【画像アリ】 極限環境に存在する生き物 Part1 @ [野生生物板]
- 2019.11.12 21:03
- カテゴリー : 生物学
- DNA . [PART記事] . [トリビア] . [ミステリー] . [極限環境に存在する生き物] . [理系考察] . [画像大量] . アルカリミギワバエ . アルテミア . エネルギー . オレオクロミス・アルカリクス . カクレウオ . カンガルーネズミ . キワ・プラヴィダ . クマムシ . クリプトビオシス . クロシジミ . コオリウオ . ゴールデンジェリーフィッシュ . シュモクザメ . セキユバエ . デイノコッカス・ラディオデュランス . デスルフォルディス・アウダクスウィアートル . ニューメキシコスキアシガエル . ハオリムシ . バクテリア . ヒ素 . プランクトン . プロングホーン . ヘモグロビン . ヘモシアニン . ヘモバナジン . マウンテンストーンウェタ . マミチョグ . モロクトカゲ . ラボードカメレオン . 乾燥 . 低音 . 太陽光 . 放射線 . 極限環境 . 水分 . 溶岩 . 熱水噴出孔 . 珪素生物 . 真空 . 高圧 . 高温
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![【画像アリ】 極限環境に存在する生き物 Part1 @ [野生生物板]](http://science-2ch.net/wp-content/uploads/2019/11/1U2Ss4Vo.jpg)
1: 名無虫さん 2019/05/05(日) 21:49:42.84 ID:ID:
極限環境で生活する生き物について語りましょう
極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。

・クマムシは乾眠状態になると乾燥、低温、放射線、高圧、真空に耐える。
・2014年、ロシア宇宙ステーションの外壁から生きた海洋性プランクトンが発見された。
・深海には熱水噴出孔から出る各種硫化物を合成するバクテリア、それを体内に飼うチューブワーム、バクテリアを餌にする端脚類、カイアシ類、それを餌にする巻貝、エビ、カニ、魚類、それらを餌にするタコなど太陽エネルギー(光合成)に依存しない生態系が存在する。

・デイノコッカス・ラディオデュランスは強力なDNA修復機構により放射線に耐えることができる。

・地球上のほとんどの生物が利用するエネルギー源(光、酸素、炭素)がまったく存在しない2.8kmの地下に生息する棒状の生物デスルフォルディス・アウダクスウィアートルはウランの放射線からエネルギーを得ていた。

・普通の動物では皮膚が爛れる強アルカリ性、40度の水温、非常に塩分濃度が高いナトロン湖には環境に適応した藍藻類、それを餌にする1種類の固有魚キクラとフラミンゴだけが生息する。

・2009年グリーンランドにある氷河の約3.2km下層の氷内から鞭毛を持つ桿菌Herminiimonas glacieiが発見された。
・2017年地球最深部マントル近くの岩石から湧き出る水の中から呼吸を司る遺伝子がない未知のバクテリアが発見された。
・50年間雨が降らないアタカマ砂漠に住むendolith

・雨も植物も少ない北アメリカ南部の砂漠に住むカンガルーネズミは、餌から得た水素と呼吸で得た酸素を体内で合成して水を作るから生涯一度も水を飲まなくても生きられる。

・レンソイス・マラニャンセス国立公園の砂漠には乾期に干上がり雨期にできる湖があり、そこにはラゴ・ペイシェという魚が住んでいる。

・貝類中で最も地底深く(地下1km)に生息するカタツムリZospeum tholussumは視覚が無く、少ない餌でも生きていけるように代謝を低くしたため移動能力もほぼ無く、精一杯動いても数週間に数mm。
極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。

・クマムシは乾眠状態になると乾燥、低温、放射線、高圧、真空に耐える。
・2014年、ロシア宇宙ステーションの外壁から生きた海洋性プランクトンが発見された。
・深海には熱水噴出孔から出る各種硫化物を合成するバクテリア、それを体内に飼うチューブワーム、バクテリアを餌にする端脚類、カイアシ類、それを餌にする巻貝、エビ、カニ、魚類、それらを餌にするタコなど太陽エネルギー(光合成)に依存しない生態系が存在する。

・デイノコッカス・ラディオデュランスは強力なDNA修復機構により放射線に耐えることができる。

・地球上のほとんどの生物が利用するエネルギー源(光、酸素、炭素)がまったく存在しない2.8kmの地下に生息する棒状の生物デスルフォルディス・アウダクスウィアートルはウランの放射線からエネルギーを得ていた。

・普通の動物では皮膚が爛れる強アルカリ性、40度の水温、非常に塩分濃度が高いナトロン湖には環境に適応した藍藻類、それを餌にする1種類の固有魚キクラとフラミンゴだけが生息する。

・2009年グリーンランドにある氷河の約3.2km下層の氷内から鞭毛を持つ桿菌Herminiimonas glacieiが発見された。
・2017年地球最深部マントル近くの岩石から湧き出る水の中から呼吸を司る遺伝子がない未知のバクテリアが発見された。
・50年間雨が降らないアタカマ砂漠に住むendolith

・雨も植物も少ない北アメリカ南部の砂漠に住むカンガルーネズミは、餌から得た水素と呼吸で得た酸素を体内で合成して水を作るから生涯一度も水を飲まなくても生きられる。

・レンソイス・マラニャンセス国立公園の砂漠には乾期に干上がり雨期にできる湖があり、そこにはラゴ・ペイシェという魚が住んでいる。

・貝類中で最も地底深く(地下1km)に生息するカタツムリZospeum tholussumは視覚が無く、少ない餌でも生きていけるように代謝を低くしたため移動能力もほぼ無く、精一杯動いても数週間に数mm。
11.27追記:カンガルーネズミのところがちょっとおかしいそうなので、※6ドクターのツッコミを追記しておきます!カンガルーネズミの説明はちょっとおかしい
餌の炭水化物を消費して副生物として水が生じるのはどの生物でも同じ
カンガルーネズミの特筆すべき性質はエサをわざとカビさせてそのカビから水分を得ること
要は食物から水を得るのがとっても上手なのである
2: 名無虫さん 2019/05/05(日) 22:14:49.87 ID:ID:sG1G9z9u.net
>>1
巨大隕石が落ちて岩盤がめくれようが全球凍結しようが地球の生命が絶滅しないわけだな
巨大隕石が落ちて岩盤がめくれようが全球凍結しようが地球の生命が絶滅しないわけだな
3: 名無虫さん 2019/05/05(日) 22:28:01.73 ID:ID:
溶岩には生物おらんのか?
6: 名無虫さん 2019/05/06(月) 01:26:40.25 ID:ID:RicZqdne.net
>>3
石や金属が液体になる数千度のマグマの中で、体構造を保って生きることができる生物は現在確認されていない
現在知られている中で最も高温で増殖が可能な生物は深海の熱水噴出孔などに生息する「Methanopyrus kandleri Strain 116」で122度
石や金属が液体になる数千度のマグマの中で、体構造を保って生きることができる生物は現在確認されていない
現在知られている中で最も高温で増殖が可能な生物は深海の熱水噴出孔などに生息する「Methanopyrus kandleri Strain 116」で122度
4: 名無虫さん 2019/05/05(日) 22:30:24.68 ID:ID:
何年か前に科学系のニュースで見たけど、火星の土壌には高濃度の過塩素酸塩が含まれていて、生物の生存には不適と考えられていたが、火星の土に似せて作られたNASAの模擬土実験でミミズの繁殖に成功したらしい。
意外と生物は人間が考える以上にどんな環境でも生きていけるのかもね。
意外と生物は人間が考える以上にどんな環境でも生きていけるのかもね。
5: 名無虫さん 2019/05/06(月) 00:49:47.23 ID:ID:

パラオのマカラカル島にある塩湖ゼリーフィッシュレイクには固有種のゴールデンゼリーフィッシュというクラゲが住んでる
この湖は容存酸素濃度が極端に低く生き物はこのクラゲくらいしかいない
栄養状態の乏しい環境のため、体内に藻類を住まわせて、その藻類が作り出した有機物を摂取することで生きている
クラゲは藻類により多く光合成をさせるため日陰を避けて太陽光の当たる場所を移動し続ける
7: 名無虫さん 2019/05/06(月) 02:05:16.76 ID:ID:7NEHBNHp.net
>>1
ナトロン湖の藻は80度近くある噴出孔付近に生えてるから、魚は体が煮える前にいそいで藻を食べて即離れるのを繰り返すんだよな
たまに逃げ遅れて煮えて死んでしまうものもいるらしい
ナトロン湖の藻は80度近くある噴出孔付近に生えてるから、魚は体が煮える前にいそいで藻を食べて即離れるのを繰り返すんだよな
たまに逃げ遅れて煮えて死んでしまうものもいるらしい
8: 名無虫さん 2019/05/06(月) 08:37:59.29 ID:ID:
面白いな
9: 名無虫さん 2019/05/06(月) 19:38:46.10 ID:ID:

長くて厳しい乾季があるマダガスカルに生息するラボーズカメレオンは、乾季の終わりに卵から孵り雨季に成長して交尾、産卵し乾季の始めに死ぬことで子孫を残していく
一般的な爬虫類が5~10年の寿命だが、このカメレオンは寿命がたった5ヶ月で陸上脊椎動物最短
10: 名無虫さん 2019/05/06(月) 21:47:03.34 ID:ID:
11: 名無虫さん 2019/05/06(月) 22:33:42.93 ID:ID:
カイアシ類とかの皮膚に付く寄生虫を落とすため?
12: 名無虫さん 2019/05/07(火) 12:08:09.70 ID:ID:
近年、世界中の海が酸性化してて海洋生物大量死の危険が迫ってるらしいけど酸性度の高い海底火山で暮らす生物なら生き残りそう
13: 名無虫さん 2019/05/09(木) 14:39:48.34 ID:ID:

雨季が一週間弱と短い砂漠に棲むニューメキシコスキアシガエルの卵は約2日で素早く孵化する。
そして、オタマジャクシは先天的に藻類を食べる草食タイプと、後天的に体が大ぶりで顎の強い肉食タイプの二種が一定の割合で生まれてくる。
雨季が短く、毎年水場の環境や食料などが変わるため、餌が潤沢なら全てのオタマジャクシは草食タイプで成体になるが、乾燥によって水場が減少し藻類等の餌が少ない場合は、一部が肉食タイプに変異し草食タイプを共食いして成体になる。
14: 名無虫さん 2019/05/09(木) 23:01:16.02 ID:ID:
毒針をぶっ刺して魚を殺すイソギンチャクの中で暮らすクマノミは極限環境の生物?
23: 名無虫さん 2019/05/11(土) 10:14:21.07 ID:ID:
>>14
本来は自分達を殺すはずの生き物の中で暮らして共生関係になっているのは、カツオノエボシの毒触手の中に隠れ住むエボシダイ、食虫植物ウツボカズラの中で暮らすカニグモ、アリの巣の中で育つクロシジミの幼虫とか他にも色々いるな
中でも変わった性質を持つのがクロシジミの幼虫で、フェロモンを出してアリの幼虫に擬態して、働きアリを騙しアリの巣穴に運んでもらって巣の中で安全に育ててもらう
成長して羽化するとフェロモンが切れてアリに食べられちゃうからアリの活性が低い明け方に一斉に羽化して速攻巣穴から逃げ出す
本来は自分達を殺すはずの生き物の中で暮らして共生関係になっているのは、カツオノエボシの毒触手の中に隠れ住むエボシダイ、食虫植物ウツボカズラの中で暮らすカニグモ、アリの巣の中で育つクロシジミの幼虫とか他にも色々いるな
中でも変わった性質を持つのがクロシジミの幼虫で、フェロモンを出してアリの幼虫に擬態して、働きアリを騙しアリの巣穴に運んでもらって巣の中で安全に育ててもらう
成長して羽化するとフェロモンが切れてアリに食べられちゃうからアリの活性が低い明け方に一斉に羽化して速攻巣穴から逃げ出す
24: 名無虫さん 2019/05/11(土) 12:43:17.91 ID:ID:
>>23
羽化してフェロモンが切れるとやべえって誰に教えられるでもなく本能で知ってるんだな
羽化してフェロモンが切れるとやべえって誰に教えられるでもなく本能で知ってるんだな
16: 名無虫さん 2019/05/10(金) 22:28:54.15 ID:ID:

南極に生息しているコオリウオは、海水温が氷点下を下回っていても体内で不凍蛋白質を合成して凝固点を下げるから体が凍らずに生存できる。
これは脊椎動物の中で唯一の能力である。
そして、酸素運搬物質であるヘモグロビンやミオグロビンがないため、血液が無色透明であり、これも全脊椎動物で唯一の特徴。
酸素を運搬する赤血球が無いのにどうやって体中に酸素を運ぶかというと、極寒の南極では海水の酸素含有率が高く、自然と血中の酸素濃度が高くなるため、酸素は血漿に溶解されてヘモグロビンを介さずに直接組織に運ばれる。
17: 名無虫さん 2019/05/10(金) 23:53:06.54 ID:ID:
酸素が薄い環境だとヘモグロビンが必要で、濃い環境だと必要無いてことか
18: 名無虫さん 2019/05/10(金) 23:59:36.87 ID:ID:D4gWvVfs.net
>>17
酸素が薄い環境だとヘモシアニン
酸素が薄い環境だとヘモシアニン
20: 名無虫さん 2019/05/11(土) 01:29:13.56 ID:ID:
>>17
全ての脊椎動物の血液には、酸素分子と結合して全身に酸素を運搬する働きをするヘモグロビン(鉄)という物質が含まれているため血の色が赤い。
エビ・カニ、昆虫の一部、貝の一部、イカ・タコ等の酸素濃度が低い環境で進化した生物は血中にヘモシアニン(銅)という酸素運搬物質を持つため血の色が青い。
ヘモシアニンはヘモグロビンに比べて少ない量しか酸素を運べないが、酸素濃度が低い環境でも確実に酸素を全身に供給できるという利点がある。
最初の軟体動物が出現したとされるエディアカラ紀のように大気中の酸素濃度が現代の10分の1という状況ではヘモシアニンの方が酸素運搬には効率が良かった。
脊椎動物の祖先が現れたカンブリア紀のように酸素濃度の高い環境では大量の酸素を運ぶことができ活発な運動を可能にするヘモグロビンの方が有利になった。
低温であるほど気体の水への溶解度が大きくなり極寒の南極では酸素に富んだ海水になるので、ヘモグロビン等の酸素運搬物質が無い種でも体中に必要十分な量の酸素が運ばれるため生存することができる。
また、水温が氷点下になる南極海ではヘモシアニンと酸素の結合が強すぎて切り離すのが困難になり体に酸素が行き渡り難くなる。
ちなみに、ホヤの血球中にはヘモバナジン(バナジウム)が含まれるため血の色が緑。しかし、ヘモバナジンは酸素運搬物質ではなく何のために体内にあるのか不明。
全ての脊椎動物の血液には、酸素分子と結合して全身に酸素を運搬する働きをするヘモグロビン(鉄)という物質が含まれているため血の色が赤い。
エビ・カニ、昆虫の一部、貝の一部、イカ・タコ等の酸素濃度が低い環境で進化した生物は血中にヘモシアニン(銅)という酸素運搬物質を持つため血の色が青い。
ヘモシアニンはヘモグロビンに比べて少ない量しか酸素を運べないが、酸素濃度が低い環境でも確実に酸素を全身に供給できるという利点がある。
最初の軟体動物が出現したとされるエディアカラ紀のように大気中の酸素濃度が現代の10分の1という状況ではヘモシアニンの方が酸素運搬には効率が良かった。
脊椎動物の祖先が現れたカンブリア紀のように酸素濃度の高い環境では大量の酸素を運ぶことができ活発な運動を可能にするヘモグロビンの方が有利になった。
低温であるほど気体の水への溶解度が大きくなり極寒の南極では酸素に富んだ海水になるので、ヘモグロビン等の酸素運搬物質が無い種でも体中に必要十分な量の酸素が運ばれるため生存することができる。
また、水温が氷点下になる南極海ではヘモシアニンと酸素の結合が強すぎて切り離すのが困難になり体に酸素が行き渡り難くなる。
ちなみに、ホヤの血球中にはヘモバナジン(バナジウム)が含まれるため血の色が緑。しかし、ヘモバナジンは酸素運搬物質ではなく何のために体内にあるのか不明。
21: 名無虫さん 2019/05/11(土) 02:15:27.12 ID:ID:
面白い生態の生き物が多いな
22: 名無虫さん 2019/05/11(土) 05:06:46.24 ID:ID:
極限環境で生きるには工夫が必要だからね
26: 名無虫さん 2019/05/11(土) 15:26:08.81 ID:ID:
>>1
クマムシってそこら辺の川や庭の苔とかに棲んでたりするけど、何で過酷な環境にいるわけじゃないのに超耐久力なんか持ってんだろう
数万気圧や絶対零度近い気温とか高濃度の放射線浴びる環境って地球上に無いよな
クマムシってそこら辺の川や庭の苔とかに棲んでたりするけど、何で過酷な環境にいるわけじゃないのに超耐久力なんか持ってんだろう
数万気圧や絶対零度近い気温とか高濃度の放射線浴びる環境って地球上に無いよな
27: 名無虫さん 2019/05/11(土) 23:06:52.92 ID:ID:
きっとクマムシは、長い長い過酷な旅を経て、安住の地を求めてやっとの思いで地球に到達してきたんだよ。
28: 名無虫さん 2019/05/12(日) 06:09:31.86 ID:ID:
灼熱の惑星や超重力の惑星を巡ってきたと考えるとワクワクするなw
29: 名無虫さん 2019/05/12(日) 13:48:57.23 ID:ID:
クマムシが属する緩歩動物が出現したカンブリア紀の気候は温暖湿潤で大きな地殻運動はなく極地方には氷河がなかったと考えられてる。
地球上の生物とは思えないほどの極限環境耐性はなぜ獲得するにいたったのか謎だ。
地球上の生物とは思えないほどの極限環境耐性はなぜ獲得するにいたったのか謎だ。
30: 名無虫さん 2019/05/12(日) 14:08:39.30 ID:ID:
クマムシ達が平和に暮らしていた惑星が、ある日突然小惑星の衝突により惑星ごと消滅した。
何とか生き残ったクマムシ達は、自分達の命運を掛けて、はるか数十億光年の彼方の星、地球をめざして長い旅を始めたのであった。
何とか生き残ったクマムシ達は、自分達の命運を掛けて、はるか数十億光年の彼方の星、地球をめざして長い旅を始めたのであった。
31: 名無虫さん 2019/05/12(日) 18:06:02.79 ID:ID:

北アメリカに住むプロングホーンは、短距離では最高時速88km、長距離では時速70km以上で走り続けることができるが、現代の北アメリカにそんなに速く走らないと逃げられない肉食獣は存在しない。
昔、北アメリカには現生チーターにほぼ同質の形態機能を持つアメリカン・チーターがいたが、気候変動で絶滅し、そいつらから逃れる能力だけが今でもプロングホーンに残っているといわれている。
生息環境に見合わない過剰な能力を持つ種は、過去にそんな能力を持たなければ生き延びられない過酷な環境を乗り越えてきた、ということなのかもしれない。
33: 名無虫さん 2019/05/13(月) 17:49:44.83 ID:ID:
【生物】メキシコ沖でヒ素からエネルギーを得る海洋生命体を発見[05/13]
米ワシントン大学の研究チームが、メキシコ沖の太平洋で人体には有害なヒ素を呼吸してエネルギーを得る海洋生命体を発見した。
この微生物は水深200から1000メートルの「無酸素環境」の水域に生息。過去の研究で窒素と硫黄により生存する海洋微生物は発見されていたが、窒素呼吸の海洋微生物の発見は初。チームは、地球で酸素が少なかった時期の生存戦略だろうと見ている。
DNA分析により、ヒ素ベースの分子を変換してエネルギーに変える2つの遺伝経路を発見。これは、酸素欠乏海域での生活を説明するほか、他の惑星の地球外生物を探す際にも役立つ可能性がある。
この微生物は水深200から1000メートルの「無酸素環境」の水域に生息。過去の研究で窒素と硫黄により生存する海洋微生物は発見されていたが、窒素呼吸の海洋微生物の発見は初。チームは、地球で酸素が少なかった時期の生存戦略だろうと見ている。
DNA分析により、ヒ素ベースの分子を変換してエネルギーに変える2つの遺伝経路を発見。これは、酸素欠乏海域での生活を説明するほか、他の惑星の地球外生物を探す際にも役立つ可能性がある。
35: 名無虫さん 2019/05/14(火) 21:39:04.32 ID:ID:
深海熱水噴出孔周辺の生物群や岩石由来の物質をエネルギー源にする微生物とか>>33もそうだし、生命の生息条件に光や酸素が必要無いなら地球外生命体ってそこらの星に普通にいそうだな
34: 名無虫さん 2019/05/14(火) 03:39:05.47 ID:ID:
36: 名無虫さん 2019/05/15(水) 09:21:00.31 ID:ID:
木星の衛星エウロパにも熱水噴出孔が存在するらしいから、2022年に打ち上げ予定のエウロパ探査機が地球外生命体発見するの期待
37: 名無虫さん 2019/05/15(水) 20:22:32.67 ID:ID:
地球上で最も深いマリアナ海溝の最深部が水深11kmだけど、エウロパは厚さ20kmの氷の下に深さ150kmの海があるから海底の水圧はんぱない
適応してる生物がいたら想像を絶する形態してそう
適応してる生物がいたら想像を絶する形態してそう
38: 名無虫さん 2019/05/16(木) 14:32:59.32 ID:ID:
あまりに水圧が大き過ぎると、生き物の体はタンパク質の安定を失って、化学的に耐えられない可能性がある
39: 名無虫さん 2019/05/17(金) 15:26:19.82 ID:ID:
軟弱な炭素生物ではなく珪素生物がいるんやで
管理人より:エウロパのスレはクソスレですが、巻末欄にエウロパよもやま話をつけております。
夢とロマンの珪素生物についてはこちらをドウゾ。
40: 名無虫さん 2019/05/17(金) 18:43:58.95 ID:ID:
管理人より:珍しいところに住む魚のスレ。
44: 名無虫さん 2019/05/18(土) 21:38:04.93 ID:ID:
48: 名無虫さん 2019/05/19(日) 09:27:05.94 ID:ID:

カリフォルニア州モノ湖の塩分濃度は海の3倍で、アルカリ性ははるかに強い。
この湖に生息しているのは、光合成を行う藻類と小さな海老アルテミアとアルカリミギワバエだけ。
湖内には魚や他の脊椎動物は生息していないため、ハエを捕食する生物は存在しない。

アルカリミギワバエは全身にびっしりと生えた体毛と体を覆うろう状物質のお陰で、水に潜る時に体の周りに気泡ができ、ハエはその中で呼吸できる。
小さな気泡に入り天敵のいない水の中を歩き回ってバクテリアを捕食する。
しかし、ここは渡り鳥の中継地になっているため、水中から出て空へ舞い上がればたちまち捕食される。
49: 名無虫さん 2019/05/19(日) 12:59:43.58 ID:ID:
しれっと塩湖に適応してるアルテミアすげえ
50: 名無虫さん 2019/05/19(日) 17:58:16.85 ID:ID:
アルテミアは浸透圧調節能力が優れてるから、塩分濃度が海水の7倍の塩湖でも生息してる
51: 名無虫さん 2019/05/19(日) 20:37:02.77 ID:ID:
アルテミアは卵の能力も凄くて、クマムシと同じようなクリプトビオシスができるんだよな
乾燥とかの悪条件に何年も耐えられるから、生息環境が悪化すると卵を産んで成体は死滅するが、環境の回復した未来へ子孫を残せる
乾燥とかの悪条件に何年も耐えられるから、生息環境が悪化すると卵を産んで成体は死滅するが、環境の回復した未来へ子孫を残せる
53: 名無虫さん 2019/05/20(月) 00:25:05.86 ID:ID:
耐久卵は保存が効くし運搬中に死ぬことも無いからな
管理人より:「クリプトビオシス」というのは、乾燥などの環境の変化に対して、代謝活動をほぼゼロに抑える能力。このアルテミアやクマムシたんのほかにも、ネムリユスリカなどもこれを持っています。
54: 名無虫さん 2019/05/20(月) 18:52:20.96 ID:ID:

ニュージーランドの高地は体温調節機能のない虫には過酷だが、マウンテンストーンウェタは夜中に気温が氷点下まで下がり、体が凍っても翌日には息を吹き返して普通に活動し始める。
さらには約半年間完全に凍ったままで越冬することができる。
生物の細胞のほとんどは水で出来ているので、普通は凍ると細胞の体積が大きくなり、破裂して細胞は死んでしまうが、マウンテンストーンウェタは、細胞と細胞の間の部分を先に凍らせて肝心の細胞が凍ってしまうのを防ぐ。
58: 名無虫さん 2019/05/21(火) 05:51:14.21 ID:ID:
>>54
似たようなカエルいたっけ
似たようなカエルいたっけ
管理人より:「ウェタ(Wētā)」というのは、バッタ目に属する「クロギリス科(Anostostomatidae)」と「カマドウマ科(Rhaphidophoridae)」の俗称。マオリ語の「悪徳、排泄物」を意味する言葉より。
55: 名無虫さん 2019/05/20(月) 19:28:34.91 ID:ID:

南太平洋のメタン排出孔がある深海に生息するヤドカリの一種キワ・プラウィダは、腕に生えた毛にメタンが豊富な高温の環境を好むバクテリアを住まわせて養殖し、それのみを餌にして生活している。
キワ・プラウィダはこの変わった生態のおかげで、深度2300メートルの資源(餌)が乏しいこの海域を、ほぼ独占して繁栄している。
59: 名無虫さん 2019/05/21(火) 20:11:00.86 ID:ID:
62: 名無虫さん 2019/05/22(水) 17:12:01.63 ID:ID:
>>59
生命の神秘を感じる
生命の神秘を感じる
56: 名無虫さん 2019/05/20(月) 20:44:51.35 ID:ID:

奇跡の小型魚マミチョグ
北米汽水域の水路や沼地に住むこの魚は、多量の毒物が溶け込むアメリカ最悪レベルの汚染水域でも悪影響なく一生を過ごす。
汚染水域は高濃度のダイオキシン、PCB、水銀といった化学物質が溶け込み、普通の魚にとっては致死量の8000倍にも達する。
マミチョグは必要に応じて特定の遺伝子のスイッチを切り替え、化学物質の影響を受ける分子の働きを不活性化する能力がある。
極めて有毒な化学汚染物質、水温や塩分濃度の劇的な変化に対して強い耐性がある。
しかし、マミチョグが汚染耐性を持つ度に、その集団の遺伝的多様性が以前よりわずかに低下しているため、将来発生する環境ストレスに対応できなくなる日が来るかもしれない。
61: 名無虫さん 2019/05/22(水) 02:16:45.43 ID:ID:
>>56
未来に起きる地球環境の激変を生き延びそうな凄い能力持ってんのに、人間の環境汚染で無駄に消耗してくのは哀しいな
未来に起きる地球環境の激変を生き延びそうな凄い能力持ってんのに、人間の環境汚染で無駄に消耗してくのは哀しいな

ちょっとちょっとぉー、なかなかの良スレ。久々のヒットじゃないですか。
なんか生物博士みたいなやたらと詳しいひとがいるようだし、»1さんと同じか、全部同じひとかわかんないけど、やたらと博識な約1名は同じ強調にしておきました。
管理人はほとんど聞いたことのないやつが多かったですが、皆さんはいかがでしたか?
おもしろかったから、3回連続で!生物カテゴリーの順番が来たら投下しようと思います。管理人も続きが気になる。
画像が多いとまとめに時間がかかってしょうがないですが、こゆのは画像がないとつまんないしね。
放射線を食って生きる微生物とか、どういう仕組みなのやらさっぱりわかりませんが、まぁエネルギーであることに変わりはなく、必要は発明の母だと言えるんでしょうか。
クマムシたんもそうだし、最後のマミチョグとかも、なんでそこまですごいギミックを搭載するに至ったんでしょう。気になるなぁ。
進化の過程でそうなった結果生き残れたわけですが、そうなる過程つうか、そんな凄まじい環境の激変に耐える必要があったわけで、多くの仲間たちの犠牲で成り立っている彼らの進化は、涙なしには語れないのだとか、ナントカ。
でも、ダイオキシンとかは化学合成されたものがほとんどで、自然界にはほとんど存在しない毒素でしょ?なんで、そんなもんにまで対応できるんだろ。
あらかじめどんな毒素も対応できるだけの柔軟性を備える必然性があったのだとしたら、やっぱり涙なしには語れn(略
生命の神秘ですなぁ!
Goblin Sharkトップ絵は主に日本近海にチラホラ存在する「ミツクリザメ」より。英語名は「Goblin shark」ということで、ブッサイクなのですが、特徴のある顔立ち。表面はブニョブニョしてるぽい。
このでっかい鼻のような突起物は、サメがもつ「ロレンチーニ器官」のいち形状。体長最大約6メートルで、1300メートルもの深海に生息しています。たまに200~300メートル付近にあがってきて、網にひっかかる模様。
まぁまぁ極限環境だと思うけど、スレで挙がってるのに比べると小者感ある。次回はもっとすんごいの探してきます。
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でも、ダイオキシンとかは化学合成されたものがほとんどで、自然界にはほとんど存在しない毒素でしょ?なんで、そんなもんにまで対応できるんだろ。
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そもそもが我々好気性生物からして酸素という毒まみれの環境に適応してこういう体になったわけだし、生物ってのはすごいもんだ……。
実際のところはマミチョグのような環境に応じて遺伝子のスイッチを切り替えたり形質発現を調整したりする機能をどんな生物も程度の差はあれど持ってて、その上で数撃ちゃ当たる戦法して適応したんだろうけど
ありがとう御座います
同じように、人間より高等な生物に観測されてないと考える方がおかしい
やっぱり地球ってのは高等生物の動物園、もしくは実験場としか思えないな
餌の炭水化物を消費して副生物として水が生じるのはどの生物でも同じ
カンガルーネズミの特筆すべき性質はエサをわざとカビさせてそのカビから水分を得ること
要は食物から水を得るのがとっても上手なのである
追記しておきました!