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歴史的に見て、評価が一転した職業は? @ [世界史板]


歴史的に見て、評価が一転した職業は? @ [世界史板]
1: 世界@名無史さん 2014/06/14(土) 05:54:32.95 0
現在だと、医師は最も高度な教育を受けた、最も尊敬される職業ですが、そのようになったのは、100年程度の歴史しかなく、むしろ、呪術師たぐいと扱われていた方が長かったようです。

このように、歴史的に悪評ある立場から肯定される職業になったもの、また逆に肯定される立場から、敬遠される立場になった職業は何かないでしょうか。
4: 世界@名無史さん 2014/06/14(土) 22:16:59.76 0
実際瀉血とかあったからなぁ…
まぁ近代でもロボトミー手術とかあったけど
9: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 05:33:16.89 0
>>4
バカの一つ覚えで、とりあえず病気になったら血抜いて、患者を死に追いやってましたよね。
11: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 08:29:47.36 0
ジョージ・ワシントン>>9
有名なのはワシントンだな
当時の医者からみ非難された
管理人より:当時のヨーロッパやアメリカでは「悪い血が病状を引き起こす」という迷信があり、病気になったらとにかく血を抜いて治療をしていました。ワシントン大統領の死因は化膿性扁桃腺炎だそうですが、直接の死因はこの瀉血による失血死だとも言われています。
3: 世界@名無史さん 2014/06/14(土) 18:22:35.98 0
芸能人系、音楽・俳優・女優
45: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2014/06/16(月) 21:26:03.59 0
>>3
能役者や歌舞伎役者は扱いが初期に比べると変わりましたね。
「散楽は乞食の所行なり」と断じていた三条公忠が今を見たら、何と言うことやら。
5: 世界@名無史さん 2014/06/14(土) 23:56:09.18 0
金貸し→銀行家
相場師→投資家
革命家→プロ市民
17: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 14:49:42.14 0
>>5
ムスリム→テロリスト
18: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 15:54:58.45 0
>>17
テロリストが16億人もいたらお前はとっくにこの世から消えてるぞ
6: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 00:21:57.86 0
古代ギリシアとかローマだと普通に医師とかは重宝されてたぞ、外科手術もあって道具も残ってる
カエサルの改革でローマ市民権を教師と並んで、無条件で得られるようにもなった職業でもある

ぶっちゃけ医療関係は中世のがホント酷い、施設の衛生面とかも含めて
7: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 05:24:51.29 0
ただ、東洋史だと医者は呪術者扱いだそうです。

華佗三国志にでてくる華佗がいますが、華佗は曹操に士官しようとしたのですが、曹操は華佗の士官を認めませんでした。

理由としてあげられるのは、当時の医者は、効果の怪しい薬を病人の弱みに付け込んで、高値で売っていた者もいたそうで、医者=詐欺師みたいな風潮があったのが原因だそうです。


だから、ローマ以外だと社会的地位はなかったようです。
8: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 05:29:02.31 0
フローレンス・ナイチンゲール医療関係だと、ナイチンゲールが活躍する前後の看護婦は、天と地との差。
ナイチンゲール以前の看護婦と言ったら、アル中で、包帯や注射もできず、仕事よりも賭け事のほうを優先したりと、今と比べたら、状況はかなりやばかったらしいです。
病院に行ったら、死んでしまうと言われており、実際、主要な死亡原因のひとつに、看護婦の怠慢が挙げられていたようです。
10: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 08:26:05.01 0
>>1
理髪外科医はたしかに社会的地位は低いけど、教授医師は社会的身分高いよ

医療を施すもののなかでも差異があった
管理人より:床屋外科医については巻末に書いてあるので、そちらを参照のこと。
クリミア戦争でのナイチンゲールのイラスト
ナイチンゲールは近代看護学に大きな貢献のある人物ですが、生涯を看護師として過ごしたのではなく、看護実務に当たっていたのは、クリミヤ戦争に従軍していた2年ちょっと。彼女の真価は、その後行った野戦病院の衛生状態の改善などの大改革にあるのでして、看護実務以外でなした業績の方が遥かに巨大です。また看護の現場に統計学を持ち込み「病院統計」という考え方を考案、病院改革の必要性を説いたという、まぁけっこうなマルチ天才肌の人物です。
13: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 11:30:48.87 0
聖職者、法律家、医者は中世ヨーロッパでプロフェッションと呼ばれた知的専門職。
中世の大学には上級学部として神学部、法学部、医学部がおかれ、その下に基礎的な学問を学ぶための哲学部がおかれた。
元の身分が低くても大学で学んでこの三つの職業につけば高い地位を認められた。
地位が低かったのは外科医。外科医というよりもむしろ手術職人といった方がよかった。


華佗が曹操から医者としての技術しか認められなかったから曹操を嫌がった。
同時代でも張機、虞翻は医学の心得を持ちながらあくまで士大夫だった。
16: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 14:33:26.37 0
マジレスするとマスコミ
というより今の地位が上がりすぎなかんじ
20: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 17:14:12.11 0
任天堂
花札→ゲーム
26: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 19:54:34.87 0
学者

近代ヨーロッパまでは、学者というのは尊敬されるニート
名門貴族か豪商の子弟が、片手間的にやっていたので、給料はなく、研究費も自前でやっていた。


変わった要因として、産業革命以降、学問が経済に貢献するようになったこと、ファーブル達が出版という形で収入を得たため、自前で収入を得ることができたこと、大学進学が盛んになり、授業料収入で学校が運営できるようになったことで、学者の社会的役割が大きくなった。
28: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 20:01:15.84 0
前近代でも、医者や牧師など仕事をしながら研究をしていた。
江戸時代後期には、名主や庄屋が農作物の栽培実験を繰り返していた。
30: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2014/06/15(日) 20:30:06.79 0
グレゴール・ヨハン・メンデル>>28
神父のメンデルが、遺伝の法則を発見。
それよりやや早く、江戸では好事家が朝顔の栽培で法則を発見。


曲亭馬琴曲亭馬琴は日本で初めて原稿料だけで生活出来た人だと言われていますね。
元々は履物屋と兼業。
戯作者になるために武士を捨て、27歳で生活のために30歳の未亡人と結婚し、義母が没したら原稿料も安定していたので履物屋廃業と無茶な人生。


林羅山儒学は文人貴族や僧侶が兼業していたのが、江戸初期に分離。
藤原惺窩(公家出身)も弟子の林羅山も元禅僧・禅寺の在家弟子でした。
しかし羅山以降、中世には神仏混淆状態でほぼ唯一の権威であった仏教が、儒学の立場からインテリの間で批判されるようになる。


そして、排仏思想は次第に発展、江戸時代にも散発的な仏教弾圧を生んで、明治維新・神仏分離により中世に発展した神仏混淆思想がとどめを刺される。
仏教信者のインテリがいなくなった訳ではないにせよ、宮中からも排除されて評価の反転・転落を味わったと言っていいでしょう。

戦前の日本の道徳は、古くからの神道というよりは儒教系の思想の産物。
31: 世界@名無史さん 2014/06/15(日) 20:34:10.59 0
>>30
日本の儒教道徳はかなり歪んだものだからその点は注意すべし

儒教道徳では「君君たらずば臣臣たらず」だが
日本の儒教道徳では「君君たらずとも臣臣たるべし」
34: 山野野衾 ◆qDubHAi3S/a/ 2014/06/16(月) 03:42:52.37 0
>>31
それもあるから「儒教系の思想」と。
35: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 08:08:15.47 0
評価が下がったものとして、農家

昔の農家は、食い物だけではなく、皮革、綿花、醸造等々1次産業、2次産業を兼任していたので、今でいうところの社長業に相当する。
そのため、食い詰めた都市労働者は、農家になりたくて、アメリカに移民した。


現在では、気象の影響など、不確実性が大きいのが嫌遠されていること、その影響を受けず付加価値を付けられる重工業やサービス業に取って代わられたこと、農家自身が農業を継続するよりも不動産業などサービス業にシフトしてしまったことなどから、重要性に反して、農家の評価が下がっている。
民主主義国家においては、圧力団体でもあることから、国民から反発されている面もある。
182: 世界@名無史さん 2014/08/28(木) 20:41:14.85 0
>>35
大昔は労働者の過半数が農民だったが今の先進国で農民は少数派になった
36: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 08:23:06.36 0
そういや日本のエタは差別はされていたが農民の下の地位でなく別の権力持ってたが、明治維新でまさに平民の下になってしまった

特に関東ではエタはヒニンの上の地位にあり、皮革業などの特権があって、エタ頭は上級旗本か最下層の大名くらいの収入があった
39: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 15:15:54.77 0
>>36
普通に農民のした扱い。
甲州、藩主「間引きをした百姓は、非人小屋を作って放り込め」
藩主の認識、百姓>>>>>穢多・非人
甲州、飢饉対策で百姓が決めたルール「物乞い乞食・浪人がきても、村に留めてはいけない、非人の方に送るようにしよう」。


特権じゃなくて一部の専業。皮皮業などの特権w
ごく一部の例外でいいなら、アメリカ南部の黒人奴隷は、1エーカーとか自分の土地をもらって、自由に栽培して、自由に売っていた。
42: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 17:35:57.59 0
>>39
違うよ
多くの地域で皮革業を「独占できる」特権があった
勿論地方によって差はある
牛馬の解体の独占権もあった地域もある
専業とは全く違う特権です


また下云々は完全に偏見だな
「差別」と「配下」は違うでしょ

あとエタとヒニンの区別がついてない
ヒニンはエタのおおむね下位にありかつ「差別される度合いが少ない」ので一般人から見ると、エタの方がより差別される対象だが、ヒニンよりかエタのほうが「地位」は高い


でヒニンの一部に「犯罪者」をヒニンにする制度がありそれを君は勘違いしてる
この犯罪者由来のヒニンは農民に戻ることも可能だった
41: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 17:10:14.88 0
特権と言うより専業。
むしろ職業の自由の制限・移住制限で、農奴ならぬ工奴。
管理人より:このあと当時の被差別階級の扱いについて盛り上がりますが、長いのでカット。
38: 世界@名無史さん 2014/06/16(月) 15:05:08.19 0
意外や意外、奴隷に対する見方も変わっている。

古代ローマだと、専門的知識のある人も奴隷であったため、金銭を貯めて、解放奴隷になっても、そのまま大貴族に仕えて、大貴族の庇護下に入る例も珍しくない。
また、剣闘士や戦車乗りは、市民のスターであった。

時代を下ると、マムルークやイエニチェリのような、国家の最高権力を握ることもしばしばあった。


奴隷に対する見方が変わったのは、アメリカ南北戦争の影響が強い。
62: 世界@名無史さん 2014/06/20(金) 14:07:38.99 0
あとは警察関係者かな
徳川時代は、上の方はともかく、下働きは被差別民が担っていたけど(ウチの田舎はそうだった)
スパイ・公安警察あたりも
67: 世界@名無史さん 2014/06/26(木) 23:07:01.06 0
海賊とか?
密貿易とか朝貢ってめっちゃお金になるよね、この利権を巡って室町末期に大名どうしで大げんかしてなかったっけ
倭寇のころとか、海賊から商人までわりと連続的だったんじゃないのかなあ
しれっと高い社会的地位を得た人も多かったんじゃなかろうか
68: 世界@名無史さん 2014/06/27(金) 08:16:58.08 0
>>67
当時の海賊は、大抵は交易商でメインの稼ぎはそちらだから
70: 世界@名無史さん 2014/06/28(土) 04:12:54.12 0
>>67
世界史板なんだからヨーロッパの海賊だろ
政府公認の「私掠船」になって英雄扱い
69: 世界@名無史さん 2014/06/27(金) 09:59:58.32 0
職業じゃないんだけど、DQNの地位かなあ
貧乏人が豪族、王族に成り上がった場合、任侠の徒であったって書かれてることが多いじゃん(東アジアね、欧州だとまた違うかも)

けど今の先進国で任侠を売りに成り上がるなんて無理じゃん、社会の流動性が違う
学者とか知的職業とか知能で出世するものでしょ
管理人より:「任侠の徒」=「DQN」なのかなぁ…。「任侠」とは、
本来、仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神を指す語。 また、ヤクザ史研究家の藤田五郎の著述によれば、正しい任侠精神とは正邪の分別と勧善懲悪にあるという[1]。
だそうですけどね。
71: 世界@名無史さん 2014/06/28(土) 10:06:17.14 0
徴税人
いまじゃ超エリート 不況に強い公務員
73: 世界@名無史さん 2014/06/29(日) 13:38:23.26 0
占星術師ってのは判断が難しいところだな
現代の天文学者に相当するとしたら等価、占い師だとするなら大幅下落
74: 世界@名無史さん 2014/06/29(日) 16:15:44.47 0
>>73
なるほどw
錬金術師は詐欺師扱いだったが
科学者で錬金術師扱いされた人もいたんだよな
94: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 20:12:12.00 0
>>74
いまも原発御用学者っていう錬金術師の仲間がいるだろw
96: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 21:46:25.25 0
>>94
ここは歴史板なんで。
反原発運動はどこか他のところに行ってやっておくれ。
75: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 01:03:26.79 0
ティコ・ブラーエヨハネス・ケプラー
ティコやケプラーみたいに占星術師と天文学者を兼業していた人もいる。
成り行きからいえば、占星術は天文学の生みの親みたいなモン。
ジェロラモ・カルダーノニコラウス・コペルニクスジョルダーノ・ブルーノ
管理人より:カルダーノなんかも占星術師と数学者・医者兼任。コペルニクスやブルーノなどは聖職者との兼業タイプですね。この「占星」という一般呼称がまずいのであって、英語で言うと「Astrology」ですから正しくは「占星」ですよ。それぞれギリシャ語で「星」を意味する「astron」と、「研究」を意味する「logia」(または「言葉」を意味する「logos」)を合体させてできたので、「星の意味を研究する学問」と言えるでしょうか。一応大雑把な統計学にもとづいてその意味が星座や惑星などに象徴されてます。ちなみに「天文学」は「Astronomy」。「法」を意味する「nomos」との合体で、こちらは「星の運行を明らかにする学問」ですね。
88: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 13:38:16.82 0
軍事を総攬する国家の要職だった古代中国の大尉と、現在の大尉の違い。
92: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 16:31:06.13 0
>>88
古代中国は「太」尉じゃなかった?

参謀総長的意味合いの大司馬、武官の長を意味する太尉、最高軍司令官そのものと言っていい大将軍
字義はそれぞれだが結局みんな国防大臣的ポジション
103: 世界@名無史さん 2014/07/09(水) 16:50:31.43 0
新大陸のインディオを教化したカトリック修道僧たちは、ひと頃はずいぶん理想化されて語られてきたけど、最近では現地人を奴隷とし酷使したって評価をよく見る。
このままいくと完全に評価が逆転して、百パーセント諸悪の根源みたいに言われるようになるかも。
104: 世界@名無史さん 2014/07/09(水) 17:45:51.31 0
>>103
逆じゃないか
極悪非道。奴隷もこき使う。100%悪から、それが最近見直されてきている。
105: 世界@名無史さん 2014/07/09(水) 20:57:03.35 0
バルトロメ・デ・ラス・カサスラス・カサスとかの宣教師が、原住民を使うのは人の道に反しているから奴隷を使うようにさせたという事実はあるが、善なのか悪なのか
76: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 01:17:16.29 0
鍼灸師
昔は医師と同等だったわけだが、現代の日本では、医師が異常に威張っている反面、鍼灸師ってその辺のマッサージのお姉さんと同レベルの扱い。
77: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 01:18:30.23 0
官僚

戦前の官僚の地位の高さと比べると、現代の官僚は正直、ひどいもんだと思う。
78: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 01:21:14.27 0
学者・研究者

小保方氏の行為の善悪はともかく、小保方博士を「さん」付けで呼ぶ一方、その代理人たる弁護士を「○○先生」呼ばわりしていたマスコミに驚いたのは自分だけではあるまい
79: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 01:24:37.38 0
逆に、実際のところ先生でも何でもない医者や弁護士を「先生」って呼ぶのは、昔からの慣習が残っている例だね

あと50年くらいしたらどうかはわからんが、少くとも今すぐには、日本特有のこの奇妙な習慣は、なくなりそうにない
80: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 07:38:59.14 0
>>79
奇妙?
弁護士や医者、政治家を先生と呼ぶのは慣習的にただしい用法だが、教職にない研究者を先生と呼ぶ風習は多くないぞ

由来的に教師=先生と固定化できるものでもない
81: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 10:49:21.09 0
>>79
カエサルは征服地の人でも、医師と家庭教師は市民にしたでしょ
使える人間は昔から重用されてきたってだけのこと
82: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 11:04:26.39 0
> 弁護士や医者、政治家を先生と呼ぶのは慣習的にただしい用法だが
だから、その「慣習」が世界的に見ても奇妙だ、って言ってるんだがね。
話が通じそうにないな・・・

ちなみに中国語では、方言で医者のことを「先生」と呼ぶ地域があるそうだ。
但し、日本語の先生に当るのは「老師」であって、これはまさに人の師となる人のこと。
93: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 19:45:44.88 0
>>82
「先生」が英語のMr.に近い用法なのは、普通語(北京語)以外の中国語にも共通じゃないのかな?
ある程度ステイタスの高い職業や地位に就いていれば大抵は先生付き
85: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 12:12:17.57 0
先生ってのは、学識があって人を指導できる人のことだろ。
医者は江戸時代は儒学者との差が少なくて、素問・霊枢やその他の漢籍を読みこなしてる必要があったから、医者としてよりは、漢学者として「先生」と呼ばれていた。森鴎外の小説を読むとわかる。

小説家は、やはり学識経験のある者がなっていることが多かったので(幸田露伴や鴎外、漱石など)、やはり先生と呼ばれた。
その名残で、今も小説家は先生だし、その余波で漫画家も先生と呼ばれている。


弁護士が何で「先生」なのかは、自分は知らん。

まあ今の目線で考えると、医者は一部の研究医を除き、「学識経験者」ではなく単なる高度技術者だし、若い漫画家を「先生」と呼ぶのも明らかに行き過ぎだが、一度固定した尊称は社会的に変化しにくい。
それは日本の良い点でも、悪い点でもあるわけだが。
87: 世界@名無史さん 2014/06/30(月) 13:28:24.15 0
「末は博士か大臣か」って言われてた頃の博士と、現在の博士の違い。
100: 世界@名無史さん 2014/07/01(火) 05:02:56.31 0
>>87
違うぞ
「末は博士か大将か」だぞ

「末は博士か『博士ちゃんねる』の管理人か」…なんてね。落差大きすぎる。
オボちゃんのSTAP騒ぎのころなので、他にも「ユニットリーダー」とかが挙がってました。

というわけで、なかなか良いテーマですね。
扱いが大きく変わったっていうと、スレではちょっとしか出てなかったけど、これはもう間違いなくショービズの世界でしょう。特に演劇は、ギリシャ・ローマ以降はヨーロッパでは「害悪」とされて、長らくキリスト教徒としての埋葬を受けられませんでした。
初期キリスト教のタテマエは「禁欲」を旨としておるわけで、ギリシャ・ローマの名残であり、自堕落な神様である酒飲みのバッカスは「悪の象徴」に映ったんですね。従って彼が守護する演劇・音楽などは忌避されることに。
音楽は法悦を高める効果があるってことで早々に一部解禁され、伴奏なしの教会声楽が進歩しますが、演劇はこの間ルネサンス明けくらいまでは、一部の教会劇を除いて長らく日陰の職業に。

Shakespeare in Love - Trailerコメディ・フランセーズやシェイクスピア以降は、娯楽のひとつとして盛り上がり始めますが、やはりまだまだ迫害の影響色濃く、女性の役者は禁止されてたそうですね。そのへんの苦労話は、グウィネス・パルトロー主演の映画「恋におちたシェイクスピア」などを見ていただきたいと思います。女性役は変声期前の少年が演じたりして大変ですよ。

このへんが解消されたのは、やっぱりブロードウェイやハリウッド映画産業の発展が大きいのかなー。今や俳優というとセレブですもんね。
産業革命以降、徐々に地位が良くなっていったってことは、人間豊かになって余裕ができると、いろいろな娯楽を求めるってことでしょうか。

アンブロワーズ・パレの肖像
トップ絵は、19世紀フランスの画家、ジャン=バプティスト・ベルトランによる「アンブロワーズ・パレの肖像」より。
このアンブロワーズ・パレというのは、いわゆる「床屋外科医」なのでして、身分の低い生まれですが、最終的にはシャルル9世の王室外科医にまで登りつめた16世紀の人物。近代医学の発展に大きな貢献があります。

昔は外科医の身分は内科医に比べて非常に低く、床屋さんがこれを代行していたものです。現代でも床屋さんの看板は青と赤の螺旋がグルグルしてる例のアレでしょ。アレは静脈と動脈を表していて、この外科医も兼任してたころの名残りですよ。

で、このアンブロワーズ・パレという人物の残した功績は大きく、管理人は非常に好きな人物のひとりなのでいくつか書いておきます。

パレの著書「肉体の働き(Les Oeuvres)」より
当時の傷口の治療というのは、高温の油を注ぎ込んで「焼いて止血する」という過酷なものでした。軍医として戦争に従軍していたパレ先生、ある日油が切れてしまったので、代わりに軟膏を自作して(バラ油、テレピン油、卵黄を使ったとも)これで止血を試みたところ効果絶大。以後、これが主流となっていきます。
また、血管を直接糸で縫って止血する血管結紮法を考案し、取り除くことが困難な弾丸の摘出に新技術を考案し、ついでに手足を失った患者のために人口義手や義足も考案し…と大変なアイデアマンなのです。
彼の医学には、当時としては珍しく、冷徹な観察により因果関係を究明しようという姿勢が感じられ、非常に合理的かつ科学的です。

アンブロワーズ・パレ患者にはいつも慈愛を持って接し、「優しい医者」との異名のあったパレ先生。生まれつき病弱だったシャルル9世に「他の患者並みじゃなくもっと良い手当をして」とワガママを言われ、それに応えて曰く。
それはできません。すべての病み人に国王と同じ手当をしているからです


人格者でもあるパレ先生なのでした。「近代外科の父」のひとりであり、また医者の鑑のような人物。
彼の残した著作は、オランダ人の手を経て遠く日本へも伝わりました。昔の日本のお医者さんも彼の医学に大きな影響を受けています。
4.15追記:当記事を「朝目新聞」さんにてご紹介いただきました!
ナイチンゲールに影響を受けて、アンリ・デュナンは赤十字を創設してますから、彼女のなした業績はそれほど巨大だったってことですねぇ。
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    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 8:01
    今でこそ外科、特に心臓外科とか脳外科、生命に関わる部分を移植する外科は
    尊敬されますが、昔は単なる職人扱いでしたしねえ。解剖も汚れた作業なので
    それこそ牢屋で非人がやっていたほど。

    京都の某マンションの敷地内に解剖記念碑がありますが、そこは元々牢屋です。
    • ※2 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 10:06
    歌舞伎・能・狂言の舞台が小屋掛けとか屋外だったのは、「常設の施設は認めない」ってことだから
    江戸中期以降、歌舞伎役者が大人気になっても、所詮は「小屋掛けの河原〇食」という、身分外の扱い
    で、その身分を高めるために、「通りに店を出す商人が舞台に出てる体」というのを、お上に働きかけた
    「成田屋」とか「音羽屋」などの屋号はその名残
    なお、相撲も芸能と同じく興行だったから、国技館とか言っても所詮は小屋掛け(の体)
    土俵の上に屋根みたいなのがぶら下がってるのは、小屋掛けであることを表してるんだから
    • ※3 : 詳細
    • 2017.4.8 10:54
    ヒニンは現代の職業名で言うと、
    芸能人、ホームレス、犯罪者。
    エタは、警察官(巡査)、トサツ業。
    ちなみに同じ職業でも、岡っ引き(巡査)はエタだが、
    同心(刑事)は武士。
    • ※4 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 13:50
    まあ軍人→自衛官でしょう。
    • ※5 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 15:49
    軍人はころころ評価変わってるよな
    平和な時は無駄な職業として忌み嫌われきな臭くなると頼りになるとしてモテる
    • ※6 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 15:57
    日本だと占い師祈祷師は卑弥呼とか安倍晴明みたいに政治に食い込んでたけど今はどんなに有名でも詐欺師扱いだもんなあ
    西洋では金融=卑しい汚い仕事→被差別階級のユダヤ人が就いて大儲け→ゴールドマンetcの大富豪誕生だもんね
    知人の婆様が設立当初の某金融機関に勤めてた時も、周りからさんざん怪しい危ないって言われてたそうだが、当初からボーナス10か月とかめちゃめちゃ給料良かったそうだ(彼女はお茶くみコピー取り等雑用係だったらしいが)
    ネットビジネスもブロードバンド前まではアマゾンと楽天以外はどの大手企業も参入しては潰れていたし、携帯も90年代後半くらいにメールとiモードつきのものが出るまでは仕事で必要な大人が持つものだった
    「メールで打った文章は冷たい、情緒がない」とか言われてたな~
    年取ったもんだ・・・
    • ※7 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 16:29
    えたひにんの話は知らないのなら関わるのはやめとけ

    基本、馬具は馬の皮から作るので、企業秘密だったわけよ
    地方により全くちがうのだが、例えば武田信玄配下なら、かなり尊重されていたよ
    武田騎馬軍団を支える要だから

    これが関西にくると全く変わるんだけど、そこいら辺を知らないなら語るのはやめたほうが吉
    • ※8 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 22:12
    声優も昔は落ちこぼれ役者(失礼!)がやるもんだったって聞いたな
    • ※9 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.8 23:14
    現在、東北だと医者だけでなく
    薬剤師、看護師も先生とよばれる。

    弁護士にも通じるかもしれないけど、
    有難い+知識職 って感じなのかな
    • ※10 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.9 12:48
    人の価値観なんて時代や情勢によってコロコロ変わるってのが良くわかりますね~
    結構昔の話が多いけどここ10年ぐらいでも飛行機のCAとかバスガイドさんの地位も変わってますね この先地位向上する職業はなんだろー?福祉関係とか結構変化ありそうですけどね
    • ※11 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.9 14:40
    プログラマとかSEってのもこの30~40年で恐ろしく社会的地位が低下した気がするね
    まあそれだけコンピュータが身近で誰でも使えるモノになったということなんだろう

    昭和60年代ぐらいだったかな、懐かしの『マイコンBASICマガジン』で連載されてた記事で
    ゲームプログラマのエッセイがあって「僕達プログラマにとってSEってのは神様的存在で」とか書いてあった気がするな。なれたとしても理系の大学の電子工学系を出た、まさにコンピュータ工学のエキスパートがやってるってイメージだった
    • ※12 :
    • 2017.4.11 8:00
    医師、弁護士、会計士、アクチュアリー、CFA
    • ※13 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2017.4.14 23:20
    画家もブリューゲルが活躍したころは、職人とみなされていて、絵画が芸術になるのはもう少し後の時代だったと記憶しています。絵が描けるのはセンスや才能じゃなくて、技術だとみなされていたってことですかね。
    そういえば江戸時代の絵師さんたちも浮世絵はタブロイドみたいなもので、狩野派、土佐派などの御用絵師の人たちも、夏に使う団扇の絵なんかも描いていたそうですし、芸術家というよりは職人の扱いですね。そういえば日本人がいわゆる「芸術」って概念は何時頃から持っていたんだろ。
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