああ、なんかロセッティぽい…」と思った管理人。タコス!!

管理人はこういう象徴主義とかラファエル前派とかが大好きですので、気合い入れて画像いっぱい貼っておきました。なんかこのへんは、衒学趣味のひとには好まれそうな気がするんですが、どうもあまり西洋絵画一般は日本には浸透しない。かといって、伝統の浮世絵や日本画や水墨画、黒田清輝的な西洋風絵画も浸透してない。なぜだ!
認知されてる教科書に乗ってるような作品ってほんの一部ですから、なんだかもったいない。

当サイトではアクセスのなさにもめげず、西洋絵画の布教活動をホソボソと実施していこうと思っております。萌え絵もいいけど、絵画もね!

一角獣(ギュスターヴ・モロー)
象徴主義のスレなのにモローがあんまり出とらんじゃないかゴルァ!というわけで、今回のトップ絵はモローの「一角獣」より。
フランス象徴主義を代表する画家ですが、非常に華麗な画風で知られています。過去に何度か当サイトで取り上げた作品も貼っておきます。

オルフェ(ギュスターヴ・モロー)
ヘロデ王の前で踊るサロメ(ギュスターヴ・モロー)
オイディプスとスフィンクス(ギュスターヴ・モロー)
一連の「サロメ」が一番有名かなと思いますが、ギリシャ神話を主題にした作品も多く、一度はナマで見て欲しい画家です。管理人はかなり以前、若いころに展覧会で見たことありますが、あんなにまとめては、もう日本には来ないかもしれないなぁ…。
こうしてみると「サロメ」を書いたオスカー・ワイルドの作品もまた退廃的。そういう時代だったんでしょうね。

どうしても19世紀の絵画というと、明るい印象派のイメージが強く、こうしたマイナー画派はその影に隠れがち。でも毛嫌いせずにいろいろ見てみると、また新たな発見があろうかと思う管理人です。

次回は世界の美術館の続きです。今回、はたまた準備が間に合わず申し訳ない…。時間がなかなか取れません。
ギュスターヴ・モロー―夢を編む画家 (「知の再発見」双書)
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    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.12.21 0:20
    30年位前に初めてウォーターハウスの絵を見て興味を持ったんだけど
    そのころは全然どこにもウォーターハウスの絵なんかなかったな
    その後トレヴィルだっけ、画集が出て即効買いましたわ
    • >※1
      トレヴィル出版は素晴らしい画集を出してましたよねー。
      ニッチすぎる画集を出してるけど、根強いファンが多いらしくって、なんども潰れては復活してます。
      管理人もベクシンスキーやバーン=ジョーンズの画集買ったなぁ。
    • ※3 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.12.21 17:26
    管理人さん、私はこのサイト好きですよ!(アニゲーに興味ないんでw
    あんまり、まとめサイトのアンテナとかに出ないからかな?
    でも変な人が流入しても困るので、知る人ぞ知るシャングリラでww
    • >※3
      お、ありがとうございます。ほんとはもっとアンテナ登録したりして露出もがんばらないとダメなんですが、めんどくさくてですね…(管理人失格)
      もう、隠れ家的まとめサイトでいいや、と思いはじめてます。
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