人気サイト様 最新記事

博士ちゃんねる ヘッドライン

レスの強調ウゼェー!というドクターへ

レス内の強調表示をOFFにする コチラをクリックして切り替えてください。設定は30日間Cookieに保存されます。
現在のステータス:強調有効

そうだ!美術館へ行こう!第8回『アムステルダム国立美術館』 @ [美術系独自まとめ]


そうだ!美術館へ行こう!第8回『アムステルダム国立美術館』 @ [美術系独自まとめ]
管理人@博士ちゃんねる
Candy Dulfer - Pick Up The Pieces (Part 1)オランダというと有名なサックス・プレイヤーのキャンディ・ダルファーという美女がいますので、「Pick Up The Pieces」でスタート。
…って、姉さん大変です!スカート短すぎてぱんつ見えそうです!年齢考えて!

キャンディ・ダルファー
ちなみに全盛期はこんな美女。お父さんのハンス・ダルファーもやはり有名なサックス奏者。

というわけで今回の世界の美術館シリーズ第8回はオランダ、アムステルダムより「アムステルダム国立美術館ですよ、Oh yeah!
オランダを代表する画家、とりわけレンブラントを中心にお届けします。
観光案内
アムステルダム国立美術館・所在地この地図はアムステルダム市街のレンブラントを効率よく見て回りたい方向けの、ツアーガイド。
アムステルダムはこのように、アムステル川から流れる運河が、蜘蛛の巣のように張り巡らされており、この運河に囲まれた部分が市の中心街です。美術館は、中心街からちょっと外れたところ、地図の左下からスタートです。
市内中心地を通って、最後はレンブラントが没した家で終わるというコース。

この中の「王宮」と書かれてる箇所ですが、1647年市庁舎として建設されましたが、オランダ王となったルイ・ボナパルト(ナポレオンの弟)に接収され住居となったため、こう呼ばれています。もちろんこちらも美術品多数。
他にもゴッホ美術館、アムステルダム市立美術館、と多数の美術品に囲まれた羨ましすぎる街。いーなぁ。

Googleマップでいうとこのあたりです。
外観と歴史
アムステルダム国立美術館・外観外観はこのように、青い屋根と赤レンガの壁が特徴的な、いかにもオランダ!という感じの洒落た建物。
内部は100以上ものギャラリーからなる、けっこう大きな美術館です。

アムステルダム国立美術館・外観元は、1800年オランダ総督ルブランがハーグで行った展示会のために作られたそうですが、ナポレオンの命令によりアムステルダムへ移転。現在の場所に落ち着いたのは1885年のこと。
建物の形状はこの当時からほとんど変わってませんが、何度か改修工事を経ており、2004年から10年ほど大規模改修工事が行われ、その間は付属のフィリップス館を除いて閉館してましたが、13年にリニューアルオープンしてます。
内装
アムステルダム国立美術館・内装内装は改築を経て現代的でCoolなデザインに。

アムステルダム国立美術館・チャリンコ道実はこの美術館、真ん中に大きなトンネルが開いており、そこの中はチャリンコで走れるようになってるんだそうです。美しいネオゴシック様式を堪能しながらのチャリンコ通勤。こういうギミックはなかなかステキ。
3D式案内パンフ
3D式案内パンフ3D式案内パンフ3D式案内パンフギャラリーが多いので迷うひとが後を絶たなかったそうですが、このパンフレットが作られて迷子激減とか。なんともオシャレですねぇ。
グラフィックデザイナーのマライン・ファン・オーステン(Marijn van Oosten)という女性の作品だそうです。
Marijn van Oosten.com
主な所蔵作品
コレクションの範囲はけっこう広く中世~近代まで。近代~現代の作品は市立美術館の方にたくさんあります。
冒頭にも書いたように、目玉作品は主にレンブラントとフェルメールを始め、オランダ画家の作品が主流です。
可憐で繊細精緻なオランダ絵画をお楽しみくださいませ。
夜警
夜警
レンブラント・ファン・レインアムステルダムを代表する画家、レンブラントの代表作。薄暗い大通りに集まる夜警バニング・コック隊長と部下たちを描いた、まるで映画のワンシーンのような劇的な作品です。集団肖像画というと集合写真のように均等な扱いをするのが普通だった当時、こういった表現は非常に新しかったとか。隊長の左でしゃがむ女性は、レンブラントの奥さんのサスキアがモデルという説も。
織物組合業者の理事たち
織物組合業者の理事たち
レンブラント・ファン・レインレンブラントが最後に描いた集団肖像画。当時、肖像画といえば王侯貴族たちがその注文主でした。しかし非常に豊かだったオランダは富裕な商人も多く、依頼主は貴族とは限りません。レンブラントの手にかかれば、ただの商人もホレこの通り崇高な雰囲気に…。美しいものは美しく、醜いものは醜く…というのを標榜にしたレンブラント先生でした。
ミルクを注ぐ女
ミルクを注ぐ女
ヨハネス・フェルメールデルフトの画家フェルメール。小道具に反射する光の表現、聖母のような神々しい表情の使用人…と、風俗画の範疇を超えてしまったと評されます。スカートにはラピスラズリを使った青の絵具を使用していますが、この絵具は当時非常に高価で聖母像などにしか使われなかったとか。緻密に描かれたフェルメール26歳の作品ですが、評価は遅く30年後。
王子ウィレム2世とメアリー・スチュアート
王子ウィレム2世とメアリー・スチュアート
アンソニー・ヴァン・ダイクフランドルの画家ですが、活躍はおもにイギリスで。ルーベンスの弟子のひとり。オランダ総督オラニエ(英語読みはオレンジ)家のウィレム2世と、メアリー・スチュアートを描いた肖像画。この王子の息子が、イギリス&フランス連合を敵に回しつつ外交政策でイングランド王に即位する…という離れ業をやってのけたウィレム(ウィリアム)3世。いわゆる「オレンジ公ウィリアム」として教科書に出てくる彼です。
ウェイク・ベイ・デュールステーデの風車のある風景
ウェイク・ベイ・デュールステーデの風車のある風景
ヤーコプ・ファン・ロイスダール17世紀、レンブラントらと同時期の風景画家で、オランダ中部のユトレヒト地方を描いた作品。風景というのはそれが主題にはなりづらかった時代、素直に見たとおりの風景を描いた、ハールレム地方の画家たちの風景画は「オランダ様式」と言われ有名に。芸術における風景画の地位を高めた、というわけで非常に重要な作品です。
石橋のある風景
石橋のある風景
レンブラント・ファン・レインというわけで、レンブラントが残した作品としては非常に珍しい風景画。嵐の前の一瞬を捉えた作品で、風景画とはいえ彼独特の陰影の表現がなされており、とてもドラマチックですね。
デルフトの小路
デルフトの小路
ヨハネス・フェルメールデルフトはオランダ南部の海洋貿易都市。室内風俗画を描いたフェルメールですが、故郷デルフトを描いた風景画を2点だけ残しており、これはそのうちのひとつ。非対称な構図を使用した素朴な光景は「命を得た絵画」とまで、後世評されるように。
現在のデルフト市内
今もって、当時と変わらぬたたずまいのデルフト市内です。

デルフトの眺望
もうひとつの風景画はマウリッツハイス美術館の有名な「デルフトの眺望」。マウリッツハイスはやらないかもしれないから、ついでに出しちゃう。
スケートをする人々のいる冬景色
スケートをする人々のいる冬景色
肖像画が見つかりませんが、アムステルダムの画家、ヘンドリック・アーフェルカンプの代表作のひとつ。どこかブリューゲルを彷彿とさせるような、凍った川で戯れる庶民たちを描いた雄勁な作品です。
鍍金したボカールのある静物
鍍金したボカールのある静物
肖像画が見つからずザンネン。難しい構図の緻密な静物画を残したウィレム・クラース・ヘダの最高傑作と言われる静物画。「ボカール」というのは酒盃のことです。地中海産のレモンをふり、インド産のコショウで味付けした、北海産のカキを食べながら、白ワインを楽しむ。海洋貿易盛んなオランダならではの豪華な食卓。なんともため息が出ちゃうような美しい静物画ですね。
花束
花束
やはり肖像画見当たらず。花の静物画を主に描いたハンス・フィリス・ボロンヒール、晩年の作品。当時のオランダは世界初のバブルである「チューリップ・バブル」に湧いていました。希少種の球根が、大きな屋敷1軒分に相当した例も。図録として、あるいは宗教画や肖像画の添え物としてだけではなく、芸術作品として植物を描くようになったのも、この時代のオランダから。芸術多様化の時代です。
化粧室の女
化粧室の女
ヤン・ステーンライデン出身の画家。かなり広範囲に渡って様々な作品を多数残していますが、最も知られるのはこの作品のように庶民の日常生活の一場面を切り取ったもの。これは娼婦を描いたものと言われています。なんでも居酒屋さんを兼業で営んでおり、そこからの観察だそうです。当時の一般風俗を知ることができる貴重な歴史資料ですね。
エレーヌ・フールマン
エレーヌ・フールマン
ピーテル・パウル・ルーベンスルーベンス2番めの奥さんを描いた肖像画。当時ルーベンス53歳、エレーヌはなんと16歳!初々しく美しい妻を迎えたルーベンスの喜びが画面から伝わってくる作品。巨匠は若い娘が大好物だったとか。
ユダヤの花嫁
ユダヤの花嫁
レンブラント・ファン・レイン誰をモデルにして描いたか、誰の肖像画なのか分かっていない作品。旧約聖書のイサクとベリカを描いたのではないかと言われていますが、「ユダヤの花嫁」というタイトルは19世紀になってからつけられました。慎み深く胸に手を置きながら、花嫁の内心を鮮やかな赤で表現しています。
イサーク・マッサ夫妻の結婚肖像画
イサーク・マッサ夫妻の結婚肖像画
フランス・ハルス椅子の背もたれに腕を置いた独特のポーズと、表情の描き分けが巧みだったフランス・ハルス。やはりレンブラントらとほぼ同時代人です。ハールレムの富裕な商人であるマッサが市長の娘と結婚した際の作品。戸外での結婚肖像画というのは、当時としては型破りもいいとこだったとか。
青衣の女
青衣の女
ヨハネス・フェルメール手紙や地図はフェルメールが好んだモチーフのひとつであるとともに、当時のオランダの流行も示しています。やはり高価な青の絵具を使った、シンプルな構図の室内画。柔らかい光の表現が見事な作品ですね。
聖パウロに扮した自画像
聖パウロに扮した自画像
レンブラント・ファン・レインレンブラント55歳、経済的に破綻し持ち家も手放した後の自画像。闇の中にわずかに光の指す彼独特の表現の中、そこには諦めにも似た表情が浮かんでいます。聖パウロは「異邦人の使徒」とも言われ、その名のとおり異教徒への熱心な伝道で知られる聖人。
エルサレムの街の崩壊を嘆くエレミヤ
エルサレムの街の崩壊を嘆くエレミヤ
レンブラント・ファン・レイン自身が晩年に苦労したせいか、「老い」を崇高に描いたレンブラント。緻密に描かれた額のシワや白髪の描写が特徴的です。エレミヤは旧約聖書に出てくる有名な預言者のひとり。イスラエルの民にたいして、バビロニアの侵攻を預言してみせたため不興をかってしまい、迫害を受けました。
恋文
恋文
ヨハネス・フェルメール壁にかかる風景画から、届いた恋文の差出人は船員であることを連想させる作品。海洋国家のオランダならではのモチーフ。当時のオランダは小国ながら開明的な国で、経済による世界帝国を築いていました。経済力はあっても軍事力はなかったわけで、強大な海軍を持つイギリスに取って代わられるまでの短い繁栄…。
人間の堕落(アダムとイブ)
人間の堕落(アダムとイブ)
コルネリス・ファン・ハールレム時代は少し遡って16世紀、オランダがスペイン・ハプスブルク家から独立した頃の作品。ハールレムは同名のオランダ北西部の都市ハールレムを代表する画家のひとりです。アダムとイブを誘惑するために忍び寄るサタンを、マニエリスムに特徴的なポーズで描いています。
威嚇する白鳥
威嚇する白鳥
ヤン・アセリンディエップ出身の画家。活躍はアントワープなどで。この躍動感あふれる白鳥の作品は彼の代表作です。オランダ独立のシンボルとして扱われ、卵のひとつには「わが祖国」、巣を狙う犬には「祖国の敵」といった具合に、代々の絵の所有者が筆を加えているとか。絵の祈りが通じたのか、オランダはスペインとの戦争に勝利(八十年戦争)、独立を掴みます。ちなみにこの肖像画はレンブラントのスケッチです。
マグダラのマリア
マグダラのマリア
ヤン・ファン・スコーレルレンブラントより少し前の16世紀オランダの画家。最初期のイタリア・ルネッサンスをオランダに紹介した画家と言われています。マグダラのマリアは元娼婦とも、キリストの愛人とも、13番めの使徒とも言われる謎の女性。多くの画家が好んだ人気のあるモチーフですが、抱えてる香油壺が彼女の象徴です。
三王礼拝
三王礼拝
ヘールトヘン・トット・シント・ヤンスネーデルラントのライデン出身の15世紀頃の画家。聖ヨハネ騎士団の祭壇画を多く残したことから、聖ヨハネ騎士団の修道士だったという説も。キリストの生誕を祝いに来た東方の三博士を描いた作品ですが、それぞれ違う肌の色で描かれ、ヨーロッパ、アジア、アフリカを表してると言われてるでヤンス。
マグダラのマリア
マグダラのマリア
聖トマス・アクィナスの肖像画などで知られる、今回唯一のヴェネツィア人である、カルロ・クリヴェッリ。やはり肖像画が見当たらず…。ミステリアスな表情で描かれたマグダラのマリアは、彼の代表作のひとつ。やはり香油壺を持っています。
管理人@博士ちゃんねる
夜のアムステルダムというわけで、夜のアムステルダムをバックに今回はこれでおしまい。
やはりヨーロッパの古い街並みはとてもロマンチックで良いですよね。日本にはこういう古い街並みはほとんど消えちゃって寂しい。
こういう時だけ、ヨーロッパが羨ましいです。

それではまた次回!
オランダ語では「ウ・ジュルン・イェ・ウィア・ジェン(We zullen je weer zien)」…と言ってるように聞こえます。(適当) 夜のアムステルダム

ハイ、そんなわけでこのシリーズももう8回もやってるんですね。
最初のうちは、いろんな国をひととおり回ってみようと思ってるので、フランスのルーブルとか、イギリスのナショナル・ギャラリーとかは、しばらく後の方になりまーす。

今回も時間がなくて急いでまとめたんで、チラホラミスがありそう。
管理人はレンブラントとフェルメールが大好きなので、まとめてて楽しかったです。

さて、オランダですんで、管理人はオランダ語といっては
イェ・ヒプト・アーグ・ヴィト・タンデン(Je hebt erg witte tanden.)
オム・イェ・ベータ・メ・オプ・テ・エトン(Om Je beter mee op te eten.)
のふたつしか知らないですね。
前者は「君の歯はとても白いんだね」で、後者は「その白い歯でアナタを食べちゃったほうがマシね」という、恋人たちの決まり文句なんだそうです。
メグ・ライアン&アレック・ボールドウィン主演の「キスへのプレリュード」という映画で得た、どこで使うのやらまったくわからなかったムダ知識。今よーやく役に立ちました。笑

次回はそろそろピレネー山脈を超えてイベリア半島あたりに行ってみたいですね、ウフフフ。
アムステルダム国立美術館 (スカラ みすず美術館シリーズ)
エミール メイエル
みすず書房
売り上げランキング: 870,400

関連記事:

元スレ:---

人気サイト様 最新記事

博士ちゃんねる ヘッドライン

    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.10.12 9:25
    連休にぴったりな記事。
    絵画のことはよく分からないけど、楽しいかったです。
  1. トラックバックはまだありません。


コメ欄での議論はおおいにけっこうですが、当サイトではドクター同士の罵り合いは禁止となっております。反論する際には、相手の意見・人格を尊重し、どうぞ冷静に。