人気サイト様 最新記事

博士ちゃんねる ヘッドライン

レスの強調ウゼェー!というドクターへ

レス内の強調表示をOFFにする コチラをクリックして切り替えてください。設定は30日間Cookieに保存されます。
現在のステータス:強調有効

映画「アマデウス」謁見のシーンに学ぶ高貴な英会話 @ [英語学習系独自まとめ]


映画「アマデウス」謁見のシーンに学ぶ高貴な英会話 @ [英語学習系独自まとめ]
管理人@博士ちゃんねる
ハイ、今回も前回に引き続き、名映画のシーンの翻訳、および英単語の解説&ちょっとした豆知識のコーナー。
Amadeus - Mozart Meeting with the Emperor
今回取り上げるのは、モーツァルトの伝記映画「アマデウス」より、皇帝の謁見シーン。
台本は例によって、Amadeus Script at IMSDb.←こちらから拝借…してますが、映画のシーンと台本が細かく違うので、聞き取れた部分は映画の方に合わせています。

このシーンに先立って、最近ウワサの才能ある音楽家を新たに宮廷に迎え入れたいという皇帝の希望があり、ついでにオペラの作曲を依頼するという流れに。
そろそろドイツ語のオペラができてもイイ頃だと思ってる皇帝に対して、宮廷に詰めてるイタリア人の廷臣たちは軒並み反対。結論がでないままモーツァルトを迎え入れることに。

このイタリア人音楽家の中のサリエリは、かつてモーツァルトの生地であるザルツブルグで、彼の音楽を聞き、野卑な人格とまったく正反対な、素晴らしい音楽に感動した経験がアリ、賞賛と嫉妬の入り混じった感情を持っています。
他のイタリア人たちは、新たに皇帝のお気に入りになりそうな若い音楽家に対してはなっから敵対しようと決めた模様。
以下このシーンの登場人物たちです。
登場人物
モーツァルトモーツァルト
言わずと知れた世界有数の天才音楽家。この映画では一貫して「音楽をやってないときのアホのモーツァルト」「音楽をやってるときの超天才のモーツァルト」をたくみに演じ分けるようになっています。
演じるのはトム・ハルス。

皇帝ヨーゼフ2世皇帝ヨーゼフ2世
ハプスブルク家の神聖ローマ帝国皇帝。意志薄弱で優柔不断、わがままで根気のない皇帝。そのくせ礼儀作法だけは超一流。
この皇帝役のジェフリー・ジョーンズはものすごいいい演技してましたね!というよくある王族像というものをユーモラスに演じてたと思います。

フォン・スヴィーテン男爵フォン・スヴィーテン男爵
本名ゴドフリート・ヴァン・スヴィーテンという実在の人物で、モーツァルトのパトロンとしても有名。
フワフワヘアーが魅力のナイスミドルです。演じるのはジョナサン・ムーア。

侍従長フォン・ストラック伯爵侍従長フォン・ストラック伯爵
侍従長といえども、皇帝の、となれば一流の貴族がこれを担当します。皇帝の側に常に侍るわけですから、これは大変な名誉なわけです。
ストラック伯爵はどうしてもWikipediaの記事が探せませんでした。経歴不明!演じるのはロデリック・クック。

オルシーニ=ローゼンバーグ監督オルシーニ=ローゼンバーグ監督
国立劇場のオペラ監督を務める、オルシーニ=ローゼンバーグ伯爵。どうもこのひとは実在の人物ではないそうですが、オーストリアで初めて伯爵に叙爵されたフランツ・クサーヴァー・ウォルフガング・フォン・オルシーニ=ローゼンバーグ伯爵というひとがモデルになってるそうです。演じるのはチャールズ・ケイ。

ボンノ宮廷楽長ボンノ宮廷楽長
ここではほとんどセリフのないひとですが、実在のオペラ作曲家。ジュゼッペ・ボンノというのが本名。
彼の楽長(カペルマイスター)という役職は、教会楽団の総指揮者のような地位。演じるのはパトリック・ハインズ。

宮廷作曲家サリエリ宮廷作曲家サリエリ
アントニオ・サリエリというのが本名。映画では対比のために、天才のモーツァルト、凡才のサリエリのような描かれ方ですが、ベートーヴェンやリスト、シューベルトなど有名音楽家を育てた、名教育家。映画で有名になり、再評価されました。演じるのはF・マーリー・エイブラハム。モーツァルト役のトム・ハルスをおさえてアカデミー賞主演男優賞を見事受賞。
それではスタート。 動画の画質がいまいち悪くて申し訳ないですが、最初の方の1分ほどは省略します。 モーツァルトを歓迎する行進曲を作曲してみたというサリエリに対して、皇帝が自分で弾いてみたい、と言い出すシーンから。
宮廷の大サロンにて その1
田舎もん丸出しで呼ばれて入ってくるモーツァルト。
しかし皇帝から「練習するからゆっくりと」と言われてる従者から止められる。

皇帝と間違えてスヴィーテン男爵に盛大な会釈…

こっちじゃないよ、あっちだよ

無事演奏終了!
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
Bravo, Your Majesty!
ブラヴォー、陛下!
侍従長フォン・ストラック伯爵
侍従長フォン・ストラック伯爵
Well done, Sire!
素晴らしい、陛下!
Majesty…「威厳」という意味ですが、王様などに対する敬称。男性は「Your Majesty」、女性は「Her Majesty」。国王、皇帝、女王、もしくはその尊属に対して。「殿下」の場合は「Your Highness」など。
Sire…やはり「陛下」という意味合いの敬称。こちらはフランス語から来ている模様。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Gentlemen, gentlemen, a little less enthusiasm, I beg you. Ah, Mozart.
諸君、大げさだな、どうかそのへんで。ああ…、モーツァルト。
enthusiasm…「熱中」「熱狂」。重要単語。
モーツァルト
モーツァルト
Your Majesty!
陛下!
感極まって熱烈な接吻。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
No, no, please! It is not a holy relic.
これ、これ、頼むよ!余は聖遺物ではないのだ。
皇帝が冗談を言ったとなれば、笑わなければならない。廷臣の定め。
relic…遺跡などで発掘される遺物のこと。
3.7追記:ここはどうやら、暗にモーツァルトの元雇い主のザルツブルグ大司教を皮肉ってるんだそうですねぇ。あいつと一緒にすんじゃねぇと、これもtwitter情報。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
You know we have met already? In this very room. Perhaps you won't remember it, you were only six years old.
昔まさにこの場所で、出会ったことは覚えているかね?おそらく覚えてはおるまい。そなたはまだ6歳だった。
veryの使い方に注目。形容詞で使う場合は「まさしく」「ちょうど」という意味になります。重要。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
He was giving the most brilliant little concert here. As he got off the stool, he slipped and fell. My own sister Antoinette helped him up herself, and do you know what he did?
(廷臣に向かって)彼がここで素晴らしい演奏をしてみせたときのことだ。椅子から滑り落ちて、妹のアントワネットが助け起こしたのだが、そこでどうしたと思うね?
マリー・アントワネットルイ16世の嫁さんになるマリー・アントワネットのこと。
3.7追記:twitterの方でご意見ををいただき一部修正。ご指摘どうも!ここでの過去進行形は、裏話をはじめるときの定型文、とのこと。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Jumped straight into her arms and said, "Will you marry me, yes or no?"
彼は妹の腕の中に飛び込んでこう言ったのだ。「ぼくと結婚してくれる?さぁ返事をちょうだい!」と。
モーツァルト
ヒャハハハハハハハハッ!! ヒャハハハハハハハハッ!! ヒャハハハハ…ハハハッ…ハッ…
モーツァルトの馬鹿笑いに鼻白む廷臣たち。このシーンは有名ですよね。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
You know all these gentlemen, I'm sure.
The Baron Von Swieten.

ここにいる者たちは知っているだろうな?
フォン・スヴィーテン男爵。
スルースキルを発揮する皇帝。
Baron…男爵のこと。
フォン・スヴィーテン男爵
フォン・スヴィーテン男爵
I'm a great admirer of yours, young man. Welcome.
君の音楽を大いに賞賛しているものだ、お若い方。歓迎するよ。
モーツァルト
モーツァルト
Oh, thank you.
おお、ありがとうございます。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Kapellmeister Bonno
ボンノ宮廷楽長。
ボンノ宮廷楽長
ボンノ宮廷楽長
Signore.
シニョーレ。
この「Signore」というのはイタリア語で、英語の「Mister」と同じですが、ここでは「どうも」とか「ようこそ」みたいな、汎用挨拶と思ってください。
「Signor(シニョール) ○○(男性の名前)」「Signora(シニョーラ) ○○(女性の名前)」「Signore(シニョーレ)」←最後のだけ名前なしの場合。
イタリア語ではこのように使い分けるそうです。
モーツァルト
モーツァルト
My pleasure.
こちらこそ。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
The Director of our Opera. Count Orsini-Rosenberg.
オペラ監督のオルシーニ=ローゼンバーグ伯爵。
Count…イギリス以外での伯爵のこと。イギリスに限り、「Earl」を使います。
ちなみに貴族の肩書きは、Duke(公爵)→Marquis(侯爵)→Count(Earl)(伯爵)→Baron(男爵)→Viscount(子爵)Viscount(子爵)→Baron(男爵)…という順番で偉いことになっています。
通常は領地の名前+肩書きとなるんですが、ここのオルシーニ=ローゼンバーグも、↑フォン・スヴィーテンも家名ですね。
6.29追記:コメ欄でご指摘を受け、子爵と男爵の序列修正。
モーツァルト
モーツァルト
Oh sir, yes! The honour is mine. Absolutely.
ああ、閣下!お会いできてなんと光栄なことでしょう、まったく!
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
...
(無言でうなずく)
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
And here is our illustrious Court Composer, Maestro Salieri.
そしてこれなるは著名な宮廷作曲家、マエストロ、サリエリ。
court…「宮廷」もしくは「裁判所」。礼儀作法を意味する「courtesy」はここから来ています。
Maestro…「巨匠」という意味のイタリア語。ドイツ語では「Meister(マイスター)」英語では「Master(マスター)」。
宮廷作曲家サリエリ
宮廷作曲家サリエリ
At last! Such an immense joy. Diletto straordinario!
ようやく会えたな、大いなる喜びだ。ディレット・ストラオルディナーリオ!
Diletto straordinario…イタリア語。「Such an immense joy」をイタリア語で言ってるものと思います。
at last…「ついに」。台本では「Finally! Such an...」となっています。どちらも同じ。
immense…「巨大な」「莫大な」
Herr…ドイツ語で英語の「Mr.(Mister)」に相当します。ドイツ語では「ヘル」と発音しますが、英語風になると「ヘア」。
モーツァルト
モーツァルト
I know your work well, Signore. Do you know I actually composed some variations on a melody of yours?
(大げさに会釈して)作品を存じております、閣下。実はあなたの作品でいくつか変奏曲を作っております、ご存知でしょうか?
宮廷作曲家サリエリ
宮廷作曲家サリエリ
Really? Which one?
ほんとかね?どの曲のことだろう?
この「Which one?」も台本にはありません。
モーツァルト
モーツァルト
"Mio caro Adone".
「我がいとしのアドーネ(ミオ・カルロ・アドーネ)」です。
「我がいとしのアドーネ」サリエリのオペラ「ヴェネツィアの定期市」のアリアです。
宮廷作曲家サリエリ
宮廷作曲家サリエリ
I'm flattered.
それは嬉しいな。
flatter…「お世辞を言う」とか「おだてる」とか。自分に対して使う場合は謙譲の意味合いがあります。
モーツァルト
モーツァルト
A funny little tune, but it yielded some good things.
ちょいとおかしな箇所がありまして、手直しいたしました(笑
一言余計なモーツァルト。そして笑顔がすぅーーっと消えるサリエリ。
yield…「生み出す」「産出する」など。プログラマーでもなければ、日本ではなかなか使うことはない単語。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
And now he has returned the compliment. Herr Salieri composed that March of Welcome for you.
どうやら彼は君へ賞賛の返礼をしたいようだぞ。サリエリはこの歓迎の行進曲を君のために作曲したのだ。
compliment…「賛辞」「褒め言葉」「祝辞」
モーツァルト
モーツァルト
Really? Oh, grazie, Signore! Sono commosso!
本当ですか?グラッツェ、シニョーレ。ソノ・コモッソ!(ありがとうございます、閣下。なんと素晴らしいことでしょう!)
台本ではこの後「E un onore per mo eccezionale. Compositore brilliante e famossissimo!」とイタリア語が続きますがカットされてます。
宮廷の大サロンにて その2
続いてモーツァルトに依頼するオペラの話題。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Well, there it is. Now to business.
Young man, we are going to commission an opera from you. What do you say?

さ、仕事の話しをしよう、若い方よ。我々は君にオペラの作曲を依頼しようと思うのだ。どうかね?
commission…「委託する」「委任する」
モーツァルト
モーツァルト
Majesty!
陛下…!
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Did we vote in the end for German or Italian?
(廷臣に向かって)ドイツ語か、イタリア語か、どちらに決めたのだったかな?
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
Well, actually, Sire, if you remember, we did finally incline to Italian.
陛下、恐れながら、イタリア語に決定したはずでございます。
侍従長フォン・ストラック伯爵
侍従長フォン・ストラック伯爵
Did we?
そうでしたかな?
フォン・スヴィーテン男爵
フォン・スヴィーテン男爵
I don't think it was really decided, Your Majesty.
まだ結論には至っておらぬはずです、陛下。
台本では最後の呼びかけは「...Director.」とオルシーニ=ローゼンバーグに向かって言ったことになってます。
モーツァルト
モーツァルト
Oh, German! German! Please let it be German.
ああ、ドイツ語で!ドイツ語で!どうかドイツ語で頼みます!
let it be…直訳すれば「それをそのままにせしめよ」ということになる。「そのままで」とかそんな感じ。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Why so?
なぜかね?
モーツァルト
モーツァルト
Because I've already found the most wonderful libretto!
素晴らしい台本があるのです!
libretto…リブレット。イタリア語で脚本、台本のこと。
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
Oh? Have I seen it?
どの台本かね?
モーツァルト
モーツァルト
I - I don't... think you have, Herr Director. Not yet. I mean, it's quite new, I'll show it to you immediately off course.
あ、おそらくご覧になったことはないでしょう、監督殿。つまり…ごく新作なのです。もちろんすぐにお目にかけますよ。
immediately…「すぐに」「至急」。
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
I think you'd better.
それがよかろう。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Well, what is it about? Tell us the story.
さて、どんな内容なのだ、教えてくれないか?
モーツァルト
モーツァルト
It's actually quite amusing, Majesty.
It's set... the whole thing is set in a..., in a...

とても楽しい作品なのです(笑いながら)、舞台はその…ええと…、
ヒャハハハハハハハハッ!! 笑ってごまかそうとするモーツァルト。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Yes, where?
…それで?どこだね?
モーツァルト
モーツァルト
In a Pasha's Harem, Majesty. A Seraglio.
パシャの後宮です、陛下。ハーレムですよ。
seraglio…サラーリオ。イタリア語でハーレム(後宮)のこと。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Ah-ha.
ははあ!
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
You mean in Turkey?
トルコのかね!?
モーツァルト
モーツァルト
Yes, exactly!
そうです、そのとおり!
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
オルシーニ=ローゼンバーグ監督
Then why especially does it have to be in German?
一体全体、ドイツ語でやる必要がどこにあるのだ?
モーツァルト
モーツァルト
Well it doesn't especially. It could be in Turkish, if you really want.
特に…理由はありませんよ、お望みならトルコ語でも別に。
ヒャハァ…!
フォン・スヴィーテン男爵
フォン・スヴィーテン男爵
My dear fellow, the language is not finally the point. Do you really think that subject is quite appropriate for a national theatre?
いいかね、君。言語は問題ではない。国立劇場で上演するのにふさわしいと本当に思っているのかね?
appropriate…形容詞で用いられる場合は「ふさわしい」。動詞の場合は「充当する」「着服する」。形容詞の方は重要単語というかよく目にする。そして毎回意味を忘れて調べるハメになる。(管理人は
モーツァルト
モーツァルト
Why not? It's charming.
I mean, I don't actually show concubines exposing their! their...!
It's not indecent!

なぜです?チャーミングな作品なのに。
ええとつまり、別にハーレムの姫がストリップして…彼女たちの…つまり…、(ヒャハァ…)下品な作品ではありませんよ!
Why not?…用法がふたつあります。
1) 何かを否定されての「Why not?」…どうしていけないの?(別にいいじゃないか!)と逆に聞き返す場合。
2) 何かを依頼されての「Why not?」…どうしていけないことがあるだろう?(もちろんいいよ!)と強い肯定を表す反語表現。重要。
2のほうがよく使われますが、ここでは1の意味。

expose…「(隠された事実を)暴露する」「(裸などを)露出する」。 indecent…「上品な」という意味のdecentに否定の接頭語「in」をつけ、「下品な」という意味に。否定+否定の構文をDouble Negative(二重否定)と言うそうです。
モーツァルト
モーツァルト
It's highly moral, Majesty. It's full of proper German virtues. I swear it. Absolutely!
(皇帝へ向かって)非常に品性のある作品です、陛下。ドイツ的美徳に満ちていますよ、本当に!
宮廷作曲家サリエリ
宮廷作曲家サリエリ
Excuse me, Majesty, but what do you think these could be? Being a foreigner, I would love to learn.
恐れながら、陛下。つまりどういうことでございましょう?外国人ですので、どうかお教えいただきたいもので。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Well, tell him, Mozart. Name us a German virtue.
さてと、彼に教えてやるといい、モーツァルト。ドイツ的に美徳とはなにかを。
モーツァルト
モーツァルト
Love, Sire!
愛です、陛下!
宮廷作曲家サリエリ
宮廷作曲家サリエリ
Ah, love! Well... off course in Italy we know nothing about love.
愛だと!なるほど、我々イタリア人は愛についてはなにも知らんからな!
サリエリの皮肉に意地悪な笑い方をするイタリア人たち。しかしモーツァルトも負けてはいない。
モーツァルト
モーツァルト
No, I don't think you do. I mean watching Italian opera, all those male sopranos screeching. Stupid fat couples rolling their eyes about!That's not love... it's, it's, it's, just rubbish.
ええ、そのとおりだと思いますね。イタリアのオペラを観たことがありますが、ボーイソプラノがキーキーわめき、そこらじゅうに馬鹿げたデブが転がりまわっている!そんなものは愛(ラブ)ではない、ただのガラクタ(ラビッシュ)ですよ。
今度もフッヒッヒッヒッヒ!と笑うボンノ楽長、しかし監督に睨まれてショボーン。
モーツァルト
モーツァルト
Majesty, you choose the language. It will be my task to set it to the finest music ever offered a monarch.
(皇帝へ向かって)陛下、どうぞ言語をお選びください。かつてない最高の音楽をつけてご覧にいれましょう。
ここの表現はとてもオシャレですが、管理人にはスムーズに翻訳するのは難しい。
It will be my task…それはわたしの仕事になるでしょう
to set it to the finest music…最高の音楽をつけること
さてその後の「ever offered a monarch」。「offer」は「提供する」、「a monarch」は「治世」。
つまり、皇帝の治世において、かつて提供された楽曲の中で最高の…というモーツァルトの絶大な自信が伺えるフレーズだと思う。
3.7追記:ここでの「a monarch」は、皇帝の治世、ではないですね。管理人↑の説明間違い。「すべての君主も羨むような…」はどうか、という翻案をいただきました。そちらのほうがいいかも。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Well, there it is. Let it be German.
なるほど、それならばドイツ語にしよう。
あんだけイタリア語で説得したのにあっさりひっくり返されてガッカリ!の表情。
宮廷の大サロンにて その3
続いてサリエリの歓迎のマーチをこき下ろすシーン。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Ah, this is yours.
ああ、そうだ、これは君のだよ。
モーツァルト
モーツァルト
Keep it, Sire, if you want to. It is already here in my head.
よろしければそのままお納めください、陛下。すでに頭の中に入っております。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
What? On one hearing only?
なに、たった1回聞いただけでか?
モーツァルト
モーツァルト
I think so, Sire, yes.
ええ、そうです、陛下。ええ。
「フカしてんじゃねーよ…」と言わんがばかりに皇帝を見るサリエリ。
皇帝ヨーゼフ2世
皇帝ヨーゼフ2世
Show us.
では見せてくれ。
モーツァルト
クラヴィアの前に座った途端雰囲気の変わるモーツァルト、天才の一端を見せる。このあたりの演じ分け方はあざといながらも見事。
そして一音一音正確に演奏していく。

内心の動揺を押し隠して、皇帝に微笑みかけてみせるサリエリ。しかし…。
モーツァルト
モーツァルト
The rest is just the same, isn't it?
(サリエリに)あとはただの繰り返しですよね?
小馬鹿にしたような言われ方で、再び笑顔の凍りつくサリエリ。
(´・ω・`)カワイソス
the rest…restだけなら「休憩」とかそういうことですが、theがつくことで「残り」という意味になります。
モーツァルト
モーツァルト
It doesn't really work, does it?
ここがちょっとおかしいような…気がしません?
全員に見つめられて困惑のサリエリ。
workには「うまく動く」という意味もあります。重要。
↑の「isn't it?」も、この「does it?」も付加疑問文と言われます。目上の人物に対してキッパリ否定するのは失礼なので、このような表現。しかし慇懃無礼ともとれる。
モーツァルト
モーツァルト
Did you try...?
Shouldn't it be a bit more...?

こうしてみたら…?少しは…?
モーツァルト
モーツァルト
Or this? This... Yes, this!
もしくはこう…そうだ、これだ…!
モーツァルト
モーツァルト
How about it? What do you think?
いかがです?どう思われますか?
再び笑ってごまかすサリエリ。
ちなみにこの手直しされたフレーズは、サリエリがこのマーチを作曲した時、推敲に推敲を重ねて、神に感謝しつつ作った部分であることに注目。

しかし即興演奏は止まる気配なし。謁見の控え室から司祭たちも興味津々。

再びお気に入りのフレーズでゴキゲンのモーツァルト。鷹揚に頷いてみせる皇帝。

次々と生み出されていく素晴らしい即興演奏のフレーズ。
得意満面なモーツァルト。
敗北感を噛み締めるサリエリ…。

最後冗談ぽく「ダッダダーン!」と低音を弾いて
ヒャハハハハハハッ!!!と馬鹿笑いするモーツァルト。
サリエリの自宅にて
Grazie, Signore...
主よ…感謝いたします…
敬虔なセリフとは裏腹に、十字架に向かって剣呑な表情を浮かべるサリエリ。
自分ほど敬虔な気持ちで、神に芸術を捧げてきたものはいなかったはずだ…。なのにこの仕打ちはどうだ…。
というわけでサリエリの中にはあるひとつの考えが浮かぶ。「ならばその神のお気に入りのモーツァルトを抹殺してやろうじゃないか…」

ついに信仰を捨てることになったサリエリですが、この後どうなるんでしょう?気になる方は本編を観てくださいね!

ちなみに、モーツァルトが即興演奏してみせた部分というのは元ネタがあり、オペラ「フィガロの結婚」第1幕より、フィガロのアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」がモチーフになっています。
Non più andrai, farfallone amorosoこれを元に即興部分を作り、さらにそれをダサい感じでアレンジして、元のサリエリのマーチを作る…という、けっこう手の込んだ演出です。芸が細かいですね!

そういうわけで、 コチラに続いて第2弾です。あまりにも手間がかかるので連続はやめようと思ってたんですが、今日は日曜で時間あるので頑張ってやりました。

画像は手持ちのDVDからキャプろうと思ったんですが、DVDどっかいっちゃって見つからない。仕方ないのでYoutube動画のクソ画質です。
歴史モノの文芸作品というとね、なんかこう堅苦しい感じがして、特に若いドクターなんかは興味ないでしょうけど、この映画はクラシック聴かないひとでも楽しめるように、対比をうまく利用したわかりやすい演出がなされているので、そういう方にもオススメ。
モーツァルトの天才をうまく描いていると思います。
ディレクターズカット版には、モーツァルトの嫁役の、コンスタンツェ(ロリ巨乳)のおっぱいポロリもありますので、そっち方面が好きな方も必見。(あまり期待せんほうが…)

そして随所に散りばめられた、モーツァルトの名曲の数々を聴いて、ちょっとでもいいな!と思ったら、ゼヒ他の曲も聴いてみてほしいですねー。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト自然界にもとから存在していたフレーズをそのまますくいだしたような、あくまでも純粋なモーツァルトの音楽。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハまるで複雑な幾何学模様のような、調和のとれたバッハの音楽。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン感情に訴える、情緒豊かなベートーヴェンのロマンチックな音楽。
音楽界に燦然と輝くこの3人の天才は、それぞれ別の方向を向いていて、とても興味深いですね。

アマデウス ― ディレクターズカット スペシャル・エディション [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2003-02-07)
売り上げランキング: 9,041

関連記事:

元スレ:----

人気サイト様 最新記事

博士ちゃんねる ヘッドライン

    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.24 5:58
    エラーが出てなかなか書き込めません・・・
    • ※2 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.24 6:10
    おお、書き込めました。
    このブログを拝見し始めて数カ月ですが、時々コメントを投稿しようとするといつも

    「エラー: 間違ったCAPTCHA値を入力しています。ブラウザーの戻るを押し、再度試して下さい。」

    という表示が出て、コメント認証用の数字を何度正しく入力しても同じなので困っていました。
    • ※3 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.24 6:21
    教養課程のようでとても面白かったです。
    英文学の講義で、字幕無しの映画ばかり観せてくれる教授を思い出しました。
    この映画にも興味がわいたので、近いうちに本編も観てみようと思います。
    • コメントの件、大変失礼しました…。
      おそらくキャッシュだろうと思いますんで、キャッシュの更新タイミングをだいぶん減らしてみました。これで書き込めるといいんですが、ちょっとこれは以前にも別途ご指摘を受けたことがあるので、詳しく見てみます。申し訳ありません。

      >教養課程のようでとても面白かったです。
      そんなふうに言っていただけると、手間をかけてまとめたかいがありましたねぇー!しみじみ。
      本編はきっと期待を裏切らないできだと思いますよ。
    • ※5 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.28 22:05
    大変面白く読ませて頂きました。

    ただ一点だけ、貴族の階級の部分に誤りがあります。
    男爵(Baron)→子爵(Viscount)は逆で、子爵(Viscount)→男爵(Baron)が正しい順序です。

    Visは英語のVise-「副-,代理-,次-」にあたるので、Viscountは直訳するなら「副伯爵」といったところでしょうか。
    • ※7 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.30 2:14
    新聞に載るようないじめ事件って、たいてい暴行とか傷害とか金品の要求とかを伴ってますよね。
    これらは社会一般では明確な犯罪行為なのに、教師と生徒しか居ない特殊な閉鎖環境では、
    外部の介入を嫌うあまりなあなあで済まされてしまうことも多いと聞きます。
    それが結果として事態の深刻化を招いている側面もあるんじゃないでしょうか。
    学校という教育の場であろうとも現実社会の一部であることに変わりはないわけですから、
    そういう意識を教師生徒ともに顕在化させるためにも、スクールポリスの導入が検討されて良いのではないかと思います。
    • ※8 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2014.6.30 2:21
    申し訳ありません。
    いじめについての記事にコメントしたかったのですが、何度もCAPTCHA値のエラーが出て書き込めなかったので、もしかしてここなら出来るかもと思い、試してしまいました。
    原因は分かりませんが、ひょっとして私自身のパソコンに問題があるのかもしれません。
    すみませんでした。
  1. どうも度々認証でご迷惑をおかけしてすみません。
    ちょっと別のCAPTHAプラグインに変えてみました。
    コメントは好きなところに書きこんでいただいて結構ですよー。(てきとう

    >スクールポリスの導入が検討されて良いのではないか
    まぁ要は子供たちがヘルプを出せて、解決に導ける機関があれば良いということですね。
    いじめっていうのは影でコソコソやってるものだろうし、「先公にチクリぁーがったらただじゃおかねーぞゴルァ!」という脅しを受ける場合もあるだろうと思いますので(昭和のヤンキーのノリですんませんが)、いじめられっ子の自発的な告発で解決するだろうか…とも思います。
    難しいですねぇ。
  1. トラックバックはまだありません。


コメ欄での議論はおおいにけっこうですが、当サイトではドクター同士の罵り合いは禁止となっております。反論する際には、相手の意見・人格を尊重し、どうぞ冷静に。