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仏教の説話・比喩話・物語などを語るスレ @ [民俗・神話学板]


仏教の説話・比喩話・物語などを語るスレ @ [民俗・神話学板]
1: 天之御名無主
仏教には面白くてドラマティックでありながら、知名度が低い物語がたくさんありますね。
そんな物語を埋もれたままにしておくのは勿体無い。

そこで、このスレを立てました。

みなさんの知っている仏教の比喩話、弟子や菩薩などの物語、仏教説話などを紹介してください。
そして、その話について学問的に語り合ったりしましょう。

※レスは【sage】でマターリと。
※荒らしや煽りなどは放置。完全無視。反応した人も荒らしです。
2: 天之御名無主
山野野衾
3: 天之御名無主
│    _、_
│  ヽ( ,_ノ`)ノ 残念 私のおいなりさんだ
│ へノ   /
└→ ω ノ
      >  
4: 天之御名無主
くっそう。
管理人より:「山野野衾」というのは、歴史系民俗系のスレにはほぼ必ず出没する謎の名物コテハン。博識です。
7: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
『悲花経』にラゴラが六年間胎内にあって生まれたのを、大臣に「釈迦の子ではないのではないか」と疑われたヤショダラが子を火の中で産んで証明する、という話がありました(火の中に投げ込むんだったかな)。
貴族の子弟の教育に使用された『注好選』にも類話があります。
8: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
今は昔。釈迦の従弟阿難は美しい妻に執着してなかなか出家しようとしなかった。
そこである日、釈迦は神通力で彼を雪山に連れて行った。

そこには片目のつぶれた一匹の雌猿が居た。
釈迦「阿難よ。この猿とお前の妻とどちらが美しいか。」
阿難「仏陀よ、このような醜き猿と私の美しき妻がなんで比べられましょうや。」

次に釈迦は天界へ連れて行った。そこには七宝を散りばめた宮殿があり、磨き上げられた床には表現出来ぬほど美しい天女が座って琵琶を弾いていた。
釈迦「阿難よ。この天女とお前の妻とどちらが美しいか。」
阿難「仏陀よ。このような美しき天女に比べれば、我妻など雪山の猿のようなもので御座います。
釈迦「天女よ、お前はここで誰を待っているのか。」
天女「阿難という方が仏門に入られた後天界へ来られた時にお迎えする為で御座います。

それを聞き、阿難はすぐさま仏門に入ったのであった。
11: 天之御名無主
>>8->>9
漏れが聞いたのはアーナンダ(阿難)じゃなくて、ナンダだったけど。
いろんな説があるんだろうか?
12: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
>>11
平康頼(仮)らが間違えましたかね。
でも参考にしたのは一冊ではありませんし。それとも私の記憶違いか?
9: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
ところがこの話には続きがある。
後に仏門に入って神通力を獲得した阿難が地獄へ行ってみると、獄卒たちがなにやら忙しそうに大鍋を用意しているのが見えた。
阿難「獄卒よ、お前はここで誰を待っているのか。」
獄卒「天界で数万年の間快楽を貪られた後、落ちて来られる阿難尊者の為、ほれこの通り大鍋を用意致しております。」

それを聞いた阿難を震え上がり、修行に打ち込んで女への執着を断った。
なお日本の説話集では『宝物集』に前半のみが、『古今著聞集』に完全版が収められています。
管理人より:数万年かぁ…
10: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
釈迦の時代、長爪という者が居た。全ての学派の者達を議論で打ち負かすまで爪を切らぬと誓ったのでそう呼ばれていた。

ところがそんな彼の甥が仏陀とかいう男に弟子入りしたという。
彼はたまらず相手のところに行き、論破してやろうとした。
長爪「仏陀よ、私はあらゆる教説を信じません。」
仏陀「長爪よ、あなたは『あらゆる教説を信じない』という教説を何故信じられるのか。

彼はこれに答えられなかった。そうだ、と言ってもそうではない、と言っても己は負けてしまう。その日彼は仏陀の新しい弟子となった。
14: 11
とりあえず漏れもメジャーな鬼子母神の話をしよう。
ハーリティー(鬼子母神)は夜叉の子として生まれた。美しい子だったそうな。
やがて、親同士でとりきめた婚約相手と結婚する。それがパーンチカだ。

ハーリティーもパーンチカも、元々は人間を襲わない種族の夜叉。しかし二人の間に1000人の子供ができてから、ハーリティーは変わった。
1000人の子供を十分に食べさせるため、人間の子供をさらうようになったのだ。
そして、さらった子を自分の子供に食べさせていたのだ。


ある日、ハーリティーに子供を奪われた人がお釈迦様にそのことを話した。
釈迦は、ハーリティーに会いに出かけた。その途中、ハーリティーが特に可愛がっている末子が歩いているのを見、その子を隠してしまった。
15: つづき
さて、いつものように人間の子供をさらって帰ってきたハーリティが末子を呼んだが、出てこない。探しても末子は見つからない。
人里におりて狂ったように探しても見つからない。
そこで、尊い方が来ているというのを聞いて釈迦に子供の居場所をたずねた。

釈迦「1000人の子供のうち1人がいなくなっただけでも、お前は悲しんだ。ましてや1人や2人しかいない可愛い子をさらわれ親の胸中はどうだろうか
それを聞いたハーリティーは自分の過ちに気づき、罪滅ぼしに子供を護ると釈迦に誓い、末子を返してもらうことができた。
ハー「しかし、子供たちは人の肉の味を覚えてしまったのです。どうしたらいいのでしょうか」

釈迦はそこでザクロを取り出した。
釈迦「人肉が欲しくなったら、このザクロの実を食べさせるが良い」

こうして、ハーリティーは子供をさらって肉を食べるのをやめ、子供を護るようになったのだ。
……うろ覚えスマソ
17: 1
蓮華色比丘尼の波乱万丈な人生話をします。
蓮華色比丘尼は赤ん坊の頃から美しいとして評判であり、「将来は息子の花嫁に。いや、むしろ俺の花嫁になってくれ」と色んなところから声をかけられ、両親は困っていました。
そこで「この子はどこへもやりません。出家させますから」と言って追い払っていました。

やがて年頃の娘になった蓮華色比丘尼は一人の男と結婚して、男の子を授かります。
しかしある日、(ここらへんのことは忘れましたが)盗賊団にさらわれてしまい、ムリヤリ首領と結婚させられます。
そして一人の娘を産みました。が、首領とケンカしたときについカッとなって、まだ赤ん坊の娘を床に叩きつけてしまいました。それを見て恐ろしくなった蓮華色比丘尼はそのまま逃げ出してしまいました。


逃げ出して、行くあても無いまま、気がついたら彼女は遊女に身を落としていました。
そうして何年か過ぎたある日、金持ちの長者が蓮華色比丘尼を一目で気に入り、彼女と結婚しました。
18: 1
つづきです。
こうして若い長者と幸せな日々を送っていたある日、長者は第二夫人を迎えることになりました。
蓮華色比丘尼が若い第二夫人に会うと、不思議な事に嫉妬心などではなくて、深い慈しみの心が湧きあがりました。
以来、彼女は実の妹か娘のようにその第二夫人を可愛がるようになったのです。

ところが、彼女が第二夫人の髪をすいてやっているとき、その第二夫人の頭に大きな傷があることに気がつきました。
気になったので何気なく聞くと、「赤ん坊の頃、母親が抱いていた私を地面に叩きつけたんです。それで私が死んだと思って恐ろしくなったのでしょう、私を置いて逃げました

それを聞いた蓮華色比丘尼は、この第二夫人が自分の娘であることを知り、恐ろしくなりました。
さらに、(どうやって知ったのか分かりませんが)夫が自分の実の息子であると知り、どうしようも無くなり、その家を出ました。そして再び遊女になったのです。
19: 1
さらに続きです。
遊女として暮らしている彼女の元に、釈尊の一行が来ました。
そこで釈尊の説法を聞き、彼女は比丘尼として出家することになりました。
比丘尼として修行するうちに自分の迷いからぬけ出すことができ、比丘尼の中では神通力第一と呼ばれるようになりました。

釈尊が天上の母を教化するためにいったん涅槃に入り、そして戻ってきたとき、その神通力でまっ先に釈尊を迎えたのも彼女でした。

こうして修行を積んでいたとき、蓮華色比丘尼は誤解が元でダイバダッタに殺されてしまいます。
波乱に満ちた蓮華色比丘尼の生涯がそこで終わったのです。
悲惨だなあ。
管理人より:「提婆達多(ダイバダッタ)」はレインボーマンの師匠d…ゲフンゴフン、元はお釈迦様の弟子でしたが、後に違背したとされる人物。
20: 天之御名無主
昔、パンダカという者がいた。パンダカは皆に馬鹿だ馬鹿だと言われていた。

それを見ていたお釈迦様、一本のホウキを取り出し、パンダカに与えて言った。
このホウキで掃除をしなさい
パンダカは言われたとおり、精舎の周りを毎日掃除した。

それを見て周りの者は、「お、パンダカの馬鹿が掃除ばかりしてるぞ」と言って馬鹿にした。

そうして何ヶ月か経った後、お釈迦様の弟子の一人が、パンダカが何かブツブツ言っているのに気がついた。
聞くと、「心のアカを払い落とそう」と言っている。


馬鹿だと思っていたパンダカがお釈迦様の説法のうちで重要な部分に気がついている。
その弟子はパンダカのつぶやきをお釈迦様に報告した。


お釈迦様は、「そうだ、パンダカは愚かであると言われているが、ちゃんと私の説法を理解しているのだ。これからはパンダカのことを馬鹿にせず、立派な仏弟子として迎えよ」

それ以来、パンダカは正式にお釈迦様の弟子となり、修行に励んだとさ。
宗教板っぽいな。
28: 求道心
あと、艶話も多いな。恵美押勝の娘ではないが、五00人に犯される話や、オナニーをしていた尼のチョメチョメに蛇が入っていったり。

>>20
このスレには関係ないが一つの事に専心しほめられた実話として、二宮尊徳の逸話を一席。
確か桜町仕法の時だったと思うが、ある老人がいた。力もなく、皆に愚か者とバカにされていた。
その老人は、いつも木の古株を掘り起こし、取り除くことを行っていた。
皆は、「何の役に立つ」とさらにバカにした。

二宮尊徳はモチベーションを向上させるため、報奨金制度をつくり、働きの良かった者に幾許かの金を与えていた。
今回こそ自分がもらうと皆頑張ったが、いざ発表されると、ノーマークのその老人が働き一番とされた。


皆不服で、なぜだと二宮尊徳に問うと、皆の大して役に立たないなら、邪魔になる古株を取り除くことに努めようと、間断なく行ったおかげで耕地も増えた。
この老人の働きのおかげである
、と答えた。

皆も納得し、その老人の勤勉さにまけぬよう、さらに精進したとのこと。
30: 天之御名無主
>>28
イイ(・∀・)話だ・・・
管理人より:パンダカ(周梨槃特)の話は管理人も聞いたことあります。
このひとは記憶力が悪すぎて自分の名前も忘れるほどだったので、仲間がバカにして自分の名前を書いた木の札を首からかけさせてからかわれる始末。その名札をかけてることまで忘れてしまうことも。この故事が由来となって、「名荷(名札のこと)」と音読が同じ「ミョウガ(茗荷)」を食べると忘れっぽくなる、などの迷信が生まれたそうです。
22: 天之御名無主
これは法華経に載っていた話。
昔、医者がいた。その医者には多くの息子がいた。

ある日、息子たちはあやまって父親が隠していた毒薬を飲んでしまった。
それを知った医者は、よく効いて、苦くない薬をつくって子供に飲ませようとした。
何人かの子供はそれを飲んで助かったが、しかし多くの子供は苦いから、と言って薬を飲もうとしなかった。

このままでは子供は死んでしまう。そこで、医者はある計画を立てた。
子供たちに、自分は旅に出ると告げ、本当に出て行ったのだ。
それを知った子供は悲しんだが、まだ薬を飲もうとはしなかった。
それから数日がたち、従者が家に駆けつけてきて、医者は旅の途中で死んだと告げた。

子供は驚き、悲しんだ。そして、父親の残した薬を飲もうと決意した。
いざ飲んでみると、苦くも無く、それにすぐに効いた。
それなら早く飲んでおけばよかったと後悔する子供たち。

そこへ、死んだと思っていた父親が帰ってきた。
父親は子供たちに薬を飲ませる方便として旅に出てその先で死んだと、伝えさせたのである。
23: 天之御名無主
上の話はブッダが弟子に自分は涅槃に入ると言い、弟子がなぜかと尋ねたときにブッダが聞かせた話だ。

この話に出てくる医者がブッダ、子供が衆生、薬が法華経だ。
ブッダは、「今から涅槃に入るけど、それは皆を教えに導く方便であって、本当はいつも皆のそばにおるんやで」と言いたかったのだ。
24: 真言
この手の話を聞くたびに思う。
なんで俺はお釈迦さんと同世代に生まれなかったんだろう」って。
生でこれだけ気の利いた説教を出来る人ならそりゃ伝説にもなるさ。

……そう言えば釈迦は衆生より一足先に入滅したはずなのに、なんで「いつでもそこにいる」的な神格化された話が多いんだろう?
25: 求道心
長阿含経だったか忘れたが、鼠金鋪主の話は面白い。
詳しくは南方熊楠「猫一匹の力に因りて大富となりし人の話」を読んでくれ。
仏教説話は面白い。 ageておく。少なくともキリスト教の話よりはよっぽど為になる。
26: 天之御名無主
>>24
そうだな、いい説法が出来て人徳もあれば神格化されやすい罠。

>>25
さっそく図書館行ってその本探してみる。
漏れもキリスト教の話より仏教説話の方が好きだ。
27: 1
面白い話、ありがとうございます。
>>25さん
>>26さん
そうですね、仏教説話は面白い。キリスト教の話とか他の神話に負けないくらい。
だから、このスレを立ててみたのです。
29: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
例の雪山話でしたが、難陀の間違いであったようで・・・失礼致しました。
では『千一夜物語』の出だしのような説話を。
昔、ある大臣が仕事を早く済ませて屋敷に戻ってみると、妻が間男と密会しているのを目撃してしまった。
帰るに帰れず、その夜はそのまま王宮に居る事にした大臣。
ところが窓の外を眺めていると、王女がふしだらにも馬下児(馬番)と密会しているのではないか!

これを見て問題は妻個人ではなく女自体にあったのだという事に気付いた大臣は出家。その後高僧となったそうな。
女性は怒らないように・・・。
31: 天之御名無主
昔、バラモンの貧しい家にアヒンサカという若者がいた。
彼は立派なバラモンになるべく、師匠の元で一生懸命修行した。
そんなアヒンサカを、師匠は可愛がり、自分の亡き後は彼に後を継がせようとした。

ところがある日……。

師匠の若い妻が、アヒンサカの美貌と若さに惹かれ、夫の留守中に彼を誘惑した。
当然、アヒンサカはこれを拒んだ。

すると、師の妻は恥をかかされたと思い、彼を貶めるべく策を練った。

夫が帰ってくると、さっそく今にも首を吊って死のうとしているというのを演じ、止める夫に泣きながら「アヒンサカが私を襲った」と嘘をついた。

信じていた愛弟子に裏切られ、怒った師は、アヒンサカを呼び出して言った。
お前に教えることはもう何も無い。ただ、お前は前世に犯したことが原因で、まだバラモンになることができないでいる。これから修行を与えよう
そうして、アヒンサカに、千人の人の命を奪えと命令した。
師匠の言いつけとは言え、人殺しはできない。しかし、師匠は「お前が殺すことでその人々は救われ、天界で生まれ変わることができる」と説き、さらに、「きちんと殺したかどうかが分かるように、殺した者の指を切って首飾りを作り、千人の指が集まった時には私に見せなさい
と言ってアヒンサカを外に出した。
32: 天之御名無主
アヒンサカは師の言いつけ通り、人を殺して、殺した者の指を切り、首飾りにしていった。
その噂はあちらこちらに広まり、やがてアヒンサカはアングリーマーラー(指の首飾り)と呼ばれるようになった。


アングリーマーラーが999人を殺し、あと一人で修行が終わり、バラモンになれるという時、一人の老婆が彼の前を通りかかった。
老婆を襲おうと、その顔を見て彼は驚いた。その老婆とは、彼の母親だったのだ。
戸惑っているアングリーマーラーの側を、今度は一人の僧が通りかかった。
母親を殺すよりは、あの僧を殺そう。そう思い、彼は僧を追いかけた。
しかし、どんなに走っても、歩いている僧に追いつかない。
彼は僧に、止まれ、と叫んだ。
すると、その僧は「止まるのはお前の方だ」と言い、次のように説教をした。

私の心は平静であり、止まっている。しかし、お前の心は乱れており、止まることを知らない。

その僧とは、釈迦であった。アングリーマーラーはその説法に心を打たれ、心を入れ替えて弟子となった。
33: 求道心
仏教説話の宝庫 南方熊楠「十二支考」より感心した話
寅について
中阿含経からの引用
猪王が部下をつれ、険難な道を進む内に、虎に出会った。
虎と戦えば必死、戦わなければ部下に笑われる。どうしようと思案にくれたが、心を決め、戦うなら戦え、いやなら道を避けろと虎へ通告するも、当然虎は譲らず、戦おうと回答。

猪王は戦わざるを得なくなったが、虎に祖父の鎧を着てから戦うのでしばらく待てといい、便所に転がりこみ、クソを塗りたくって虎の前に出た。

虎は大いに閉口し、自分は小虫を食べないのは牙を惜しむからであって、こんなに臭い猪に近付きたく無いと思い、戦うのはやめておくので、道を譲ってやるといい、道を譲った。
34: 求道心
つづき
猪王は虎の横を通り過ぎて後に、同じ四足同士戦おうじゃないかと嘲るも、虎はいわく、あんたはもっとも下品極まる動物。臭くてたえられないのでさっさといけと促すも、猪王はさらに図に乗って罵る。

虎はにおいが自分に移るのをいやがり、猪に勝利を与えたとのこと。
何を感心したかと言うと
1)猪の習性について記載されている。インド人の動物に対する観察力を褒めたい。
2)よけいな争いごとを避ける。

一休さんは、地獄とは人間の心にあらわれるもの、争いがあるのは人の心に地獄があらわれたためと説いた。
一応仏教徒になるので寛容の心は持っていたいものやな。


ただ普通仏教説話なら偈を説いていわく、虎は何々猪を何々と譬えるが残念ながら、ココまでしか書いていなかった。
37: 天之御名無主
誰かジャータカ物語を紹介してー!
38: 山野野衾 ◆F6mxNHihgE
>>37
『三宝絵』上巻に色々と。編集者源為憲の補入記事もあって面白い。
ただ話が長いので躊躇してしまいます。不覚にも涙したのは施無の話。
40: 天之御名無主
ここであげられてる物語がAAになったらいいな。
管理人より:「ジャータカ」というのは、仏教用語でいう「前世」のという意味だそうですが、そういう前世の因縁物語集・逸話集のこと。世界各地にこの形式が伝播していき、イソップ物語や、今昔物語、アラビアンナイトへも影響を与えたとされているとか。スゴイですね。
41: 求道心
摩訶僧祇律やったと思う。
ある貧しい在家バラモンがいた。妻との間に子供はなく、一匹のマングースを飼い、わが子同然に可愛がっていた。
しばらくして、待望の子供が生まれ、非常に可愛がった。

ある日、バラモンは乞食(こつじき)に行き、妻は子供を家において、外で洗濯物を干していた。
家でマングースが子供の番をしていると、そこに大蛇があらわれ、子供を食べようとしたので、我が弟の大事とマングースがその蛇を食い殺した。
そのとき、バラモンが帰ると、マングースが口に血をつけて、自分に愛嬌をふるまうではないか。バラモンは子供がマングースに食われたと勘違いし、すぐにマングースを殺してしまった。

しかし、よくよく見ると、大蛇が死んでいる横で子供がきゃきゃ喜んでいるではないか。
早まったことをしたと後悔したバラモンは妻子を捨て、出家したとさ。
42: 天之御名無主
弥勒菩薩の話などを。
ある国の大臣に一人の男の子が生まれた。
とても美しい子であり、喜んだ大臣は占い師を呼んで名前をつけさせようとした。

占い師は「この子の母親が身ごもってから、何か起こりましたか?」と大臣に聞いた。
大臣は、「そういえば家内がこの子を身ごもってからというもの、元々あまり優しいというわけでもなかった家内が、人々を慈しみ、助けるようになった」と答えた。
占い師はそれを聞いて喜び、「それはこの赤ん坊の力によるものなのです。
人々に慈悲の心をもたらす力を持っており、将来、多くの人を救う人になるでしょう。弥勒(マイトレーヤー=慈悲)と名づけるとよろしい


その赤ん坊、弥勒の名前は国中に広まった。
それを聞いたその国の王は、将来、弥勒が自分の地位を奪って王になるのではないかと怖れ、早いうちに殺してしまおうと思った。
王の考えを読み取った大臣は、我が子を護るため、遠くにいる弥勒のおじに当たるバラモンの元にやり、王には、弥勒は生まれてすぐに死んだと言った・・・。


何かの神話か伝説か伝記かで、似たような話があったと思うんですけど・・・
王が子供を殺そうとする、っていうあたり。
何でしたっけ?
47: 天之御名無主
>>42
有名どころで『聖書』のヘロデ王。子供はイエスね。
48: 天之御名無主
>>47
『旧約聖書』のファラオとモーゼもかな。
51: 天之御名無主
>>42
クリシュナの生誕と似てるな…
43: 天之御名無主
オイディプス
管理人より:ソフォクレスの悲劇「オイディプス王」のこと。ギリシャ神話にも子が父を(不可避の予言によって)殺すというのは案外あると思う。テーセウスとか。
57: 天之御名無主
妻子をすてて出家した・・・
なんか、嫁さんを大事にしていたらいけないような物言いが多いような。

妻子はどうなったんだろ。ちゃんと生活費を送金していたのかね。
本当に多くの人を救えたのか? 他人にも妻子を捨てて出家するのを勧めてたりして・・・

今の基準で考えてはいけない?
58: とてた ◆0Ot7ihccMU
>>57
あの、お釈迦様の奥さんと子供は生活の心配は無かったんですが…。
60: 天之御名無主
当時のインド人は内省的哲学的で妻子を残して出家する事は、社会的にも別段問題なかったはずだけど?
むしろ妻子も出家をバックアップする場合が多かったときいたが。
もっとすごいと、一家総出で出家な。


大乗仏教になると、城の王様が弟に位を譲って出家するとかってなると、兵卒や重臣や後宮の女性までもが出家在家で信者になるってシーンが描かれる。
とりあえず、今の尺度で物を言ってはいかん
管理人より:お釈迦様の本名は「ゴータマ・シッダールタ」と言って、クシャトリヤ(戦士階級)の王族。バラモン階級説もあり。要するに大貴族、王族、もしくは高位聖職者です。ですんで残された奥さん子供は生活には困らなかったことでしょう。
61: 求道心
ある仏教徒の武士が、説法を聞きにでかけた、その留守に妻の母が訪問。食事後眠いので眠気覚ましに夫との生活をたずねたところ、妻はもちろん仲良く暮らしており、どんな隠遁者より、自分の夫ほどの有徳者はいないと話したところ、母はかなりの聾で大きく勘違い。
62: 求道心
(続き)
隠遁者」という言葉だけ耳に入り、それは大変だと大騒ぎ。家内の者も騒ぎ、近所の人もその騒ぎを聞きつけ大騒ぎ。

さて、その武士が説法を聞いて、帰途の途中知人に会い、あなたは隠遁者になったようで家中泣いているぞと話す。
63: 求道心
(続き)
その武士は隠遁の事実なきに、皆隠遁したと騒ぐ。その吉報を聞き過ごすべきでないと一大決心し、再度仏に謁して、受戒隠遁し、程なく証果したとさ。


→南方熊楠「自分を観音と信じた人」より簡約
70: 天之御名無主
阿修羅は帝釈天と戦い続けることで有名だが、その争いの原因となったお話。
「よくわかる仏教の知識百科」監修ひろさちやより、以下本文抜粋。
阿修羅には目の中に入れても痛くないほど可愛い舎脂という美しい娘が居た。
この舎脂に帝釈天が一目惚れして、阿修羅に縁談を申し入れたのである。

初め阿修羅王は、これを名誉と思い、ことのほか喜んだ。
ろころが帝釈天なる神はよくいえば豪放磊落、悪くいえば直情径行タイプで、神さまにしては少しばかり素行が悪い。
ある日、偶然に路上で舎脂の姿を見かけると、矢もたてもままならず、強引に自分の宮殿に連れて帰り、陵辱してしまったのである。


そうとは知らぬ阿修羅は、娘が行方不明になり心配でたまらなかったが、ことの成り行きを事後に知り、激怒した。
もともとが正義の神である。
いかに相手が帝釈天といえども、彼の行為は絶対に許すことができない―そう思ったのである。

こうして、阿修羅は武器を手に取り、帝釈天に戦いを挑むことになる。
…何だかなあ。
85: 天之御名無主 投稿日:2006/11/02(木) 06:30:15
 >>70
阿修羅が天と戦う理由については、いつくか異なる話がありますね。
国訳一切経のなかには(読んだのがはるか以前のため、出典忘却)次のような話がありました。
阿修羅衆が大酒を飲み、酔いがさめて気づくと自分たちは本来住んでいた所とは違うところにいた。
これは天が自分たちを騙して酒を飲ませて、こんな所に追い落としたのだ。もとの場所へ戻ろう。
失地回復のため、阿修羅は天に戦いを挑んだ。
(この場合の「天」は「三十三天」の意味であったような。須弥山に住んでいる天衆)
中阿含や雑阿含にたくさん話がありますが、これらを読むのにもっともよいのはたぶん『大正蔵』の一巻と二巻でしょう。
ただし漢訳なので、漢文をすらすら読める人以外は少々たいへんかも。
86: 天之御名無主 投稿日:2006/11/03(金) 01:17:01
>>85
それ天衆じゃなくて帝釈天だろう
阿修羅族ではなく阿修羅王がピンで須弥山から投げ落とされた話
ある日帝釈天が酒宴を開き阿修羅王を招いた
阿修羅王に酒を勧め酔い潰した隙に、帝釈天が阿修羅王を須弥山から大海の底にまで投げ落とした
落とされた先に天界にはない樹木があったので、ここが自分のいた天界じゃないと阿修羅王が気づき悔しがる話
71: 天之御名無主 投稿日:2005/11/15(火) 14:30:18
恐怖の人食い大観音。
それは、天保の飢饉に喘ぐ貧村に突如として現れた。
カラーン!カラーン!乾いた鐘の音と共に、身の丈、三十丈はあろうか、ゆっくりと歩む青銅の観音。


おお!有り難い事じゃ!観音様が現れなさった!
おおーい!村の者、広場に出るのじゃあ!
ざわざわ・・、おお、観音様じゃ!観音様がこっちにいらしゃるぞ!どうかわしらを救って下され!


手に印を結び、どこか狂おしい笑みをたたえた大観音が、ゆっくりと地面を滑るように村人に接近する。
カラーン!カラーン!とうとう、村人の所までやってきた。
ありがたや、南無~。地にひれ伏す村人達。

ぎぎぎっ、観音は身をかがめると、フフゥ~とやさしく村人達に息を吹きかけた。
グエ、グフッ!たちまち強烈な腐臭と死臭があたりにたちこめる。
動転する村人、その瞬間、観音の巨大な手が目にも止まらぬ速さで、村人を掴む!

ブチッ!ブチッ!ギャッ、ギャーッ!次々と手にかかりその狂った笑みをたたえた口で、思い切り貪り食う。
あたりは、血と飛び散った臓器の海、悲鳴と絶叫がこだました。



とうとう一人残さず食べ尽くすと、鐘の音と共に観音はいず方へと去って行った。

仏「四度目ですよ…!」オウフ…最後ビックリした…。すでに4度目のいたずらをされたあとの仏様ぽい。笑

ハイ、まぁそういうことで仏教説話集を集めるスレ。
こういうのってけっこう教訓話とかあって、なかなかためになりますよね。しかしお釈迦様の当意即妙っぷりはスゴイというか、きっと頭が良かったんでしょうねぇ。
管理人はこのテの小咄みたいなのに目がなくて、子供の頃いろいろ読んだものですが、わりと気に入ってるのが、落語の「蒟蒻問答」というやつです。

古今亭志ん朝 蒟蒻問答高名な禅僧と、ええかげんなニセ住職との、トンチンカンな禅問答対決!ということで、抱腹絶倒のプロット。仏教あんま関係ないかもしれないですが…。

以前に こういうスレをまとめて、管理人仏教の理念にいたく感心しており、ちょっぴり興味があります。
また、忘れたころに仏教スレやりますね。

トップ絵の穏やかなお顔をしたキュートな仏様は、インドネシアにある仏像なんだそうです。お地蔵さんみたいでカーワイイ。
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博士ちゃんねる ヘッドライン

    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.4.29 21:14
    火の中で出産の話は日本の神話にもあったっけ。つーか人死にすぎじゃね?修羅の宗教
    • ※2 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.4.29 22:13
    何や最後の! マジでビビったわ! アホ!

    ・・・・いかんな、俺はすぐ人に当たり散らす。ごめんね。
    • ※3 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.4.30 6:53
    面白かったです!
    • ※4 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.4.30 21:00
    高さ三十丈っていうと、百メートル近い
    牛久大仏が百メートルらしいから、ほぼ同等くらいかな
    あれが動くって相当目立つよなあ
  1. >つーか人死にすぎじゃね?

    神話ってのはひとがゴミのように死ぬものですヨ!
    -------------------------
    >俺はすぐ人に当たり散らす。ごめんね。

    仏様のようなひろい心でヨロシクどうぞです~
    -------------------------
    >面白かったです!

    ありがとうございます
    -------------------------
    >高さ三十丈っていうと、百メートル近い

    ガンツにそんなの出て来ましたよね。頭の穴から入って銃を撃ちまくれば…。
    • ※6 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.6.1 0:46
    指を切って首飾り…
    うーん、アレを思い出してしまった。
    ww2、白骨街道と呼ばれたインパールでの撤退路で
    亡くなった戦友の指を焼いて片身に持ち帰るため、首にジャラジャラ掛けてた日本兵。
    ご本人が自嘲気味に話しているのをネットで見た。
    かわいそうとしか言いようがないが、仏罰は怖いな。
    • ※7 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.6.12 9:19
    そういえば葬儀屋の広告で遺灰だか遺骨だかのペンダントってあったな。
    気持ち悪いと思っていたら、外道のすることだったのか。
    そうしても罰は当たらないだろうが、止めようっと。
    • ※8 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.7.5 11:47
    仏教説話ってよく知らないんだ私(浄土宗なのにスマソ)。開祖法然さんの子供の頃、武家だった実家に、父上の政敵が襲ってきて法然さんも父上と一緒に弓で勇敢に戦ったけど父上が斬られて深手を負ったのに、死ぬ間際に「私の仇を討ったらダメだよ、相手にも事情があるんだからね」と言い残して死んじゃったのは知ってるけどね。
    • ※9 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.7.5 12:15
    ※8です。仏教説話的フォークロアならあるのでそれを1つ。
    (元ネタJCOMのふくおか昔ばなしだけどさ、殺生を戒めてるところが仏教ぽい)
    「せんぐり食い」
    銃を手にしたある猟師がいつもの山で、ヒラヒラ飛んでる蝶がカエルに食われるのに遭遇しました。
    そこへ蛇がニョロニョロ這って来てそのカエルを食べました。
    そこへ鶏が出て来て蛇をパクッ。その鶏はそこへ来たタヌキにすかさず食われました。
    「よし、今日のわしの獲物はこのタヌキだ」猟師は銃を構えました。
    が、よく見るとタヌキは、まな板を持っていたのです。猟師は考えました‥。
    「ぎゃーーーー次はわしが食われる番ったい!」
    「そん通り!」大音声がします。見上げると目の前に大きな1つ目の鬼がいて‥。
    「わしゃー、お前を食うつもりやったとい、おまや〜よかことに気の付いたな」
    と言ってかき消えてしまったのです。
    「た、助かった‥」
    猟師は銃を捨て、農民になりましたとさ。それ以来この辺りで狩りをする人は
    おらず、皆農民になったそうです。
    • ※10 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2016.10.11 20:50
    比丘尼...「びくに」だったか。
    ビキニだったらよかったのに。
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