『女吸血鬼カーミラ』を読んでみたが、劇中の吸血鬼の研究をしてる男爵の言葉で、「吸血鬼は地域によって特徴が違う」
「イギリスでは、吸血鬼になった男性が、そのまま家族と何年も一緒に変わらず生活していた事があった。放って置くと血が冷えるので、定期的に美女の生き血を飲んだ」
「ロシアでは、吸血鬼化した人間がしばしば愛しい人の傍に現れた」
「若くして死んで吸血鬼になった男性は、夜毎に妻の元に逢いに来た」
「美少女の吸血鬼が若い男性に恋をして、彼を吸血鬼の仲間に引き入れて二人は結ばれた」
「フランスでは、美少女の吸血鬼が若い修道士に恋をしたが、その修道士に正体を見破られ、墓を暴かれて滅ぼされた」
というような、
それぞれが話を膨らませて一つの物語を作れそうな吸血鬼譚を実にさらりと語ってたな。 吸血鬼の話って結構何でもありで良さそうだね。
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