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ホラー小説のどこに「怖さ」があるの? @ [ミステリー板]


ホラー小説のどこに「怖さ」があるの? @ [ミステリー板]
1: 名無しのオプ 2016/01/19(火) 15:53:14.26 ID:8Vc68fec.net
ミステリーの論理性を単に超常現象に置き換えたミステリ分野の変種だろ?
怖がらせるという点で読んでしまった自分もヤバいと思うようなオカ板の書き込みや視覚的に引き込む映像媒体には到底叶わないと思う

という訳で心底怖いと思った小説、文章、描写あったら教えてくれ
ただし実話系は除く
管理人より:元スレタイは「ホラー小説って怖いか?」だったけど少し伸ばしました。
2: 名無しのオプ 2016/01/19(火) 18:30:35.25 ID:VbUhi4m8.net
黒い家 (角川ホラー文庫)貴志祐介「黒い家」
今邑彩「鳥の巣」
加門七海「祝山」
3: 名無しのオプ 2016/01/19(火) 19:17:52.13 ID:8Vc68fec.net
>>2
黒い家は読んだがやはり怖いというより、実録残酷物語を読むような背徳感や躊躇感でホラーと呼ぶような恐怖、怖さは少しも感じなかったな
「祝山」 はおもしろそうなので機会あれば読んでみるよ
6: 名無しのオプ 2016/01/20(水) 03:28:20.56 ID:1z/1xdDx.net
ホラーとSFは同根だけどミステリーは違うよ
>>1は「意味が分からないもの」により怖さを感じるってだけ
だったらホラー小説に君が求めるものはない

小説が言葉で説明するものである以上、論理性からは絶対逃れられない
論理性や整合性ってのは一種の浄化だし、「意味のあるもの」は怖くないって感覚はまあ分かる
ただ、意味に恐怖を見出せない奴は想像力がないだけとも言えるな

子供がお化けを怖がるのは、想像力が強いからじゃなく「そんなものはいない」って判断するだけの経験がないからだよ
要するに、子供のように無垢な恐怖体験を大人の理屈の世界=小説に求めるのが根本的に間違ってるってことだ
7: 名無しのオプ 2016/01/20(水) 18:38:16.81 ID:vJF6an9q.net
>>6
なるほど理解できなくもない
ただネットの普及でリアルがフィクションを上回るおぞましさを見せる、そんなアーカイブに、ネットが普及した結果いつでも接続し引き出せるようになり、フィクションの世界で意味に恐怖を見出すストーリーを作るのは難しく、結果的にそれらのジャンルはミステリに収束しているのでは?
(例:黒い家はおもしろいが事件は現実の模倣であり、元ネタを知っていればあの行為に今更恐怖しない)

という疑問もあるが話の本筋ではないので置いておくとして、意味がわからないから怖さ=幽霊や怪物を純然たるホラーで描くのは現代では不可能ということ?
結局、ホラーの皮を被ったSFかミステリーになる、個人的にはそう思っている。
ラヴクラフトと情報が少ないかつては怖かったかもしれん
しかし今読んでも怖くはないだろう
9: 名無しのオプ 2016/01/21(木) 20:12:40.24 ID:4lbjA6tt.net
割と核心的な問題と思うよ
紙媒体における恐怖とは?って
58: 名無しのオプ 2016/06/27(月) 17:02:37.66 ID:fK35KOzO.net
>>7
視覚的な驚かしが主体の視覚ホラーを文章でやるのはあまり意味ないが
たとえばのっぺらぼうの話なんかは本来は視覚的におどろく話だが、文章や語りで視覚的おどろきは再現できなくても「驚きの構図」を成り立たせることはできる
あるいはサイコパス的理不尽ホラーとかは文章で充分可能だろう


>>9
核心でもなんでもない
ただ考えが足りてないだけだろう
59: 名無しのオプ 2016/06/27(月) 17:39:26.44 ID:MISLGuw8.net
>>58
成り立つが恐怖につながるか?
顔のない人間は子供の頃には確かに恐ろしい、しかし今はギャグでしかない
それでも映像ならまだデザインの開発の余地はあるかもしれん

ただ文章とした時に、その驚きの構図を成立させたとして振り向いた時に何を描き恐怖につなげるか、それが最早ないと思う

サイコパス的理不尽ホラーは貴志作品に多いけど、その狂人ぶりにホラーよりカタルシスを感じてしまう
サイコパス系にはまだ恐怖開発の余地の可能性は感じるがね
14: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 08:16:23.79 ID:Lh5V5GpV.net
「めちゃくちゃ怖い小説」スレに行けよ。
ルール違反をなし崩そうとするな
15: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 08:59:28.21 ID:pxpsZ6oV.net
めちゃくちゃ怖い小説スレでホラー小説て怖くないなんて書いたら荒らしだろ
その程度のマナーは心得てるよ
ホラー小説好きだからこそ本当の意味で怖い感覚を感じてないよな?ってこと話したかった
結構、切実なテーマと思うけどね
18: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 19:01:29.61 ID:Lh5V5GpV.net
>>15
>>1の内容は「今現在怖くないから怖いのを教えてくれ」だろ
聞き方さえ間違えなければ十分成立する

今お前がやってることこそ荒らしだ
管理人より:SFホラー板があるんだからそっちいけ、という話でちょっと荒れる。こちらは以前まとめたスレ。
16: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 09:16:28.07 ID:pxpsZ6oV.net
その怖いってのは上のくだりの意味不明の怖さ、心霊的、超自然的なもののことね
読んだ後おトイレ行けないような怖さ

大人になったからと思うかもしれんが、映像や実話にはまだ感じる心は残ってる
17: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 14:06:46.32 ID:XAa5pZzx.net
「幽霊」や「超常現象」ってだけでギャグというか滑稽に思ってしまうように
なったなあ…つまらなくなったものだ
23: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 22:22:47.03 ID:pxpsZ6oV.net
ホラー小説のホラー表現とは=恐怖につながってるか?
そもそもお前らも映像表現とかに比べて読むときびびってないだろ?
あるなら教えろと、反証的に言ってんだから、やっぱりホラー好きの情報交換スレでしちゃだめだろ
あと単発スレの定義広すぎないか

まあこのままその議論になるならもう書き込まんが、ホラー小説は人を真の意味で怖がらせてない。
その表現は文章表現で可能か?という命題は書く奴も、読む奴も、結構興味あるテーマかと思って立てたんだがな
26: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 23:23:00.82 ID:Lh5V5GpV.net
>>23
犯罪犯してから刑法がおかしいとか言い出したって誰も聞く耳持たんよ
まずは謝って削除依頼でもしてこい
27: 名無しのオプ 2016/01/24(日) 01:14:20.33 ID:4kaw6+MH.net
>>23
だから怖い・怖くないってのは主観的な感覚でしかないんだって
で更に、俺がそうだからお前らもそうだろ?ってのがバカの極み
そんな奴に反証しろってのがまずもって不可能

ホラーの恐怖を構造的に考えるなら兎も角、「俺を満足させろ」って趣旨で建ててるんだから、お前が思ってるほど議題に生産性がないんだよ。ただの自己顕示
78: 名無しのオプ 2019/09/03(火) 13:25:22.45 ID:v5Uz6gRv.net
>>26
つまんね
24: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 22:37:29.32 ID:HUglKVbX.net
黒い夏 (扶桑社ミステリー)とりあえず俺が怖いと思った小説を教えてあげよう
今邑彩「鳥の巣」
ジャック・ケッチャム「黒い夏」
貴志祐介「黒い家」
25: 名無しのオプ 2016/01/23(土) 22:48:40.58 ID:5AJNGhrP.net
ホラー、恐怖小説って怖がらせるというか『読者を不安な気分のまま置き去りにする』要素があると思う。

今邑彩さんの作品は、超自然的な、割り切れない部分を残したまま終わったりするんだよね。
その独特な不安さ? が心に残る。
28: 名無しのオプ 2016/01/24(日) 03:01:09.61 ID:Skx2LsDk.net
あぁ、わかるわ
アナザーの現象さんとか屍鬼の生まれた理由とか解明されないのがいいね
もう超自然的な秩序とか、あるもんはあるんだよ!って置き去りにされる感
29: 名無しのオプ 2016/01/24(日) 10:12:39.28 ID:DXmKFuYZ.net
屍鬼(一) (新潮文庫)映像ほど怖いと思わせられるかってのはわかるが、逆に屍鬼の導入や序盤のようなじめじめ感は小説独特じゃないかな
個人的には後半お耽美のほうにいってちょい不満だったが
34: 名無しのオプ 2016/01/29(金) 12:47:17.33 ID:rg293Viu.net
怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)>1に
『視覚的に引き込む映像媒体』
とあるけど、絵も映像の範疇かな?

「いるの いないの」という絵本がやたら怖い。子供向けの絵本らしいけど、子供がコレ読もうとしたらとめるレベルの怖さだと思う。
35: 名無しのオプ 2016/01/29(金) 15:26:02.76 ID:vGvr6PUe.net
いるのいないのはヤバいよな
俺のトラウマ寝ない子だれだレベルかと思ったら大人も引くレベル
39: 名無しのオプ 2016/02/04(木) 00:43:41.97 ID:q6sGlJCj.net
実況動画でホラーノベルやってる人達に、本当に文章と(多少の)演出で「怖い」って感じてるのか聞いて回りたい
43: 名無しのオプ 2016/02/15(月) 16:53:56.98 ID:G3JhqX4+.net
>>1
超常現象だけがホラーではない
一番怖いのは化け物より人間
そういう意味で黒い家は怖い
44: 名無しのオプ 2016/02/24(水) 15:45:22.27 ID:HbE9YjtV.net
ホラーは怖くないけどスリラー?小説は怖い
45: 名無しのオプ 2016/02/28(日) 23:13:18.06 ID:Sv4Rq/ZW.net
リングシリーズ【4冊 合本版】 『リング』~『バースデイ』 (角川ホラー文庫)正直リングは怖かったな。
続編読んでバカバカしくなってその怖さはなくなったけど。
46: 名無しのオプ 2016/02/29(月) 06:08:35.20 ID:r0FylpFL.net
あれはひどかった
ただのSFだもんな。最後は
47: 名無しのオプ 2016/04/03(日) 16:51:23.85 ID:DdWf6832.net
俺好きだけどな
リングは最初からして学問VS心霊だしこわくない
48: 名無しのオプ 2016/04/03(日) 20:21:10.52 ID:QIGvlTcs.net
諦めの悪い>>1がいると聞いて
49: 名無しのオプ 2016/04/03(日) 20:40:41.01 ID:/Mj+LNi4.net
ミステリー小説ってミステリアスか?
50: 名無しのオプ 2016/04/04(月) 03:10:23.12 ID:V4fjUkaZ.net
想像力の問題
結末を書いてない方が怖いとか言う説もあるし
53: 名無しのオプ 2016/04/05(火) 13:55:59.13 ID:XlQrSKE3.net
暗くて静かでロックな娘 (集英社文庫)平山夢明のおばけの子は怖かったけど>>1が言ってるのとは違う怖さなんだよなあ
平山のはノンフィクションに近い怖さ
54: 名無しのオプ 2016/04/05(火) 22:34:24.94 ID:UBIXhmjj.net
百蛇堂<怪談作家の語る話> (講談社文庫)百蛇堂はなかなか怖がれたけど、もっともっと、夜中にトイレに行かれなくなるくらいの怖いのが読みたいよね
56: 名無しのオプ 2016/06/24(金) 21:56:47.42 ID:5LnjNAk+.net
ナース (ハルキ・ホラー文庫)山田正紀のナースは怖くはないが、トンデモB級ホラーとして楽しめる
57: 名無しのオプ 2016/06/27(月) 16:08:22.25 ID:MISLGuw8.net
最近思ったこと

ホラー 具象化された人間の根源的嫌悪や恐怖(暗闇、異種、疑心)
心霊 自らと同じ地平にある畏れ、祟りのぞきみる

ホラーは結局加工品
本来具象化できない得体の知れない恐怖心を虚構の中で形にする
だからその過程で拾いきれぬものを落とすから結局本当の暗闇には勝てない

心霊は現実に存在するかもしれないという内在的な原初の信仰心につけいる恐怖、祟り、穢れに近づく恐怖感。ともすれば自分も巻き込まれるかもしれない
これはホラーとは逆で例えばお岩さんなど現実を物語化してより原初の恐怖心に近づける

つまり心霊小説はどこかで完璧なフィクションであることに疑いをもたせなければならない
ホラーは何を加工するかというテーマをよく理解しなければならない


しかし日本的な大衆文化=安心安全というフィルタリングから、心霊小説にリアルな恐ろしさを与えるのは難しくなり、アングラな無検閲のネットのオカルト話のほうが適切な媒体と化している

一方ホラーもあらゆるテーマは出尽くしてしまい、何をしても先行作品のパターンにはまりジャンル小説の形にはめられる
もうクトゥルフのうねうねぬめぬめ感を文字で恐怖にするのは難しい

貞子とかやこがプロレスする時代
そういうメディアがサカキバラがお前の隣にいるらしい、という類いの恐怖感に勝てないのは仕方ない
60: 名無しのオプ 2016/06/27(月) 17:54:13.00 ID:fK35KOzO.net
のっぺらぼうの題材まんまというひねりのないことをすればギャグにしかならないかもしれんな

安堵すべき場で裏切られるという構図をもとに、状況をつくっていけば恐怖を生み出すことは充分できる
61: 名無しのオプ 2016/06/27(月) 18:06:16.48 ID:MISLGuw8.net
その裏切りの構図は恐怖ではなく驚きの発生装置ならないかな?
そこに何を置くかが恐怖へと連鎖するのだと思う
62: 名無しのオプ 2016/10/21(金) 22:33:49.07 ID:7QkeX6RW.net
今「こわい」って何したら怖くなるんだろうか
63: 名無しのオプ 2016/12/04(日) 15:39:35.53 ID:uluTQoe/.net
ガチ怖いって感情はもうリングや呪恩以降ないなあ
ゲームでは体験する形ではあるけど
そういう経験を経た世代を文章で震えさせるのは可能なのか
64: 名無しのオプ 2016/12/08(木) 00:23:50.62 ID:xJ4o9lwJ.net
小説は読者の妄想力次第なんだろな
ゲームやテレビは「わっ!」って感じのしか知らないな、戸板返しとか窓から犬とか。
あとは終わったと思って家に帰ってみると…みたいなの
69: 名無しのオプ 2017/01/22(日) 09:59:32.37 ID:kDYRM67a.net
ガチで怖かったのは今邑彩の短編
70: 名無しのオプ 2017/02/06(月) 21:47:18.21 ID:RISPpQUW.net
リング読んだついでにらせんループも読んだのだが、ホラーじゃないのはわかってけど二見馨≒高山竜司はおかしいだろ
71: 名無しのオプ 2017/02/23(木) 21:16:04.11 ID:rWZBfPaz.net
現実に起こっている事に比べればそんなに怖くはない。
オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、全員事件の起こる半年前より後に越してきた人達だった。

そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や生活安全課の警視がノミ屋(もぐりの馬券売り場)を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及は止まった。

それで勢いの付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は、北朝鮮詣でから帰ると出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり、公明党を政権に引き入れた。

ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無い頃だったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。
72: 名無しのオプ 2017/04/07(金) 00:34:22.76 ID:xiTIt06u.net
今の若い子はホラーに触れてないのかな?
だとするならば、ホラー耐性ついてないはずだから怖がると思うんだけど…
73: 名無しのオプ 2018/02/18(日) 16:38:30.70 ID:KRX6taHL.net
>>1
>ミステリーの論理性を単に超常現象に置き換えたミステリ分野の変種だろ?
逆だよ
ホラーの不条理性に理屈をつけて、現実に着地させたのがミステリーだ
ジャンルが成立したのだってミステリーの方がずいぶんと遅い
74: 名無しのオプ 2018/02/19(月) 10:56:40.62 ID:a38l19Tr.net
黒猫ホラーが怖くないなら単純に想像力の欠如か、ろくなホラー読んでないからだと思う。
ポーは古さを感じない根源的な怖さがあるから読むといいよ。
赤い死の仮面とか黒猫とか読んでみて。怖いよ。
75: 名無しのオプ 2018/07/15(日) 20:37:17.35 ID:kSSd6zoi.net
メドゥサ、鏡をごらん (講談社文庫)メドゥサ、鏡をごらん
を読んだ時には普通のミステリだとばっかり思って読み進めてたから、何の論理的説明もつかないホラーだと気付いた時にはかなり怖かった
65: 名無しのオプ 2017/01/20(金) 22:20:57.45 ID:cRVytQ08.net
いまさらながらリング、らせんを読んだのだが、こわくないな

それより高山竜司が、原作ではブサイクデブ短小包茎童貞クチャラーだと知ってショックを受けた
せっかくの真田広之のイメージが
67: 名無しのオプ 2017/01/21(土) 22:31:47.46 ID:954WceWY.net
>>65
多分怖いのは映画の話じゃない
原作はサイコパスVS幽霊のタイムリミットミステリーを楽しむもの
66: 名無しのオプ 2017/01/21(土) 14:36:18.79 ID:6/YnCEe6.net
「リング」のビデオが終わって電話が鳴る場面を読んでたら、ちょうど家の電話が鳴って泣きそうになった

うーん、これは「すれっからした現代人の病理」ではないでしょうかねぇ。だからテーマとしては実際は「ストーリーテリングのみで恐怖を感じさせられるか?」ということでもあるのです。

かつて80年代のころって心霊特集とか、UFO特集とか、オーパーツ特集とか、たくさんの番組があって高視聴率だったんですよ。後になって本人が「あれはウソでした」と白状した五島勉の「ノストラダムスの大予言」だってめっちゃ売れましたからね。
要するに、一昔前なら、子供のみならず大人だってけっこうノリノリであーいうのを楽しめたわけです。
現代の我々が(子供たちも)それを楽しめなくなったのはなぜなのか?を考えるとき、そこにはいくつか理由がありそうですね。

A) ひとびとの心の余裕がなくなった
高度経済成長からバブルまで、日本人は浮かれていました。娯楽を娯楽として楽しむには心の余裕と想像力がいるのです。

B) 科学技術と情報が進歩した
心霊写真やUFO、UMAの写真は、実はニセモノなのだ!という情報が溢れかえってしまいました。デジカメで撮った写真に幽霊が写ったからといって、だからなんなのだ!ナンボでも合成できるわ!もう無邪気だったあのころには戻れないのです。

C) フィクションがあふれかえってしまった
売れる分野は容赦のない収奪により、粗製乱造されるさだめです。さすがに新鮮味も薄れてしまう。

D) 事実は小説よりも奇なり!
超常現象より人間の方がよっぽど怖いよね、という話。

これらと同様の縮図は、2chでもあったのではないかと思う。
2000年代前半くらいまで、インターネット黎明期だからということもあり、2ch住人は今よりもずっと無邪気でピュアでした。だからこそルポ形式で進行する住人参加型のネタスレ・釣りスレでも半信半疑ながら「全力行く」という風潮がありましたね。

死体を沈めるバイトをすることになりました
本当に危ないところを見つけてしまった
俺の先祖は恐ろしい人物かも知れない・・・
変なものを見てしまった。

このへんが有名でしょうか。洒落怖の「きさらぎ駅」なんかも臨場感があって怖かったですよね。比べるとホラー小説がものたりない…となっても仕方ない。
なぜなら、小説はどれほど怖くてもしょせんはフィクションとあらかじめわかってるのに対し、こちらはフィクションとノンフィクションが重なりあってる状態です。当然こっちのほうがより身近であり、怖いに決まってます。同列にはちょっと語れないと思う。

しかしこういうやつも、使い回される形で粗製乱造されれば、素人ワザなだけにシラケるのも早い。
結局ホラーストーリーを楽しむということは、ピュアで無邪気で、心に余裕があり、想像力豊かな人間にだけ許された、贅沢な娯楽なのだ…、ということではありませんかなあ?

STEPHEN KING'S DOCTOR SLEEP - Final Trailer [HD]トップ絵は最近公開された映画で、キング原作の「シャイニング」の続編となる「ドクタースリープ」から成長したダニー役のユアン・マクレガー。
キューブリック監督の「シャイニング」にはファンも多いのですが、原作とストーリーが少し違うので、キングはおおいに不満があったのだとか。
だから続編原作の「ドクタースリープ」もキューブリック版はまーったく考慮してない作りです。(だから当然ハロランが生きている)
で、おそらく続編映画を作ることになって、これどーすんのよ?って話になったと思うんですよね。
結果として、キューブリック版を考慮にいれつつ、キング版に沿うような作りになってました。オーバールックホテルも、例の迷路もこれ当時と同じやつ使ったのかな?けっこうがんばってた。

この作品は、映画のみのひとと、原作も読んだひとで評価が大きくわかれたようですね。
管理人は両方見て読んでる。正直言ってこれは中途半端感がかなりあってちょっと不満だけど、まぁーでもしょうがないのかな?

原作の「ドクタースリープ」はすごく大好きなんですが、映画版は最後あーなっちゃうのがねぇ。なんでああいうラストなのかなぁ。
ダニーが機転をきかせて、アブラのおばあちゃんのアレをアレするところが原作のキモだと思ったんだけど、おばあちゃん全然出てこないし。アブラとダニーの関係が実は…ってところも、全部カット。「アブラの関係性理論」のシーンは収録したんだから、前フリちゃんと回収してよ!

キングの長編は映画でやるにはちょっと長すぎて、2時間に縮めるとだいたい意味不明になるから、TVシリーズで丁寧にやってほしいですね。「11/22/63」とか「ミスト」みたいにさ!
どちらも管理人はまだ見てないけど「アンダー・ザ・ドーム」や「キングダム・ホスピタル」とかはまぁまぁ良かったし、いつか見たい。




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    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.17 22:02
    自分は断然D)ですね。
    生きた人間の怖さとか人間心理の怖さをガッツリ書いてある方が怖いです。
    芥川龍之介「地獄変」「袈裟と盛遠」とか、ドストエフスキー「罪と罰」の終盤で悪党が罪悪感に目覚めて自殺に至る描写とか。そういうのに比べると、ポーもラブクラフトもジョナサンキャロルも「面白い」けど大して「怖い」わけではないかな。
    あと、遠藤周作「キリストの生涯」でエルサレム包囲下でユダヤ人が全滅する描写は鬼気迫ってめちゃくちゃ怖かったなあ。
    • ※2 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 2:03
    福田ますみのでっちあげ
    高山文彦のどん底
    どちらもノンフィクションだけど実質ホラー
    読んでてどんどん怖くなってきます
    いやもうホラー小説ということで
    • ※3 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 5:53
    三津田信三はホラーとミステリーを上手く融合させてる、作品によって当たり外れがあるけど
    • ※4 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 9:39
    何か殺伐としたスレになっているな

    「黒い家」は村上龍の「オーディション」と同じくサイコ系だと思う
    貴志祐介なら「ISOLA」がホラーじゃないか
    相手は人外だしエピローグは本当に怖かった
    「天使の囀り」はホラーと言うより生理的嫌悪感を煽っている
    • ※5 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 11:22
    正直俺もホラー小説舐めてたんだけど、映画化もしたあるホラー小説で、自分のマイナー苗字が出てきて、さらにその苗字には2通りの呼び方があるんだけど自分のマイナーな呼び方の方で呼ばれて、急に自分がホラー世界に引きずりこまれた気分になって背筋寒くなった記憶ある。別にカッコいい苗字なわけでもないのでなんでその苗字使われたのか謎。登場人物もこの苗字なんて呼び方なんですかね?とか言ってたし
    • ※6 :   
    • 2020.4.18 12:19
    臨場感というか、入り込めるかってのは大事だと思う。
    濁った夜のプールで、人を襲う水性の怪物と戦う話だって、
    情景を其処に居るかの様にしっかり想像できれば、
    息苦しささえ感じるし怖いもんだよ。
    こんなのあり得ないし、俺は今陸の室内のベッドに居るとしてもね。

    ギャグや面白さの受容体に個人差がデカイように、
    恐怖の受容体も個人差がかなりある。
    後天的にこれを磨く手段とかってあるのかねえ?
    • ※7 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 17:28
    ホラーに限らず小説を楽しめるかどうかは、読者の想像力の問題だと思うね
    作者は読者の想像を刺激するための舞台を作るだけ
    そこでどう踊るかは読者次第

    だからこそ、最初から結論ありきの姿勢で作品に臨んでも
    その結論以上の答えやおもしろさは出てこないんだよね
    • ※8 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.18 21:58
    結局は読み手の経験や知識への依存が多きいんだろうな。
    UFOの目撃や拐われた体験も知識の普及後だし。
    小説などフィクションだって前提が有る以上は、想像する下地の無い対象ってのは荒唐無稽に感じるのもしかたないんだろうね。
    逆に下地無しで不安を煽るのは都市伝説などのフィクションとノンフィクションの堺が曖昧な話の領分だと思う。
    • ※9 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.19 2:11
    残穢や、告白は出てこないんだな。

    ちなみに好きなのは、クトゥルー神話もの。
    玩具修理者書いた人の、アルファオメガとかも捨てがたい。
    いあいあ。
    • ※10 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.19 3:22
    ホラー小説の怖さとホラー映画の怖さとホラーゲームの怖さは全部違うと思う
    ゲームは怖いものが何らかの形で出てくることが分かっているところに自ら進まなきゃいけない怖さとそれに立ち向かわなければいけない怖さ
    映画は自分のコントロールできない恐怖体験を享受しなければならない怖さ
    小説は本文を読んでいるときに想像したことが本を読んでいる現実の自分と隔絶できなくなっていく怖さ
    • ※11 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.4.19 13:37
    感情移入が出来るか否か、しやすい作品か否かな気がする
    話の展開の都合とかあるかも知れないが、主人公がトンチンカンな行動をして
    「いや、普通そんな行動はしないだろ・・・」と思ってしまった時点で一気に怖さが薄まる
    • ※12 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2020.5.30 21:22
    蓋スレ懐かしいな……
    あれかなり長いけど、登場人物全員生きてるわけだから臨場感もあったし「これ本当に読んでて大丈夫?後ろから襲われたりしない?」って怖さがあった
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