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そうだ!美術館へ行こう!第9回『プラド美術館』 @ [美術系独自まとめ]


そうだ!美術館へ行こう!第9回『プラド美術館』 @ [美術系独自まとめ]
管理人@博士ちゃんねる
Carmen - Habanera (Anna Caterina Antonacci, The Royal Opera) ジャンジャカジャカジャカジャカジャカ…(ギター)
ペキョペキョペキョペキョ…(カスタネット)
オーレィ!

…というわけで、今回の世界の美術館シリーズ、スペインは情熱の都マドリッドから「プラド美術館」の特集です。

スペインの誇る大美術館ということで、絵画ファンなら誰でもご存知の有名作がズラリ。

スペインと言えば、フラメンコ、フラメンコといえばカルメン。
BGMは、ビゼー作曲のオペラ「カルメン」より有名な、ハバネラのアリア「恋は野の鳥」より。

ハバネラというのは作中では、恋に奔放で情熱的な美女!として描かれるんですね。
昔のオペラ歌手は太ってる方が声量が出て良いとされていたので、外見と役柄のミスマッチに悩んだ聴衆も多かったろう…とか余計な心配してしまいます。
最近のオペラ歌手はほっそりしてて、キレイな方も増えましたよね。
動画のアンナ・カテリナ・アントナーチというソプラノ歌手も、ハバネラ役で有名なんだそうですが、オペラ業界ではまぁ美人の範疇ではないでしょうか。(心の目で見るんだ!
観光案内
プラド美術館・所在地だんだんめんどくさくなって手抜きになってきた恒例の観光案内。
マドリッドはスペインの首都なんですが、スペインのほぼど真ん中に位置しており。プラド美術館はさらにそのマドリッドの中心地にあります。言うなれば「スペインのおへそ」です。
ちょっとねぇ、管理人はあんまりマドリッドに詳しくなく、聞いたことのあるランドマークがないですねぇー。ただ、この付近は博物館とか美術館とかめちゃくちゃいっぱいあるようです。(適当)

Googleマップでいうとこのあたりです。
外観と歴史
プラド美術館・外観見た目はこのように、ギリシャのパルテノン神殿みたいになってますね。 プラド美術館・外観元は1758年、スペインのカルロス3世によって、自然科学博物館として建設された建物なんですが、博物館としては使われず、1819年王立美術館として開館。主に、フェリペ2世、フェリペ4世のフランドル絵画のコレクションを元手にスタートしてます。

「プラド」というのは「草原」という意味なんですが、最初はこの通り、えらい閑散としてたぽいですね。マドリッド都市計画の中心的存在にもなった模様。
内装
プラド美術館・内装トップ絵で、入り口入ってすぐの神殿調な目抜き通り?を出してしまったので、こちらはギャラリーのひとつ。
20世紀に入ってから、少なくとも3回ほど大きな改装・増築工事をしているらしく、かなり新しめというか、傷みがほとんどないんですねぇー。
主な所蔵作品
3万点以上のコレクションを誇る、大きな美術館です。
基本的に中世から近代まで、ゴヤ、ベラスケスなどのスペインの画家の作品が多いですが、元スペイン領ということでフランドルの画家も、また近隣ということでイタリアの画家も…範囲はけっこう広めです。
有名な作品を中心にご紹介しまーす。
ラス・メニーナス
ラス・メニーナス
ディエゴ・ベラスケス当美術館で最も知られた作品。ベラスケスはスペインのフェリペ4世に仕えた画家ですが、中央に描かれているのはマルガリータ王女と女官たち(ラス・メニーナスとは「女官たち」という意味です)。談笑中の女官たちがなにかに気を取られてこちらを見る、その視線の先には、奥の鏡に写ってるお父さんが…という一瞬を捉えた作品。
悦楽の園
悦楽の園
ヒエロニムス・ボス「ボッシュ」とか「ボッス」という風にも表記しますが、彼の代表作。フランドルの画家ですが、スペイン国王のフェリペ2世は彼の熱烈な大ファンだったので、このマドリッドに作品が多数存在します。中央が現世、左がエデンの園、右が地獄を描いていると言われます。
ゲルニカ
ゲルニカ
パブロ・ピカソプラド美術館別館に展示されていましたが、現在は「国立ソフィア王妃芸術センター」に展示されている、日本人ならかなりのひとが知ってる作品。スペイン内乱の際、ナチス傀儡のフランコ政権の理不尽な暴力に憤って書いたとされます。内乱の間はニューヨーク近代美術館に貸与され、81年に里帰りしています。
裸のマハ
裸のマハ
フランシスコ・デ・ゴヤベラスケスと並んでスペインを代表する巨匠のひとり。当時、女神などに模した裸婦像は股間を薄い布などでさりげなく隠すのが普通だったわけですが、このように丸出しにする例はほとんどなかったそうです。またこの作品は女神でもなんでもなくただの女性…というわけで、後にゴヤはこの件で異端審問で告発されたこともあるとか。
着衣のマハ
着衣のマハ
フランシスコ・デ・ゴヤ「裸の…」とまったく同じ構図で描かれた着衣バージョン。フェチ心をよくわかっています(?)。ローランサンはこれを評して「スペインの女は惑わせるのが得意。でもゴヤの方が一枚上手」と言ったとか。このマハなる女性の正体はよくわかっていません。一説にはゴヤの奥さん説も。
受胎告知
受胎告知
エル・グレコエル・グレコ晩年の傑作。彼らしい劇的で力強い筆致の中に、繊細な聖母マリアの表情がステキですね。この作品は多くの画家にインスピレーションを与えたらしく、ティツィアーノなどもまったく同じモチーフ、構図を用いた作品を残しています。「受胎告知」というのは、聖母マリアがキリストを身ごもったことを大天使ガブリエルが伝えにくる聖書のエピソード。
死の勝利
死の勝利
ピーテル・ブリューゲル大ブリューゲル晩年の傑作。16世紀中頃即位したスペイン王のフェリペ2世ですが、おとーさんのカルロス1世が戦争バカだったので、即位した瞬間に破産。財政を強化するため実入りの良いフランドル地方への弾圧を強め、フランドルはこれに反発するのですが、その様子を描いたと言われています。これをきっかけとしてフランドル地方の特に北部は独立への機運が高まっていきます。
カール5世騎馬像
カール5世騎馬像
ティツィアーノ・ヴェチェッリオティツィアーノの非常に有名な作品。ミュールベルグの戦いの戦勝記念として、神聖ローマ帝国皇帝のカール5世(スペイン王としてはカルロス1世)が作らせました。茂みの中からのっそり現れるカール5世の勇ましい姿は、まさに「カトリックの守護者」。アゴがでかいのはハプスブルク家が長年受け継いできた身体的特徴です。
受胎告知
受胎告知
フラ・アンジェリコフラ・アンジェリコ初期の作品と言われています。以前、ウフィツィ美術館の時に、管理人が間違って出してしまった、サン・マルコ美術館の「受胎告知」と構図が酷似していますね。再掲しておきます。
受胎告知
王妃マリアナ・デ・アウストリア
王妃マリアナ・デ・アウストリア
ディエゴ・ベラスケスベラスケスが仕えたフェリペ4世、オーストリア・ハプスブルク家から迎えた2番めの王妃。姪にあたります。出産直後、17歳の頃の作品です。金モールをあしらった豪華な衣装で、当時のスペイン王族の流行が伺えます。この王妃との間に生まれたのが上述のマルガリータ王女。
我が子を食らうサトゥルヌス
我が子を食らうサトゥルヌス
フランシスコ・デ・ゴヤゴヤの代表作。14点からなる「黒い絵」と呼ばれる連作の中のひとつです。サトゥルヌスはギリシャ神話ではクロノスとも呼ばれる農耕の神ですが、貪欲と性欲の権力の象徴。元はギンギンのち○こも描かれたそうですが、後に塗りつぶされたとか。
1808年5月3日
1808年5月3日
フランシスコ・デ・ゴヤこちらもゴヤの代表作。またの名を「プリンシペ・ピオの丘での銃殺」。ナポレオンのフランス軍に対抗して処刑される瞬間を描いた躍動感あふれる劇的な作品で、真ん中の男性の手のひらにある傷は、磔刑にされたキリストの暗示なんだとか。
自画像
自画像
アルブレヒト・デューラー当サイトでデューラーの自画像として使用している、26歳の頃の自信に満ち溢れた自画像。イタリアで修行して、レオナルド・ダ・ヴィンチに触発されて描いたと言われています。もうひとつのイエス・キリストを模して描いたと言われる、有名な中年の頃の自画像はキリストの肖像画として使っています。(一度コメント欄でツッコまれたことあるけどわざとです)
三美神
三美神
ラファエロ・サンティ「三美神」というテーマの作品は何回も出てるからもう解説はいらないかと思いますが、こちらはラファエロバージョン。左右対称のバランスのとれた構図で、女性のルネサンス的な美の究極がここに。他にもたくさんあるので興味のある方は「The Three Graces」などのワードで検索してみてネ。
三美神
三美神
ピーテル・パウル・ルーベンスこちらはルーベンスバージョン。ボッティチェリの「春」から着想を得たと言われる作品です。とりあえず三美神というと、とりあえずお尻を強調しなければならない、というわけで、昔の巨匠は尻フェチが多かったんでしょう。
干し草の車
干し草の車
ヒエロニムス・ボス本名は「イェルーン・ファン・アーケン」。「ボス」というのは出身地であるフランドル地方のスヘルトーヘンボスより。この作品も左はエデンの園で誘惑されるアダムとイブ、及び失楽園、右が地獄、中央が欲に支配された人間たちの現世…という感じの祭壇画です。
十字架降下
十字架降下
ロヒール・ファン・デル・ウェイデン初期フランドルの画家ファン・デル・ウェイデンの代表作のひとつ。「十字架降下」は画家たちの好んだテーマのひとつで、磔刑に処されたキリストを十字架から降ろす時のイベント。涙にくれる弟子たちを克明に描き、涙で悲しみを表現した最初の画家、とも呼ばれます。
窓辺にたたずむ少女
窓辺にたたずむ少女
サルバドール・ダリやはりスペインを代表するヘンt…ゲフンゴフン、偉大な画家。現代シュールレアリスムを代表する画家で、独特の画風の作品が多いです。たぶんこのひとも作品をつぶさに見る限り、尻フェチ間違いない。これは21歳の作品です。
大自慰者
大自慰者
サルバドール・ダリ原題は「The Great Masturbator」といい、そんなタイトルがあるかよwwって感じですが、思春期の男の子のドロドロした欲望に満ちた内面を、うまく表してるんじゃあないでしょうか。バッタのお腹にアリさんが群がってるんですが、アリはダリが好んだモチーフのひとつ。
花輪の中の聖母子
花輪の中の聖母子
ヤン・ブリューゲルピーテル・パウル・ルーベンス
大ブリューゲルの息子であるヤン(父)は、花の静物が得意だったため、「花のブリューゲル」とも呼ばれています。これは回りの花輪をヤンが、真ん中の聖母子をルーベンスが…といった具合に描かれた作品。ヤンは他の画家からも「花の絵を描いてくれ!」と引っ張りだこだったそうです。
女神アルテミス
女神アルテミス
レンブラント・ファン・レインレンブラント28歳の作品。この絵のモデルでもある、古美術商の娘サスキアと結婚したばっかりの頃です。アルテミスはギリシャ神話に出てくる月・狩猟・貞淑の女神。知恵の女神アテナ、乳神竈の女神ヘスティアとならんで三大処女神と呼ばれています。
聖アントニウスの誘惑
聖アントニウスの誘惑
ヨアヒム・パティニールクエンティン・マサイス
こちらも、風景画家として名高いパティニールと、肖像画家として名高いマサイスの合作です。こういうコラボ作品というのはそんなに多くないので楽しいですね。どちらもアントワープの画家です。聖アントニウスは、砂漠にこもり数々の苦行で知られる聖人。その苦難に満ちた放浪生活は画家たちが好んだテーマのひとつです。
アダムとイヴ
アダムとイヴ
アルブレヒト・デューラーデューラー2度めのヴェネツィア訪問の直後に描かれた作品。新しい人体理論に基づく9頭身にて描かれたアダムとイブは、暗い背景から浮き上がり、生命力に満ちた傑作と言われています。
無原罪の御宿り
無原罪の御宿り
バルトロメ・エステバン・ムリーリョムリーリョが好んで描いたテーマのひとつである、「無原罪の御宿り」というのは、聖母マリアが神様の特別のはからいで、人間が誰しも持つ「原罪」の汚れを持っていないということ。11歳で孤児となったムリーリョは、貧しい人々への慈愛に満ちたやさしい輪郭の作品を残しました。
ロザリオの聖母子
ロザリオの聖母子
バルトロメ・エステバン・ムリーリョやはりムリーリョが好んだテーマのひとつ。セビーリャの女性に模して描いたとも言われる聖母マリアは、幼いキリストをしっかりと抱いて硬い表情です。
神の子羊
神の子羊
フランシスコ・デ・スルバランスペイン絵画黄金時代(17世紀頃)まっただ中を活躍したスルバラン。カラヴァッジオ風の陰影表現に影響を受けたと言われ、主に宗教画や静物画に優れていました。この子羊は、人間の罪を贖うキリストの象徴ともなっている小道具。緻密に書き込まれた羊毛が素晴らしい逸品です。
聖女カシルダ
聖女カシルダ
フランシスコ・デ・スルバラン静物画が得意なスルバランですが、この聖女カシルダについては思い入れがあったらしく、同タイトルで複数の作品を残しています。カラヴァッジオ風ですねー。聖女カシルダは、9世紀頃イスラム教からキリスト教へ改宗したムーア人の王女です。この衣装は当時のセビーリャ地方の貴婦人の間で流行った豪華な衣装。
管理人@博士ちゃんねる
夜のマドリッドというわけで紹介しきれなかった作品も多いですが、今回も夜のマドリッドを背景にここでおしまい。
マドリッドはスペインの首都だけあって、思った以上にずっと都会でビックリしちゃう。(ひつれい)
夜景もすごく美しい街ですので、ゼヒゼヒお金と時間のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

それではまた次回!
スペイン語ではいくつか言い回しがあるんだそうですが、「ノス・ベモス(Nos vemos)」という風に言うみたい。

管理人はスペイン語は全く分からず、「アンダーカバー・ブルース」という映画で知った「ムエルテ(muerte)」くらいしか知りません。スペイン語で「死」という意味なんですが、こう中途半端だと、頭の中の外国語辞典が偏って困ります。

というわけで、世界の美術館第9回でした。
管理人はもちろん見たことはないんですが、本場のフラメンコっていうのはすっごく良いらしいですね。なんか感動して「絶対泣いちゃう」って言ってましたよ。

アレクサンドリアの聖女カタリナ(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ)
ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像(ドメニコ・ギルランダイオ)
聖女カシルダ(フランシスコ・デ・スルバラン)
お隣のティッセン美術館にも素晴らしい作品があり、上記「アレクサンドリアの聖女カタリナ」「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」や「聖女カシルダ」なんかも良いんですが、プラドの所蔵ではないので、巻末にてオマケ。

次回どこ行きましょうかね。
もうたいがいヨーロッパ中回っちゃったんで、小国にも顔出しつつ、イタリア、フランス、イギリスも再度行きましょうか。
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    • ※1 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.11.17 22:24
    やっぱりプラドは良いですねえ、程よく有名、程よくゴテゴテで。
    現在、東京駅前(三菱一号館美術館)に出っ張ってきていますから、
    なかなかタイムリーですね。
    近くに住んでいながら、ボスの絵が生理的に受け付けないので行けてないですが。
    • 東京に来てるんですか!?これはちょうど良かったです。
      東京はホント、いっつも良い展覧会があって羨ましいですね~
    • ※3 : ドクター・ノオ・ネーム
    • 2015.11.22 9:29
    連休になると見てしまう美術系まとめ。
    続いてほしいな。
    • ヨーロッパ中心ですが、他にネタがないので、たぶんダラダラ続くと思います。
      美術館に行った気分になってもらいたいもの。
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