極限環境で生活する生き物について語りましょう
極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。
・クマムシは乾眠状態になると
乾燥、低温、放射線、高圧、真空に耐える。・2014年、
ロシア宇宙ステーションの外壁から生きた海洋性プランクトンが発見された。・深海には熱水噴出孔から出る各種硫化物を合成するバクテリア、それを体内に飼うチューブワーム、バクテリアを餌にする端脚類、カイアシ類、それを餌にする巻貝、エビ、カニ、魚類、それらを餌にするタコなど
太陽エネルギー(光合成)に依存しない生態系が存在する。

・デイノコッカス・ラディオデュランスは
強力なDNA修復機構により放射線に耐えることができる。
・地球上のほとんどの生物が利用するエネルギー源(光、酸素、炭素)がまったく存在しない2.8kmの地下に生息する棒状の生物デスルフォルディス・アウダクスウィアートルは
ウランの放射線からエネルギーを得ていた。
・普通の動物では皮膚が爛れる強アルカリ性、40度の水温、非常に塩分濃度が高いナトロン湖には
環境に適応した藍藻類、それを餌にする1種類の固有魚キクラとフラミンゴだけが生息する。
・2009年グリーンランドにある氷河の
約3.2km下層の氷内から鞭毛を持つ桿菌Herminiimonas glacieiが発見された。・2017年地球最深部マントル近くの岩石から湧き出る水の中から
呼吸を司る遺伝子がない未知のバクテリアが発見された。・
50年間雨が降らないアタカマ砂漠に住むendolith
・雨も植物も少ない北アメリカ南部の砂漠に住むカンガルーネズミは、
餌から得た水素と呼吸で得た酸素を体内で合成して水を作るから生涯一度も水を飲まなくても生きられる。
・レンソイス・マラニャンセス国立公園の砂漠には
乾期に干上がり雨期にできる湖があり、そこにはラゴ・ペイシェという魚が住んでいる。
・貝類中で最も地底深く(地下1km)に生息するカタツムリZospeum tholussumは視覚が無く、少ない餌でも生きていけるように代謝を低くしたため移動能力もほぼ無く、
精一杯動いても数週間に数mm。
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